【TGS2014】完成度100%!『ケイオスリングスIII』PS Vita版プレイリポート

2014-09-18 21:18 投稿

スマホが携帯ゲーム機と同レベルになりつつある

2014年9月18日より幕張メッセで開催中のTGS2014。スクウェア・エニックスブースでは多くのスマートフォン向けタイトルの試遊台が設置されるなか、『ケイオスリングスIII プリクエル・トリロジー』(以下『ケイオスリングスIII』)、『デッドマンズ・クルス』に関してはPS Vita版も遊ぶことができるようになっていた。

ここでは『ケイオスリングスIII』PS Vita版のプレイリポートをお届けする。

[関連記事]

『ケイオスリングスIII』最新プレイ動画を加藤Pの解説付きで一挙公開

【TGS2014】撃ってる感強し! 『デッドマンズ・クルス』PS Vita版プレイリポート

PSvita専用タイトルと聞いても違和感ナシ

TGS2014に出展されている『ケイオスリングスIII』にはセーブデータがふたつあり、ひとつは完全に初期状態のもの、もうひとつはある程度レベルが上がっていて、所持品も潤沢ないわゆる”強いセーブデータ”だ。

初期状態のデータではゲームの導入部分を楽しみ、強いデータでは迫力満点のバトルなどを楽しめるようになっているというわけ。

本作のゲームモードは、マップを移動して敵と戦ってストーリーを進めていく”シナリオモード”と、戦闘のみを行ってカードやアイテムを集める”バトルモード”のふたつ。このふたつはプレイ中であってもテレビのチャンネルをザッピングするように切り替えることができる

たとえば会社帰りの電車のなかでバトルモードをプレイして、家についたら戦闘中でもシナリオモードに切り替えてガッツリとストーリーを楽しむといった遊びかたができるのだ。

操作はもちろんPS Vitaに搭載されているスティックやボタン、操作キーで行えるが、タッチパネルにも対応しているので、コマンドをスティックなどで移動せずともタッチ一発で選択できるのは非常に遊びやすく感じた。本記事のプレイ動画でもボタンとタッチを併用しているスムーズな操作を確認できるはずだ。

また、なによりも滑らかなグラフィックには驚かされた。バトルシーンやマップの移動シーンなどをご覧いただければ”ふつうにHDゲーム機のRPG”と感じてもらえると思う。

バトルモードを動画でチェック

ノーマル

最初の動画はバトルモードのノーマルモードをプレイしたもの。ノーマルバトルは勝ち抜き戦形式となっており、つぎつぎと登場する敵を撃破していく。

スペシャル

つぎの動画はスペシャルバトルをプレイしたもの。こちらは期間限定で受けられるバトルで、強力なボスなどとのバトルになる。勝利することで装備品やカード(ジーン)をドロップすることがあり、これらはすべてシナリオモードに戻っても使うことができる。

なお、スペシャルバトルでは強さが足りず、ボコボコにされてしまったので、途中でエスケープしている。

▲めちゃくちゃ強敵でした……。

シナリオモードを動画でチェック

シナリオモードはクエストを受注して、条件を満たすことでクリアーしていく。シナリオを進めるクエストもあれば、受けるのは自由なサブクエストも多数ある。シナリオを受注するとマップに移動し、マップ内を移動中に敵とエンカウントしてバトル、という流れとなっている。

バトルではシリーズおなじみの“ジーン”も使用可能。本作のジーンはカードに込められた人物の力を引き出して使うというものになっており、使用の際にはカードのキャラクターのカットインが挿入される。

なお、装備するジーンによってキャラクターのステータスは変化し、このほかに武器・防具などの装備品やキャラクター自身のレベルなども複雑に絡み合ってキャラクターの能力が構成される。

コンシューマータイトルのような作りを目指してきた『ケイオス』シリーズらしく、本作でも育成を楽しめる作りになっているようだ。

iPad版もプレイアブル出展中

これまでPS Vita版の動画を通じて『ケイオスリングスIII』のプレイレポをお届けしてきたが、今回の東京ゲームショウではiPad版での試遊も可能だ。

記者は両端末でプレイをしたのだが、PS Vita版の後にiPad版をプレイしてみて「ここまでハイクオリティのゲームを、iPadでも遜色なく遊べるのか……」ということを強く実感させられた。

会場に赴いた際には、PS Vita、iPad両方の端末でプレイして、スマホと携帯デバイスの差が確実に縮まっていることを体験してみてもらいたい。

 

プロデューサーの加藤渉氏にプチインタビュー

スクウェア・エニックス
『ケイオスリングスIII』プロデューサー
加藤 渉氏

――かなり注目を集めていますね! 今回はPS Vita版とスマホ版の両方出展されていますが、違いはあるのでしょうか?

加藤 内容的にはまったく同じものです。PS Vitaには物理キーが搭載されているので少しだけインターフェースを調整しています

――すでに配信日が決まっていますが、現在の開発状況はいかがでしょう?

加藤 PS Vita版、iOS版は100%完成しています。Android版のみ少し調整中ですが、こちらも間もなく完成する予定です。

――もう完成しているんですね! それでは最後に配信を待つユーザーに向けてひと言お願いします。

加藤 スマートフォンのゲームでずっとやってきた『ケイオスリングス』シリーズがいよいよゲーム機であるPS Vitaといっしょに展開することになりました。これはより多くのお客様に『ケイオス』シリーズを知っていただきたいという思いから進められたプロジェクトです。PS Vitaで遊んでも確実に満足できる、ほかのゲームと遜色ないスクウェア・エニックスらしいRPGができました。TGSに来て遊んでいただけたら、スマホでやるかPS Vitaでやるか本当に悩むくらいのものになっています。これから配信に向けて情報も出していきますので、楽しみにしてもらいたいですね。スマホのゲームでここまでグリグリ動く3DのRPGは世界初だと思っていますので、そのあたりをぜひ注目してもらいたいですね。

――グラフィックは本当にすごいですよね。解像度も両機種でまったく同じで作られているんですか?

加藤 はい。むしろディスプレイサイズの関係で、スマホで遊ぶほうが解像度はよく感じると思いますよ

――それは本当にどちらで遊ぶか悩ましいですね。配信まであとわずかですが、楽しみに待っています!

 

『ケイオスリングス』ポータルサイトへはこちらから

ケイオスリングスIII プリクエル・トリロジー

ジャンル RPG
発売時期:2014年10月16日発売予定
対応機種:PlayStation®Vita
価格:4800円 [税別](DL版は4300円[税別])
CERO:審査予定
権利表記:©2010-2012,2014 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

ケイオスリングスIII

メーカー
スクウェア・エニックス
配信日
2014年 10月16日配信予定
価格
2800円
対応機種
iOS/Android
備考
プロデューサー:安藤武博、加藤 渉 イラストレーション: 小幡怜央 サウンド : 上松範康(Elements Garden) 開発:メディア・ビジョン株式会社(スマートフォン版)、メディア・ビジョン株式会社株式会社バレット/(PlayStation®Vita版)

Amazon人気商品ランキング 一覧を見る

最新記事

この記事と同じカテゴリの最新記事一覧