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【個人開発ゲームを斬る】『みつけて!おじぽっくる』女子大生と同居するちっさいおっさん

2014-08-25 18:00 投稿

ちっさいおっさん確保!

App storeを“おっさん”で検索すると109件ヒットします。ちなみに“おばさん”では4件、“おばちゃん”では26件です。現実社会では、おっさんキモイ、おっさんクサイ、おっさんダサイと散々なんですが、なぜかアプリの世界では“おっさん”が大人気。本日は、数あるおっさんゲームの中から“いやし系”をご紹介させていただきます。

▲一人暮らし女子あるある

今作の主役、“サトウサトコ”は、1人暮らしの部屋に“ただいまー”と帰る、ごくごく普通の女子大生。なんだか最近、部屋の様子がおかしい。何かが無くなったり、動いていたり。。。もしかして“ストーカー”???

なんかいる!?

▲ご、gokiburi?

“ガサガサガサ!!”部屋のどこかから、気味の悪い音が!どうやらテーブルの上に、“何か”がいるようです。画面を押し続けて、ググッとズームイン!

▲なんかいる!?

ポテチの横に、ちっさいおっさんが?しかもハゲてる!?恐る恐る何度かタップすると、消えていなくなりました。どこに行ったのかなーと、部屋を探していると。。。

▲また、なんかいた!!

“ちっさいおっさんの神様”が浮かんでいました。

神様曰く

神様曰く、この部屋にちっさいおっさん型妖精“おじぽっくる”が迷い込んだ。“妖精水”をおじぽっくるにプシュっと吹きかけて助けてやって欲しい、とのこと。

大学も長期休暇に入ったし、見つけたら何でも願い事を叶えてくれるって神様も言ってるし、サトコは部屋中のおじぽっくるを見つけ出す事にしました。

▲カーペットにいる?

女子大生の部屋の中を自由に動き回り、隠れているおじぽっくるを見つけましょう

この動きがとてもスムーズ&ダイナミックで、“ラジコンヘリに取り付けられたカメラ映像”を見ているような気分になります。カメラを移動させて、高い所から全体を見渡したり。

▲向かいのベッド、そんなところにいるはずもないのに

ベッドの下にグググっと潜り込んだりして、隅々まで部屋の中を探すと。。。

▲いた!
▲タップして妖精水をプシュ!

おじぽっくる発見!

タップして妖精水を何度か吹きかけると、おじぽっくるが逃げ出し、その場に“ハート”が残ります。これはおじぽっくるの“感謝の気持ち”らしいので、タップでありがたく頂戴しましょう。ハートが貯まると、新種のおじぽっくるが出てきたり、おっさんの好物が部屋に発生するようになります。おっさんの好物を拾い集めると、ハートが少し貯まります。

おじコンパス

▲おっさんがおっさんの居場所をナビ

“間違い探し”など“探す系”のゲームは、一度ハマるとどうしても答えが見つからない場合があります。おじぽっくる探しも、たまにそんな“思考のアリジゴク”に陥る事も。

そんな場合はハートを消費して、“おじコンパス”を購入し、おっさんの場所を教えてもらいましょう。ストレス無く楽しむことができるココロ配りでやる気が継続します。

魔法の杖

▲パルプンテもビックリ

ハートを消費して使用するアイテムはもう1つあり、その名も“魔法の杖”。これは使ってみないと何が起こるかわかりません。今回は運良く、部屋中に“ポテチ”が大量発生して、ハートをたくさんゲットできました。

いろいろなおじぽっくる

▲コップのプール?
▲ソファーの背もたれで爆睡?

おじぽっくるはその場でじっとしているだけではなく、生活しています。ちょこちょこ動いて、高い所を登ったり、飛び降りたり、座って佇んだり、鼻ちょーちん出して寝たり。なんだか妖精水をかけて起こすのが可哀想になるほど、どんどん感情移入してしまいます。

▲ソファーの背もたれで爆睡?

気がつけば、おじぽっくるの後ろをストーキングしてました。おじぽっくるが2体同じ画面に出現すると、なんとも言えぬ興奮を覚え、脳内で会話させたりしました。だいぶヤバイ状態です。

▲この原稿書いているのも深夜。

そんなこんなで1日ずっと遊んでいると、画面の明るさに変化が。どうやらリアルタイムの時間とリンクしているようで、昼はカーテンを開けて明るく、深夜は真っ暗に。なんともニクい演出です。

あまりにハマりすぎて、このままでは「私、サトウサトコ!」って叫んでしまいそうなので、この辺でゲームを一旦終了し、開発された“appliss”さんにイロイロ聞いてみました。

Q1.『脱出ゲーム CUBIC ROOM』シリーズが人気なんですが、なぜ“収集”ゲームにチャレンジされたのですか?

『CUBIC ROOM』シリーズは1ステージ型の脱出ゲームなので、大半の人がクリアしたらアプリを消してしまうということもあり、いつか長いこと遊んでもらえるアプリを作りたいと思っていたんです。あと謎ばかり考えるのに疲れてしまって(笑)

Q2.癒しが欲しかったんですね! どうして“おっさん”なんですか?

定期的にAppStoreで“おっさん”、“おやじ”、“おじさん”をテーマにしたものがランクインしているのを見て“脱出ゲーム”や“にゃんこ”のように、このワードに反応してしまう層が一定数いそうだなと感じていたので“おやじ”をテーマにしました。

Q3.謎の“おっさん”需要! 制作期間はどれぐらいですか?

7ヶ月ほどかかりました。実は初めは3Dではなく『ウォーリーを探せ』みたいな2Dゲームだったんです。

ただ、物陰から静かにこっちを見てるちっさいおっさんをただ見つけるだけの地味なゲームでインパクトが無さすぎたので“こうなったら3Dで面白いほどおっさんを動き回らせよう!”という方針に切り替えました。そのため大分作り込んでいた部屋画像もすべてお蔵入りにし、イチから3Dゲームの開発を学び始めたんです。

Q4.2Dの方も十分売れそうな気が! 全部1人で作ったのですか?

BGMだけは外注したりフリー音源を使用していますが、企画/デザイン/プログラムはすべて1人で行っています。3Dの作成はBlender/開発環境はUnityでどちらも今年に入ってから独学で勉強し始めたのですがここまで優れたツールなのに無料で利用出来ますし、習得もそこまで難しくないので個人開発者におすすめです!

Q5.ここがウリだ!ココを見てくれ!ってところを教えてください。

何をしでかすか分からないおじぽっくる達の動きです(笑)ゲームが進むにつれて壁を登ったりブレイクダンスを覚えたりもしますが、それとは別にたまに床や壁にめりこんだりと、本来ならバグとして修正しなきゃいけない行動をしでかすんですがちょっと吹き出してしまうような姿なので、あえて修正しないことにしてます。

[参考URL]
https://twitter.com/sn630/status/499712363574984706
https://twitter.com/key_hits/status/500659048396509185

Q6.ソファーの背もたれに寝るのはバグだったんですね! リリース後の反響などあれば。

おじぽっくるのデザインは若い女性ウケする“キモかわいさ”を目指したのですが“キモ”と“かわ”のバランスが難しく、何度も修正を繰りかえしたり、客観的にデザインを再確認するために数ヶ月放置してみたりしました。その甲斐あって、Twitterでの反応を見ていると狙い通りユーザーの大部分が若い女性のようで「想像以上にかわいい!」という声が多くてほっとしています。

Q7.狙い通り! 各おっさんのイメージというか、これを参考にしたってのはありますか?

当初おじぽっくるの顔はそれぞれ異なっていて、個性のある芸能人なんかを参考にしていたのですがたくさんのデザインを仕上げるのに時間がかかってしまう上に、思い通りの“キモかわ”に出来なかったので最終的にベースのデザインを統一して、装飾で変化を出す方向にしました。ベースのデザインを考える上では
・『スラムダンク』の安西先生のような、“おじかわいさ”
・『地獄のミサワ先生』のキャラクターに見られる、顔パーツを中央に寄せることで生まれる、“シュールさ”
・『マリオ』の頭身バランス
など様々な作品を参考にしてデザインを仕上げました。

Q8.ちなみにボツになったおっさんのイメージ画像など、見せてもらえませんか!?

今みても可愛くないですね。デザイン変えて本当に良かったです(笑)

Q9.これは愛せない! 個人的にお部屋に住んでいる女子大生のプロフィールを教えてください。

サトウサトコ。少し天然の入った一人暮らしの大学3年生です。これはメインターゲットのイメージでもあり、ゲームの世界をより身近に感じてもらう狙いがあります。部屋自体も“この部屋なんか私の部屋に似てる!”と共感を得られるように、よくある1Kの間取りと家具配置にしてます。

Q10.そこまで設定があったとは! そう言えば、以前のインタビューで『CUBICROOM4』は“おっさんのアプリが終わった後の夏頃リリース”って仰ってました。夏終わっちゃいますけど大丈夫ですか?

やっぱり指摘されると思ってました!約束守れなくてすみません!おじぽっくるは3ヶ月で終わらせるつもりだったんですが、細かいところにこだわりすぎて倍の時間かかってしまいました!でもその分、クオリティを上げることが出来たと思っています。ちなみに夜になるとドア近くのスイッチで電気をオンオフできるようにもなってます!

Q11.余計なこと聞いてすみません! 最後に何か一言、よろしくお願いします!

“ガチャポン”におじぽっくるを閉じ込めて日本中にばらまくのが夢です! 玩具メーカーの方、いつでもご連絡お待ちしてます!!

女子大生はもちろん、おっさんのハートもわしづかみしてしまったおじぼっくる。『妖怪ウォッチ』の次にクルかもしれません。玩具メーカーさん、早いもの勝ちですよ!

開発者さんのTwitterアカウントはこちら!:@Appliss

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※【個人開発ゲームを斬る】『CUBIC ROOM3』ブロックで創られた世界からの脱出

■あぷまがどっとねっと
(あぷまが)

「すべてのアプリにチャンスを!」との思いから、藤田武男氏が個人開発者が開発したアプリを中心に紹介している情報サイト。ほかでは見つからない“お宝アプリ”が“あぷまが”なら見つかるかも! ちなみにイラストは、あぷまがのマスコットキャラ、アイロニー。


※あぷまがへのアクセスはこちらから

みつけて!おじぽっくる

メーカー
appliss
配信日
配信中
価格
無料(アプリ内課金あり)
対応機種
iPhone、iPod touch、iPad、iOS5.0以上 Android 2.3 以上

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