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【注目アプリレビュー】リズムにのってキメろ超必殺技!!『THE RHYTHM OF FIGHTERS』

2014-07-22 19:51 投稿

“格ゲー×音ゲー”想像を超えたコラボレーション

『THE KING OF FIGHTERS』(以後、KOF)といえば、対戦格闘ゲームファンにはおなじみのシリーズです。1994年に1作目の『THE KING OF FIGHTERS ’94』がリリースされ、今年は記念すべき20年目。この節目の年にシリーズの流れをくむタイトルとして、iPhone/Android向けに価格100円[税込]で配信されたのが『THE RHYTHM OF FIGHTERS』(以後、ROF)です。

さてこの『ROF』、はたしてどんな格ゲーに仕上がったのかと思いきや、予想の斜め上をいく音楽ゲーム、いわゆる“音ゲー”としてのリリースです。まぁこの『KOF』シリーズは、過去にもパズルやクイズでの頭脳戦、最近ではKOFファイターが空を飛びつつ弾を撃って敵を倒したりもしてますから、音ゲーになったことでいまさら動じるファンはいないでしょうね。

とはいえ気になるのは“音ゲーとしておもしろいかどうか”ということ。しかもこの『ROF』にはシリーズの他作品と同様、格ゲーとしての要素もしっかり用意されているといいます。およそ接点がなさそうなふたつのゲームジャンルが、はたしてどのように融合されたのか、気になるポイントを挙げつつその魅力を探っていきましょう。

音楽で戦う新感覚の格闘バトル

ここでは『ROF』のゲームシステムについて解説します。とはいえ、他の音ゲーのシステムと比較すると、『ROF』はかなりシンプルな部類に入ります。『KOF』シリーズは好きだけど音ゲーは知らなくて……というファンの方であっても、苦労することなく楽しめるでしょう。

プレイ画面は『KOF』の対戦画面を思わせるもので、ふたりのキャラクターが対峙しています。向かって左側がプレイヤーキャラクター、右側が対戦相手のAIキャラクターですが、音ゲーなので直接操作することはできないため、あまり気にする必要はありません。重要なのは画面中央に配置された楕円形のメインライン。このメインライン上に、メロディとリズムに合わせて時計回りに各種ノートが出現します。

▲中央に位置している楕円がメインライン。最低でもここだけ注目していれば、ゲームを進めることができる。

ノートは、おもに以下の4つの種類があります。いずれも出現直後から、各ノートにかかったガイドラインが音楽の流れとともに縮んでいきます。

【タップノート(赤色)】
ガイドラインが消えたタイミングで、画面をタップすると成功になります。

【フリックノート(青色)】
ガイドラインが消えたタイミングで、指定された方向にフリックすると成功。上下左右だけでなく、斜め方向もあるので注意しましょう。

【ロングノート(緑色)】
ガイドラインが消えたタイミングから画面をタップし続けると、メインラインに沿ってノートが時計回りに移動。終点でタップを解除すると成功します。なかには終点がフリックノートになっているものもありますが、その場合は指定された方向にフリックすればオーケーです。

【必殺技ノート(金色)】
基本的には上記3種類のノートと同じ。ただしある程度の数が連続で配置され、そのすべてをHIT判定以上で成功させることにより、『KOF』シリーズでおなじみの“超必殺技”が発動します。

▲麻宮アテナの超必殺技、シャイニングクリスタルビットが発動! 大ダメージを与えられるチャンスを逃さないように。

タップやフリック操作をするとき、ノートに指を重ねる必要は一切ありません。むしろ画面上のキャラクターの動きがよく見えるよう、端のほうで行うことをオススメします。というのもこの『ROF』では、ノート入力の成否によって、キャラクターたちが技を繰り出し合い戦うからです。

連続で成功し続けると、プレイヤーキャラクターも連続で攻撃を出して相手にダメージを与え、体力をゼロにすれば撃破。対戦相手のAIキャラクターが追加で登場します。倒した人数が増えるほど、獲得スコアや経験値がグンと伸びるので、狙わない手はないでしょう。逆に失敗ばかりしていると、プレイヤーキャラクターは防御に失敗してダメージを受けます。

▲対戦相手の撃破数は右下に加算されていく。できるだけ多く倒すには、ノート判定で失敗しないことが大切。

音楽が終わった時点で、指定された条件を満たしていればステージクリアー。経験値が加算され、一定量溜まるとレベルアップします。これにより攻撃力や防御力が増加し、バトルをより有利に運べるようになります。さらにステージごとに設定された条件を満たしてクリアーすると、サポートキャラクターが解禁されるなどの特典を得られます。逆に途中で体力が尽きるとゲームオーバーとなり、そのステージは失敗に終わります。

なおノートの入力判定では、タイミングピッタリで“JUST HIT”、多少ずれると“HIT”、大きくずれると“ALMOST”、失敗すると“MISS”と表示されます。何度もプレイを重ねて、流れる曲とノートの配置を覚えるのが、上達へのいちばんの近道です。

どうしてもうまくいかない、という場合は、サポートキャラクターの力を借りるのも手です。ステージクリアーなどで獲得したサポートキャラクターは、あらかじめふたりまでセットしておくことが可能。特定の条件を満たすとプレイヤーにとって有利になる効果を発揮してくれます。

▲懐かしい顔が揃っている多彩なサポートキャラクター。効果の発動条件は、獲得後いつでも確認できる。

以上までを簡単にまとめると、

音楽に合わせてノートをタップorフリック

攻撃を繰り出してダメージ

追加される対戦相手をどんどん倒す

経験値を稼いでより強力な対戦相手に挑む

と、コレだけです。実際にプレイヤーが操作する必要があるのは、最初の部分のみ。格ゲーの経験が一切なくても、戦う爽快感を存分に味わうことができます。もちろん格ゲー経験者、とくに『KOF』シリーズのファンであれば、慣れ親しんだキャラクターたちが戦う様子を、いつもとは違った気軽な心持ちで眺められるでしょう。

▲クリアー後は経験値とともに、ゲーム評価が示される。できるだけ高い評価を獲得できるよう、プレイをくり返すのもいい。

思いがけない取り合わせで生まれた魅力

本作『ROF』をプレイしてみて気づかされたのは、格ゲーと音ゲーの意外な親和性でした。そもそも格ゲーの技コマンド入力、ことに“コンボ”と呼ばれる連続攻撃を確実にキメるときは、リズムよくコマンド入力する必要があります。

いわゆる“ガチャプレイ”に頼りがちな初心者と違って、毎回確実にコンボをキメられる格ゲー上級者は、そもそも音ゲーに対しても優れた素養を持っているハズ。三流格ゲープレイヤーである私でさえそう感じるのですから、上級者にとっては自明の理でしょう。

▲相手からの攻撃のガードは、ノート判定に失敗しない限り自動で行ってくれる。プレイヤーはノート成功に専念しよう。

もうひとつは楽曲そのものについてです。『ROF』に使われている楽曲は、『KOF』シリーズを筆頭としたSNKプレイモア製のゲームや、パチスロ機で流れているものばかり。とくに格ゲーやパチスロ機では、同じ曲を何度も繰り返して聞く機会が多く、メロディやリズムを無意識のうちに憶えてしまいます。

実際私も、名前だけではピンとこなかった楽曲のことを、イントロが流れたとたんにほぼ思い出すという、不思議な感覚を覚えました。このあたりは年季の入ったゲーマーの方ほど、共感していただけるのではないかと思われます。

▲追加楽曲は試聴してから購入できる。“ギースにしょうゆ”のタイトルと曲のギャップがあまりに懐かしく、思わず購入決定。

シンプル操作でありながら、格ゲーと音ゲーの両方を楽しむことができる『ROF』。操作レスポンスも機敏で、ストレスが貯まらないなかなかの良作です。それだけに残念なのは、リリースしてから日が浅いこともあってか、用意されたキャラクターや楽曲がまだまだ少ないこと。

『KOF』シリーズといえば、100人を超えるキャラクターがウリのひとつでもあるだけに、基本3人+課金により3人追加、という状況は正直物足りないところ。また楽曲も数だけでなく、ネオジオ以前のゲームまで網羅していただけると、おっさんゲーマーとしては文句がないところですが……。『サイコソルジャー』の実装を、いつまでも待ち続けております。

(ライター・ぽんせ松本)

THE RHYTHM OF FIGHTERS

メーカー
SNK PLAYMORE
配信日
配信中
価格
100円[税込]
対応機種
iOS 7.0 以降。iPhone、iPad および iPod touch 対応。 iPhone 5 用に最適化済み。Android 4.0.3 以上

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