1. サイトTOP>
  2. ニュース>
  3. 全国から選ばれしアプリクリエイターが激突! SPAJAM2014密着取材(最終日)

全国から選ばれしアプリクリエイターが激突! SPAJAM2014密着取材(最終日)

2014-07-06 19:14 投稿

ハッカソン部門の11チームが成果を発表! はたして!?

※前回の記事はこちら

7月6日、午前9時から行われた“SPAJAM2014”の最終プレゼン(成果発表)。“日本文化を好きになる”というテーマのもと、7月4日の夜から7月6日の朝にかけてアプリの開発に挑んだハッカソン部門の全11チームは、どのようなアプリを生み出したのか? 発表を行ったチームの順番に、その内容などをレポートしよう。ちなみに、プレゼンの時間は5分となっている。

なお、チームの簡単な紹介や作品のコンセプトに関しては、こちらの記事で紹介しているので、未読の方はそちらからチェックしてほしい。

①アンチキラキラ女子チーム

『コケシボーリング』

ダルマを投げてピンに見立てたコケシを倒す、ライトなゲームアプリ。ダルマを投げるときに土下座するサラリーマンの角度を決められるのが特徴。角度とともにダルマを投げる速さも決められ、このふたつによってコケシが何本倒れるか決まる。

日本文化にちなんだアイテムを集めるコレクション要素があるほか、当日は間に合わなかったが、ふたりでスコアを競うモードも実装したいそうだ。

▲暴走したコケシを“だるま使い(テクニシャン)”の女子高生が倒すという設定。サラリーマンが土下座をしているのは、怒られたコケシに謝っているかららしい。

②進撃のDMTC~Attack on Hacker~

『MotenashiMap』

『MotenashiMap』は、外国人がスムーズに日本を観光できるようにするためのサービスアプリ。プレゼンでは、観光に来た外国人のユーザー(Traveler)と日本に住むユーザー(MotenashiGuide)がマッチングする流れが、アプリの写真で紹介された。

機能としては、リアルタイムでのマッチングシステムのほか、場所やジャンル、語学能力などでMotenashiGuideを探せる検索機能を搭載。また、今後はシャイな日本人でも使えるような仕組みも実装したいとのこと。

▲審査員からは、「チャットなどを使って、遠隔でおもてなしできる機能があればいいと思います」といった意見が出ていた。

③グッドラックスリー

『じぱんぐ双六』

スゴロクを楽しみながら、日本のことを知って大好きになれるゲームアプリ。妖怪をモチーフにしたキャラクターを選び、プレイする時間(10分、30分、1時間)を決めてゲームを遊ぶ……のだが、プレゼンではプレイ動画が再生されないアクシデントが発生。ゲーム部分もわりとできていたというだけに、残念な結果となった。

ちなみに、ゲームのほかに“日本文化資料館”という、ゲーム中で集めた資料を閲覧できるモードも用意されているそう。

▲かわいらしいキャラクターデザインは審査員からも高評価。ガンホー・オンライン・エンタテイメントの森下氏は、「漢字をひらがなにするなどUIの調整をすれば、より広い年齢層で楽しめそう」とコメントしていた。

④Circulation

『Cos Pad』

『Cos Pad』はコスプレ投稿サイトのようなアプリで、起動すると人気のコスプレランキングが表示され、コスプレの詳細を確認できる。また、詳細ページでは“萌え(いいね!)ボタン”を押して評価(応援)することも可能。ほかに検索機能やMyページ、コスプレレシピの投稿、ショップ機能などが紹介された。

なお、最初に行われた某県議会議員のコスプレの“茶番(本人たち談)”で時間を取り、最後の締めが発表できないという事態も。しかしながら、その茶番では会場の笑いをおおいに誘っていた。

▲いろいろな用途が実装され、さらなる応用もできそうなところが称賛されていた。

⑤パイレーツ・オブ・イチミヤン ~ポセイドンのめざめ~

『バトルメンコ!』

スマートフォンの加速度センサーを使い、スマートフォンを振るとメンコが打てる機能を実現。リアルに近い感覚でメンコが楽しめるゲームアプリ。

スマートフォンを振るとフィールドにメンコが叩き付けられて、相手のメンコを裏返すというアプリの様子が、スクリーンに映し出された。また、対戦で使うメンコは、バーコードを読み取って生成できるとのこと。負けるとメンコは没収されるそうだが、何度も生成する楽しみもあるようだ。

▲船員のひとりが、船長のジャック・スパロウに反旗を翻す”というストーリーで始まった寸劇つきの対戦解説。期待通り(?)のユニークなプレゼンに審査員も満足。

⑥朝風呂ブラザーズ

『NANI-COLLE?』、『ナニコレ?』

外国人の疑問を解決するお助けアプリ『NANI-COLLE?』と、即答クイズゲームアプリ『ナニコレ?』のふたつを制作。これらのアプリは連動しており、外国人が『NANI-COLLE?』に投稿した質問に、日本人が『ナニコレ?』で回答する仕組みになっている。

アプリの使用風景を紹介する動画では、『NANI-COLLE?』に投稿された“シャンプーハット”に対して、『ナニコレ?』でさまざまな回答が寄せられるシーンを再現。審査委員の吉田尚記氏は、「ネタがおもしろい。多言語化すれば世界中からアクセスが来るかも」と称賛していた。

▲メンバーは、ふたつともほぼ完成したことと、毎日朝風呂に入ったことをアピール。また、プレゼンの時間切れで実現できなかったが、Webデモ体験ができる準備も行っていた。

⑦俺たちアクワイア開発軍!

『地球防衛会社-残業課-』

世界を守るため、残業して怪獣と戦うゲームアプリ。画面の下に表示される“寿司”や“サクラ”など、日本にちなんだ言葉を正しく入力すると、怪獣にダメージを与えられる。用意された動画では、短期間で作ったとは思えないほどの演出やBGMに加えて、言葉を入力するときの“手触り感”のよさも見ることができた。

また、演出の一環として、ドラマティックな展開も実装。「孫のためにも!」や「あなただけでも逃げて」などのセリフを入力すると、キャラクターのカットインが挿入された。

▲「あなただけでも逃げて」のセリフからドラマが発生。「できるわけ無いだろ?」→「ユウジ…」(※プレゼンテーターは岡﨑勇二さん)→「うおおおおおお!」というお約束な熱い展開に、会場からは笑いが巻き起こった。

⑧GONBE

『なんでやねん』

中間プレゼンで、唯一企画が決まっていなかったGONBEが制作したのは、スマートフォンを水平に振ると「なんでやねん」とツッコみを入れるアプリ。「なんでやねん」という日本の言葉は、非常に使い勝手がいいところから発案したという。

ただ、さすがにそれだけではないそうで、場所やテレビ番組など、同じ空間やコンテンツを共有している人とコミュニケーションが取れるとのこと。たとえば、バラエティ番組に出演しているタレントに『なんでやねん』でツッコむと、同じ番組を観ているグループ内でツッコみどころを共有できるほか、瞬間ツッコミ数もわかるそうだ。

▲話の流れで「ゲーム性はないですよ」と語った森下氏に、すかさず『なんでやねん』でツッコみを入れるメンバー。アプリの実用性を証明しつつ、会場を大爆笑に包む笑いのセンスはさすが大阪人。

⑨チームMizuki

『Pieces of Japan』

外国人向けの情報をコンパクトにまとめたカードデータを受信するアプリ。カードデータは、街中に設置された“neo提灯”のビーコンの電波を自動的にキャッチして受信する仕組みで、ほかにもアプリ内容と同期するリアルなカードからもデータを得られる。

配布されるカードには防災情報もあり、非常時には命を守るガイドツールとしても使えるとのこと。ちなみに、なぜ提灯なのかと言うと、もともと提灯には宣伝を行う用途があり、歩行者に対して視覚的にも訴えられるからだろう。

▲五十嵐太清くんによる身振り手振りを加えた勢いのある発表に、聞き入る審査員と参加者たち。中間発表を見て彼のファンになった森下氏は、「間近でプレゼンを見られて満足」とも。

⑩ひとりっこりぃず

『hinomoto』

ライフブログを“日本風”にリデザインし、日本文化の知識を楽しく得られるアプリ。毎日、その日にまつわるエピソードがまとまったページを閲覧できるほか、移動距離、歩数、消費カロリーの数値をさまざまな雑学に結びつける仕組みを用意。

たとえば、以下の画面に表示された“2194火縄銃”は、火縄銃の有効射程距離とされる50メートを基準に、その日どれくらいの距離を移動したのか換算したもの。つまり、ユーザーはここで火縄銃の雑学を得られることになる。

▲ライフブログを書いているという審査員の佐々木昭祐氏は、「毎日数字だけ見ているだけではつまらないと思っていましたが、『hinomoto』のように勉強もできるとおもしろいですね」と感想を語った。

⑪Myxomycetes

『Call JAPAN!』

スマートフォンを振ることで、宴会などでコールを送れるアプリで、送られた端末にはキャラクターが動き回って応援する様子が表示される。

キャラクターは、元祖大和撫子や社畜ぅ、茨城のヤンキーなど、日本を代表(?)するものばかり。個性豊かなキャラクターのなかから自分のキャラクターを選んだ後は、スマートフォンを振って、振って、振りまくる! ひたすら振って、コールされる人の端末に表示されたゲージが中央を越えると、コールのテンポがアップするそうだ。

▲なかなか右のゲージが中央を越えず、苦戦するチームの面々。たまたまの不具合なのか、それとも開発に疲れて元気がなかったのか……。審査委員の伊藤貴司氏は、「振っている様子は楽しそう」とコメント。

夢のある2020年のアプリ企画も発表

“2020年のアプリ”というテーマで企画を考案する、“企画部門”の発表も同時に行われた。予選を経て本選に選ばれたのは以下の3つ。

●『HeliPhone Camera』
ヘリコプターとiPhoneのカメラ機能を融合させ、カメラが自動的に撮影をしてくれる(企画者:中道寿史さん)。

●『簡単!着せ替えネイルアプリ』
ネイルチップにネイルのデータを投影し、簡単にネイルを付け替えられるようになる(企画者:郷古拓実さん、柳田雄也さん)。

●『e-Yeah』
自分が死んだ後、スマートフォンを遺影にできるデジタル遺影アプリ(企画者:工藤尚弥さん、太田久美子さん、眞貝維摩さん)。

いずれも夢のあるアプリとなっており、実際に開発されるとこれまでとはひと味違った生活が体験できそうだった。

こうしてすべてのプレゼンが終了。3日間にわたるハッカソンは、参加者にとってはまさにその語源の通り“マラソン”並の体力を必要とするものだったはずだ。

しかし、プレゼンをやり遂げた彼らの表情は皆、ひとつのことをやり切った笑顔で満ち溢れていた。あとは後日の表彰式を待つのみ。その来たるべき運命の7月15日(火)に、すべての結果が明らかになる。

▲プレゼン終了後、参加者どうしの懇親会が行われた。こうした交流のなかで、ハッカソンのチームの新たな仲間が生まれることもあるのだとか。

ピックアップ 一覧を見る

最新記事

この記事と同じカテゴリの最新記事一覧