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【大塚角満の熱血パズドラ部!】第342回『『聖闘士星矢』の思ひ出』

2014-06-24 19:15 投稿

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『聖闘士星矢』の思ひ出

パズドラと『聖闘士星矢』のコラボが始まった。

輝く! ペガサス流星拳!

凍れ! ダイヤモンドダスト!

駆け上がれっ!! 廬山昇龍覇っ!!

砕け散れ!! 鳳翼天翔ッッッ!!!!!

……過去、パズドラはいろいろなマンガやアニメとコラボをしてきたが、個人的には今回の聖闘士星矢コラボがいちばんうれしかった。初めて「今度、『聖闘士星矢』とコラボをすることになりました!」と聞いた瞬間、俺は喜びのあまりペルセウスの白銀聖闘士・アルゴルと化し、「ラスアルグールゴルゴニオッ!!!」と叫んでまわりの人間を石にしまくってしまったからな(意味がわからない人には申し訳ない)。

いやしかし、まさか『聖闘士星矢』とパズドラがコラボをするとは……。

今回のコラボは、劇場版『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』の公開をきっかけに行われているものだが、俺にとっての“心の星矢”はやはり、1985年から週刊少年ジャンプで連載された“元祖・聖闘士星矢”である。

当時、俺は中学2年生で、文字通りの“中二病真っ盛り”のころ。中二病なんて言葉はもちろんなかったが、俺は少年漫画誌のそこここで踊っていた心揺さぶる単語の数々に逐一狂喜し、絵に描いたような中二病発症者になっていったのである。

決め手となったのは、いま思えば間違いなく聖闘士星矢だったのだろう。

白鳥星座の氷河(きぐなすのひょうが)、双子座の黄金聖闘士(じぇみにのごーるどせいんと)、ライトニングプラズマ、セブンセンシズ、アテナエクスクラメーション……。

銀河に散らばる星々の瞬きのような、美しく、心踊らされる言葉の数々。満ち溢れる浪漫と、少々の気恥ずかしさをないまぜにした“車田ワード”(作者の車田正美さんのことね)の魅力に、少年角満は完全に虜になっていた。毎週のように更新される新たな聖衣(クロス)も中二心をくすぐる格好の起爆剤となり、俺はズブズブなほど聖闘士星矢にのめり込んでいったのだ。

そして、恥ずかしげもなく書いてしまうが、聖闘士星矢は当時の俺の恋愛事情にも密接に関わってきたコンテンツだったので、いまだに心から離れずに残っているのだと思う。

このころ、俺は絵を描くのが大好きで、授業の隙を見つけては自分の机の上に聖闘士星矢のキャラクターをコリコリカリカリと描いていた。しかし、俺の画力なんて高が知れていたので、描けたのは聖闘士たちの顔と上半身だけ(笑)。それでも、マンガに新しいキャラクターが登場するたびに、「ミスティ、かっちょいい!」、「烏座のジャミアンとか描きたくねえ!」なんて言いながら空いている空間に絵を描いていたのである。気がつけば俺の机の上は、上半身だけの異様な聖闘士たちに埋め尽くされていた。

そんな、ある日。

部活の朝練を終えて教室に入ると、当時淡い恋心を抱いていたクラスメートの女の子が、ナゼか俺の机に突っ伏していた。一瞬、(あれ……? 席を間違えたんかな……)と思ったが、席替え直後でもあるまいし、そんなことは考えにくかった。いや、本当はそんなことはまったく考えもしていなくて、ただただ好きな女の子が自分の席に座っている……という状況にドギマギして仕方がなかったのだと思う。

しかし、中二病以上にシャイボーイ全開だった当時の俺は無言で席に近付き、ぶっきらぼうに「ん」と言った。そのひと言で突っ伏していた女子は俺が現れたことに気付き、ちょっと照れ笑いを浮かべながらつぎのように言ったのだ。

「あ、大塚、来てたんだ。ごめん、どくね」

左手で前髪をいじりながら立ち上がる女の子。右手にシャーペンを握っていたのが、なぜか強く印象に残っている。

しかし、“女子と話すは男にあらず!”と粋がっていた群馬の山猿時代のことである。俺は、頬を染めながら笑顔を浮かべる想いの君に対し、極めつけの仏頂面で「ん」とだけ返して、不機嫌そうにドカリと椅子に腰をかけたのだ。すると彼女は気まずそうに「ごめんね^^;」とだけ言い、自分の席に戻っていった。もしもこのとき、近くに現在の俺がいたなら、「なぁ~にをカッコつけてんだこのサルが!! もっと別の返しかたがあるだろ!! だからその後も数年にわたってカノジョができなかったんだよ!!!」と、全力でココナッツクラッシュをしながら言い聞かせているに違いない。

話が逸れた。

異変に気がついたのは、1限目の授業のときだった。

大嫌いな数学の授業だったので、話半分に聞きながら(マネすんなよ)机の上の聖闘士星矢の落書きを眺めていると、中心付近に描いておいたキグナス氷河の姿に違和感を覚えた。

「あれ……?」

と思って顔を近づけた瞬間、違和感の理由に気がついた。

「あ……。この氷河、腰から下も描かれてる……」

俺はすべてを悟った。

朝、俺の机に突っ伏していた憧れの女子は、上半身だけの氷河に腰と足を付け足してくれていたのだ。イラスト1点1点はかなり小さかったので、近眼の彼女は突っ伏す体勢にならないとうまく描けなかったのだろう。考えてみたら彼女は絵が好きで、学内のコンクールで入賞とかしていたっけ……。

翌日から、下半身も描かれた“完全体”の聖闘士が増えていった。星矢に紫龍、瞬に一輝……。アリエスのムウに命を吹き込まれた聖衣のように、完全体となった聖闘士たちは、ひと際輝いて見えた。

そして。

机の上のイラスト交換日記を交わしていた俺と彼女がどうなったのかと言うと、互いの想いに気が付いて晴れてお付き合いをすることに…………なんてまっっっっったくならず、けっきょく中学校を卒業するまでひと言たりとも話さなかったんだけどな!!!!!!!!(泣)

まあいいやどうでも。

そんな甘酸っぱい記憶がある聖闘士星矢のコラボダンジョンに、さっそく潜ってみた。サンクチュアリの十二宮で待ち構えるのはもちろん、最強・最大の黄金聖闘士たちだ。難度は、「なんとなく、イヤな予感がする……」と思い、ちょっと控え目な超級である。そんな十二宮で最初に立ちはだかったのは……!

「でたぁぁぁぁああああ!!!! 牡牛座の黄金聖闘士、アルデバランッ!!!!!」

男気溢れる、巨体の黄金聖闘士である。必殺技は、言わずと知れたグレートホーン!! そんな強敵に真っ向からぶつかってみたところ……。

この画面が出たとき、身内のHにこんなことを言われた。

「ねえ、聖闘士星矢のコラボダンジョンって、キツくない?? 超級とか、まったく歯が立たないんだけど。アルデバラン、強すぎるー!」

この発言に対し、俺は鬼の形相で反論した。以下、星矢ファンの戯言w

「……何を言うかっ!!! これでいいのだ!! アルデバランは金牛宮の番人だぞ!! 最強の黄金聖闘士だぞっ!!! 俺ら如きに後れを取るようでは、黄金聖闘士を名乗る資格はない! これぞ聖闘士!!! 安心して、アテナを任せられる!!><」

ぽかんとした顔で聞いていたH、呆れ混じりの声でこんなことを言った。

「……まあそれはいいけど、あんた超級クリアーできたの?」

俺、「うっ」と言葉を飲み込み、血を絞り出すような声でつぶやいた。

「……アルデバランさん、もうカンベンしてください」

 

大塚角満Twitterアカウント→@otsuka_kadoman

大塚角満(おおつか・かどまん)……週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。編集業務のかたわら、執筆活動を精力的にこなしており、多数の連載記事を持つ。著書に、『モンスターハンター』シリーズのプレイ日記をまとめた『逆鱗日和』シリーズが9作、『ダークソウル』のプレイ日記をまとめた『折れてたまるか!』シリーズなど。ファミ通Appでは、“熱血パズドラ部!”を始めとするスマホゲームの執筆活動も行っている。

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