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【注目レビュー】『超ダメージ勇者』に現代社会の縮図を見た

2014-05-20 16:27 投稿

連打から放置へ

話題の個人開発ゲームアプリ『超ダメージ勇者』(無料)。圧倒的なHPを誇りながら、何もしてこない巨大ボスたちを、勇者とその仲間たちとでひたすらボコボコ殴り続けて倒すという、いたってシンプルな連打系RPGだ。

しかも、後述するが途中からは放置系RPGに様変わりする。とにかくカンタンで、敷居の低さは他の追随を許さないという、すばらしいゲームでもある。当記事では、ゲームを進めるためのコツとともに本作の魅力を解説していこう。

パーティーは、最初は勇者ひとりなのだが、ボスに与えたダメージの分だけ獲得できるお金を使って、戦士や魔法使いなどの仲間を増やしたり、それらのキャラクターを強化していくことができる。この成長要素こそ、プレイに爽快感をもたらす本作の最大の魅力なのである。

▲パーティーに加えられる職業は、全部で5種類。職業ごとに仲間にできる人数が決まっているが、パーティー全体の人数の制限はない。仲間をどんどん増やし、攻撃力を増強したい。

ちなみに、勇者を含むパーティーのメンバーたちは数秒ごとに自動で攻撃してくれるが、その間ボスキャラクターをタップすることで、プレイヤーみずから攻撃することも可能。とくに、仲間が少なくいうえに弱い序盤のうちは、がんばって連打しないと先に進まないので、必死になって画面を叩こう。

予算的な問題もあるが、最初のうちは、とにかく“戦士”をたくさん雇って、彼らのレベルをガンガン上げるとよさげ。余裕があればアイテムも補強しておきたい。頭数を増やすか、レベルを上げるかは悩みどころだが、まずは頭数を優先しておくことをオススメする。ある程度増えたら、レベルを上げて攻撃力アップを図るといい。

▲レベルを上げると、ひとりあたりの攻撃力がアップする。人数が多いと、それだけレベルアップによる恩恵も大きくなるので、まずは人数から手を付けたい。
▲アイテムの効果もバカにならない。戦士用のアイテムは値段も安く、コストパフォーマンスにすぐれている。

また、30分ごとに1回使えるようになる“加速モード”を発動すると、攻撃力&スピードがアップ。通常時の倍以上のペースでお金が貯まっていくので、貯まったらケチケチせずすぐに発動すること。

さらに、ランダムで出現する宝箱を開けたときにも発動することがある。箱が出現したら、消滅する13秒以内にとりあえずは開けておこう。

▲通常はチンタラ攻撃している(ように見える)キャラクターたちだが、加速モード中は見違えるようにキビキビと攻撃しだす。画面左上のお金もみるみる貯まっていくぞ。

そんなこんなで、メンバーをどんどん増やし強化していくと、最初は100くらいだった攻撃力がいつの間にか1000くらいになり、放っておくだけでどんどんお金が増えていくようになる。仲間の攻撃が貧弱で、みずから必死になって画面をタップしていたあのころが、遠い昔の出来ごとのように感じる瞬間である(※1)。

そしてそれは、まさに現代社会の構造に置き換えられると言っても過言ではない。新入社員のころは、毎日泥をすすり耐え難きを耐え、忍び難きを忍んで何とかやっていたが、昇進を重ねたあとは部下を手配したりあれこれ命令するだけで、地道な作業はしなくてすむようになる(※2)。……本作は、じつは社会派ゲームの一面を持っていたのだ(笑)。

パーティーメンバーが30人を超えるあたりになってくると、気分は部長クラス。ただ、人数が多すぎてどの職業が何人いたかなんて、まったく把握できていない。そんなダメ部長のもとでも、メンバーたちはがんばって攻撃を続けてくれるのを見ると、やさしい気分になれるのだ。

※1 実際は数時間程度でそのくらいになる。
※2 被害妄想である。実際は偉くなってもやたらと地味な作業が多いのだが、偉くない人にはわからんのですよ。もちろん自分もわからないけど。

▲これだけ部下が増えたら、あとは“見てるだけ”でオーケー。

本作は、敵がまったく攻撃してこないので、ほとんど作業ゲーと言える内容だ。だが、どんどんパーティーが強化されてダメージが大きくなっていくのを見ると、なんだか楽しくなってくる。RPGと言うより、育成ゲームに近いかも? 現代社会の縮図を体感しながら、少しずつ育っていくパーティーを、ほっこり見守ってあげてくださいな。

超ダメージ勇者

メーカー
Hiroshi Yoneda
配信日
配信中
価格
無料
対応機種
iOS 6.0 以降。iPhone、iPad および iPod touch 対応。 iPhone 5 用に最適化済み Android 要件 2.3 以上

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