『モンハン 大狩猟クエスト』のテーマソングを歌うcinema staff（シネマスタッフ）に直撃（プレゼントあり）

『ファミ通App NO.014 iPhone』 3月19日発売 ★Amazonでの購入はこちら！

夜を切り裂く直撃インタビュー

美麗なハンターカードを集めてデッキを作り、大型モンスターやほかのギルドと戦うカードゲーム『モンハン 大狩猟クエスト』。そのテーマソング『dawnrider』を歌うcinema staff（シネマスタッフ）に、インタビューを敢行。『dawnrider』の制作秘話のほか、彼らのメジャー2ndフルアルバム“Drums,Bass,2(to)Guitars”（初回限定盤・通常盤ともに初回プレス分）に付いている限定カードの名前やセリフなどの由来などを聞いてきた。ここでしか見られないエピソード満載なので、最後までお見逃しなく！

※Amazonでの“Drums,Bass,2(to)Guitars”購入はこちらから

【cinema staff（シネマスタッフ）プロフィール】
（写真左から）
DRUMS：久野洋平
VOCALS＋GUITARS： 飯田瑞規
GUITARS：辻 友貴
BASS：三島想平

岐阜県のライブハウスを中心に、2006年より現在の編成で活動を開始。2008年11月に残響recordより1stミニアルバム『document』 を発表し、インディーズデビュー。精力的にツアーを重ねながら、2012年6月に1stE.P.『into the green』でポニーキャニオンよりメジャーデビュー。オルタナティブ、エモ、ポストロックなどの要素を取り入れた音楽性によって、バンドシーンで高い支持を獲得する中、昨年TVアニメ『進撃の巨人』後期エンディングテーマ『great escape』や、カプコン『モンハン 大狩猟クエスト』テーマソングとなる『dawnrider』を手掛け、話題となる。

テーマソングになったきっかけ

――最初にテーマソングを歌うことになった経緯を教えてください。

三島　『dawnrider』は、もともとある程度できあがっていた曲だったんです。勇ましい雰囲気が『モンハン 大狩猟クエスト』の世界観とマッチしていたということからカプコンさんが気に入っていただけて、テーマソングに決まりました。

――テーマソングに決まったときの気持ちはいかがでしたか？

三島　とてもうれしかったです。というのも、僕らはメンバーで『モンスターハンター4』（以下、『MH4』）を遊ぶくらい、カプコンさんのゲームが好きだったので（笑）。

――それは感動もひとしおですね。では、テーマソングの聴きどころとは？

飯田　サビの気持ちよさと疾走感です。cinema staffの曲の中でも、すごくノリやすくて、テンションのあがる曲に仕上がったと思います。

三島　僕も同じで、最初の疾走感はいいんじゃないかと自負しています。あと、パワーのある曲なので、高揚感も味わってもらいたいです。

久野　曲の爆発力は、ライブにピッタリだよね。曲を聴いて気に入ってくれた方は、ぜひライブにきていただいて、生の曲を聴いてください。

辻　僕はイントロのインパクト。ザクザクと突き進む、勇猛果敢な感じがうまく表現できていると思います。

――テーマソングを作るときに、苦労されたことはありますか？

三島　『dawnrider』は、最初のイメージのまま作ることができたので、とくに苦労したところはありませんね。

久野　詳しく覚えていませんが、アイデアを出していた段階では、曲のテンポが違っていたかもしれません。

――そもそも、皆さんはどのようにして曲を作るのですか？

三島　僕のほうで、曲の原型をある程度作るパターンが多いですね。ただ最近は、ある程度曲を作ったら、皆で話し合って完成させるようにしています。

――では、『モンハン 大狩猟クエスト』をプレイしてみていかがでしたか。

三島　ハンターカードをスライドさせて、相手を攻撃するのが気持ちよかったです。あと、多彩なモンスターカードを召喚できるのも楽しいですよね。カードのイラストがキレイですし、ハンターたちも個性豊かで魅力的で。ひとりでも楽しいですが、ギルドの仲間といっしょに遊ぶと、おもしろさが増すのもよかったです。

久野　みんなで楽しめるのは、ソーシャルゲームならではの魅力だよね。

飯田　ゲームのテンポが早くてよかったです。ツアーの移動時間が多いので、移動時間や空いた時間に気軽に遊べるのもうれしいですね。

久野　コレクター気質なので、どうしてもハンターカードを集めたくなっちゃいますね。

辻　僕もハンターのイラストが魅力的で好きでしたね。女性のカードを中心に集めていました（笑）。

――やっぱり欲しいカードとなると、皆さん女性のハンターカードなんですか？

三島　もちろん女性です（笑）。

久野　同じレア度で強さが同じくらいだと、どうしても女性ハンターのカードを使っちゃいますね。

CDアルバムの特典限定カードについて

――ひょっとして全員女性のハンターが好きなので、CDアルバムに封入される限定カードが、女性キャラクターになったのでは？（笑）

久野　そこはカプコンさんが察してくれたのかもしれませんね（笑）。

三島　でも、女性ハンターのイラストが上がってきたときは、意外だなって思ったんですよ。うちは全員男のグループだから、男性になるんじゃないかと思っていたので。

――ハンターの名前やセリフ、説明文は皆さんが考えたとお聞きしましたが？

三島　はい、僕らが話し合って決めました。

辻　ホワイトボードに案をいろいろ書きながら、バッググラウンドをすごく考えたよね。

久野　まず、シネスタという名前ですが、cinema staffに関連したカードだとすぐにわかるものにしたかったので、“シネマスタッフ”から“シネスタ”にしています。

飯田　ほかの候補としては“シネマスタフ”や、より短い“シネフ”という案もあったんですが、シネスタがいちばん女の子の名前っぽいかなって。

――たしかに女の子の名前っぽいですね。では、覚醒前の「西南西から来ました、シネスタやよ！」というセリフは？

三島　え～と、ツッコミどころがふたつあるんですが……。まず、“西南西から”というのは、僕らが岐阜県出身のバンドだからです。ライブのMCで「岐阜県からきました」とよく挨拶で使うので最初は“岐阜県から”にしていいですかと、カプコンさんに聞いてみたんですが、「世界観が合わないので……」と、ちょっと渋い顔をされまして（苦笑）。

久野　“ギフケン”という国でもダメだったよね（笑）。

三島　ふたつ目のツッコミどころが、“やよ”っていう方言ですね。これはなぜか通りました。ちなみに、方言をしゃべるキャラクターは稀らしいのでうれしかったですね。

――方言は、覚醒後の「アンコールは、やらへんよ…！」ってセリフにも含まれていますよね。

三島　方言だと、僕ららしさが出るので、ファンの人がセリフを見たときに楽しんでもらえるかなと思って。

久野　セリフのイメージとしては、「アンコールはやらへんよ」というセリフで、1発で倒すぞってことを表現しています。

三島　こだわりとしては、語尾に“…！”をつけたことですね。“…！”があると、一気に倒そうとしている気持ちがより強まるんじゃないかと思いまして。

――説明文の“彼女は故郷に想いを馳せ、その指先が奏でる旋律は夜を切り裂く…！”にも強いこだわりがありそうですね。

三島　説明文は、いかに中二っぽさを出すか、皆で意見を出し合いました。あと、テーマソングのタイトルが『dawnrider』（直訳すると夜明けのライダー）なので、“夜を切り裂く”というフレーズを選んでいて、岐阜県のことを考えて、“故郷に想いを馳せ”を入れています。

久野　言葉の選定だけでなく、どれをどの順番にするかもものすごく考えたよね。

辻　あまりにも時間がかかったので、スタッフが“その指先は”を入れるとどうですかって、アイデアを出してくれたり。

三島　1時間強くらい話し合ったよね。でも、それだけこだわり抜いて設定を考えたので、ぜひ覚醒させてほしいですね。

――なるほど。ほかにカードの注目ポイントを教えてください。

三島　武器は狩猟笛ですが、弦を張っているところです。初めてイラストを見たとき、すごいアイデアだなって思いました。

飯田　『モンハン 大狩猟クエスト』のロゴをモチーフにして、“シネマスタッフ”と入れてもらえたのはすごくうれしかったです。

久野　でもこのロゴは、うちのスタッフが勝手に作ったものらしいですよ（笑）。

飯田　カプコンさんに「こういったロゴを作るのは初めて」と聞いたので、スタッフががんばってくれてよかったです（笑）。

――ここからは、ゲームのお話をお聞きしたいと思います。先ほど、『MH4』をプレイされていたとお聞きしましたが、得意の武器を教えてください。

飯田　大剣です。

三島　片手剣ですかね。

久野　ハンマーです。

辻　僕もハンマーです。

久野　また僕のマネして～。

――（笑）。でも、ハンマーがふたりいると、位置取りがたいへんそうですね……。

三島　ふたりとも同じ動きをするので、本当に勘弁してほしいんですよ（苦笑）。

久野　辻くんはようしゃなく人をぶっ飛ばすもんね。

飯田　思いやりのないハンマーです（笑）。

――やはりいっしょにプレイすることが多いんですか？

三島　そうですね。ツアーの移動時間や待ち時間とかに遊んでいます。ただ、たまに遊びすぎちゃって、マネージャーに怒られたりしますが……。

久野　マネージャーが車の運転をしているのに、僕らはずっと『MH4』で遊んでますからね。でも、移動時間とかに遊ぶにはピッタリなんですよ。

飯田　『モンハン』を通じて、いろんな人と仲よくなれるのも魅力だと思います。

久野　楽屋で待っているとき、「リハーサルが始まるまでいきますか」って別の出演者の方とも遊んだりもします。

――ほかにカプコンのゲームで、好きなタイトルがあれば教えてください。

三島　子どものころ、『ロックマン』シリーズはかなり遊びました。

飯田　僕は『ブレスオブファイア』シリーズが好きで、とくに『3』にハマりました。キャラクターがかっこよかったですし、ミニゲームの釣りでずっと遊んでいましたね。

久野　格闘ゲームが好きなんですが、カプコンさんのタイトルだとPS『ジョジョの奇妙な冒険』が大好きでした。あと、『ロックマン』シリーズは音楽が好きで、プレイしながらよく聞いていましたね。

辻　僕は『ストリートファイター』シリーズですね。兄といっしょに遊んでいましたが、いつもボロボロにやられていました（苦笑）。

三島　どのキャラクターを使っていたの？

辻　兄はリュウで、僕はキャミィでしたね。

――それでは最後に、ファンやに向けてメッセージをお願いします！

飯田　『モンハン 大狩猟クエスト』で遊ばれている多くの方は、僕たちのことを知らないと思います。テーマソングを聞いて、僕たちのことを知ってもらえるとうれしいですし、アプリに合う曲になっているので、ゲームをプレイしながら楽しんでもらいたいと思います。

三島　公式HPでテーマソングを聴いて、少しでも気に入っていただけた方は、テーマソングをダウンロードしたり、僕らのライブに来てくれるとうれしいです。

久野　シネスタをぜひ覚醒させて、デッキに入れて使ってください。

辻　僕はシネスタちゃんが有名になってくれるとうれしいです。シネスタちゃんを、よろしくお願いします！

cinema staff直筆サイン入りポストカードを10名様にプレゼント

今回のインタビューを記念して、cinema staffのメンバーの直筆サイン入りポストカードを抽選で10名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の応募フォームに、郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号を記入して送信ボタンを押してください。締切は、2014年４月13日午後11時59分送信分まで。なお、当選者の発表は賞品の発送（2014年５月上旬）をもって、代えさせていただきます。