
【BitSummit】ジャンルは”ポエム”!?『moon』の木村祥朗氏最新作の動画をお届け
2014-03-07 17:33 投稿
『moon』など知られるゲームデザイナーの木村祥朗氏が手がけるiPhone向け新作ゲーム『Million Onion Hotel』が、”BitSummit”にプレイアブル出展。木村氏みずからブースでゲームを紹介するという、ユーザーとクリエイターの距離が近いインディーゲームイベントだからこその環境に感動しつつ、さっそくいちばん気になっていた質問をぶつけてみた。
記者「このゲームのジャンルって何になるのでしょうか?」
木村氏「ポエムです」
記者「!?」
ポ、ポエム!? 予想の斜め上をゆく答えに驚がくしつつ、百聞は一見に如かずということで、さっそくプレイしてみた。
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記者の感覚で言うならば、ゲーム自体はパズル。ランダムに生えてくるオニオンをタップするとスコアが加算され、タップした場所が赤くなる。縦、横、斜めの1ラインを赤くすると“SINGLE”が発生し、スコアボーナスが加算。同時に時計の形をしたアイテムが出現し、それを獲得すると制限時間が伸びる。この制限時間内にどれだけスコアを伸ばせるかが勝負になる。
スコアを稼ぐ上で重要なのが、2ライン以上を同時に赤くすること。”DOUBLE”以上を作ることで、通常ステージから宇宙ステージに突入できるからだ。宇宙ステージは高得点を得られるフルーツが出現。通常ステージと同じくラインをそろえることができれば、それだけハイスコアをマークできるというわけ。しかし、最大の目的は宇宙に吸い込まれてしまったホテルのお客さんを助けること。お客さんは宇宙ステージでのみ、見つけることができるため、とにもかくにも、宇宙ステージにいかないと話にならない。
ここまで読んで簡単そうだと思ったあなた。とんでもありません!
記者もほかの方がプレイしているのを見ていたときは簡単そうな印象だったのですが、実際プレイしてみるとかなりの歯応え。本作では「待つ」ことがラインをそろえる上でとても重要。しかし、迫る制限時間、つぎつぎと生えてくるオニオンが気持ちをあせらせ、“SINGLE”連発! 記者は一度も宇宙に行けず仕舞いに。プレイアブル版では宇宙空間に隠れているふたりのキャラクターを見つけ出すことがひとつのクリア目標だったのですが、結果を聞いたところ……、
木村氏「私以外にふたり見つけた人いません! アハハッ」
『Million Onion Hotel』恐るべし! というわけで、本作の開発スタッフの方にプレイしていただきました(笑)。
パズル部分の中毒性はもちろんだが、とんがったストーリーやキャラクターごとに設定されたユニークなプロフィールと収集要素、味のあるドット絵など、作り手のこだわりがひしひしと感じられ、まさにインディーゲームといった印象。気になる配信日については秋になる前までには出したいな」とのこと。配信されたときこそ、宇宙ステージへ行ってみせる!
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