湾曲スマホG Flexなどau新モデル5機種が発表 スマパスも学割0円に
2014-01-22 21:37 投稿
春モデル登場!
2014年1月22日、東京都内にてKDDIがauブランドのスマートフォンの春モデル発表会“au発表会 2014 Spring”を行い、スマートフォン4機種とタブレット1機種を新たにリリースすることが明らかになった。発表会には、同社のCMにも出演している哀川翔さん、剛力彩芽さん、福士蒼汰さん、つんく♂さん、モーニング娘。’14の一部メンバーも登壇。哀川さんと剛力さんは、2014年も変わらずauのCMに出演していく旨を発表。それと同時に福士蒼汰さんも2014年からauのCMに出演することが明らかにしている。さらに、後述するauの新学割サービスのキャンペーンガールとして、モーニング娘。’14に森三中の大島さん、黒沢さんが加わり結成された新ユニット“モリ娘。”が起用されることも明らかになった。
KDDIの代表取締役社長の田中孝司氏は2014年の展開として「iPhoneが各キャリアからリリースされるようになったことから、三社横並びと評されることもあるが、auは違う。今後は新しいものをドンドン提供していき、auらしさを前面に押し出した展開をしていく」と述べ、2014年に大きな力を注いでいる様子がうかがえた。
新モデルを紹介
それでは、ここからはau発表会 2014 Springで発表された新機種を紹介していこう。
G Flex LGL23
【メーカー】LG Electronics Inc
【OS】Android 4.2
【メモリ】2GB(RAM)
【記憶容量】32GB
【ディスプレイ】6.0インチ POLED/HD
【バッテリー】3500mAh
【カメラ】メインカメラ:1320万画素、サブカメラ:240万画素
【対応外部ストレージ】microSDXC(最大128GB)
【サイズ】82×161×8.8(mm)
【連続通話時間/連続待受時間】1260分 / 690時間(LTE接続時:670時間)
【カラーバリエーション】ブラック
【備考】ワンセグ/フルセグ対応、おサイフケータイ、NFC、Bluetooth 4.0、4G LTE対応
【発売予定日】2014年1月25日
先だって米国キャリアAT&Tより発表がなされた“G Flex”のグローバルモデル。6インチの大画面もさることながら、最大の特徴は緩やかな弧を描くディスプレイ。緩やかなカーブデザインは、フィーチャーフォン時代に一世を風靡した折り畳み式携帯を彷彿とさせる。このカーブは、通話時の利便性を引き出すとともに、持ちやすさ、頑強さのアップにも一役買っているとのこと。確かに、持ってみると意外なことに手にしっくり馴染む。また「ズボンの後ろポケットに入れておいても破損しづらい」と豪語しており、タフさにもかなりの自信があるように見受けられるが、それ以上に、カーブがおしりにベストフィットするという点のほうが気になった。おそらく、後ろポケットに入れても壊れにくいという理由は、そこにもあるのかもしれない。
電源ボタン(スリープボタン)、音量調整ボタンは背面中央に設けられているため、手が小さくてもやすやすと操作可能。手の大きな男性はもちろん、女性への気遣いが感じられる設計となっていた。気になる点としては、湾曲した画面をシアターに見立て、映画も楽しめると謳ってはいるが、ディスプレイはHD。フルHDをサポートしていない。6インチくらいならHDでも十分なのかもしれないが、動画視聴を視野に入れている人は、ここもチェックをしておくといいだろう。
Xperia Z Ultra SOL24
【メーカー】ソニーモバイルコミュニケーションズ
【OS】Android 4.2
【メモリ】2GB
【記憶容量】32GB
【ディスプレイ】6.4インチ トリルミナスディスプレイ for mobile/FHD
【バッテリー】3000mAh
【カメラ】メインカメラ:810万画素、サブカメラ:220万画素
【対応外部ストレージ】microSDXC(最大64GB)
【サイズ】92×179×6.5(mm)
【連続通話時間/連続待受時間】1420分 / 740時(LTE接続時:710時間)
【カラーバリエーション】ブラック、ホワイト、パープル
【備考】おサイフケータイ、NFC、赤外線通信、Bluetooth4.0、LTE対応、防水・防塵
【発売予定日】1月25日
Xperia Zをベースにしてはいるものの、サイズが5.0インチから6.4インチへとかなり大きくなっており、スマートフォンというよりは、ファブレットといった位置づけになる。かなり大きくなってはいるが、厚さは薄く、もっとも厚い部分でも6.8mm。うまく詰め込んだように感じられる。ディスプレイをはじめとする映像面はやはり強く、どんな動画であれ高精細に描画することが可能。また、ソニー独自のゲームコンテンツプラットフォーム“プレイステーション モバイル”に対応しているため、常日頃からゲームに触れていたいという人には、この端末をオススメしたい。
気になる点としては、ベースモデルとなっているであろうXperia Zのメインカメラが1310万画素であったのに対して、本端末のメインカメラは810万画素。500万画素もダウンしている。Xperiaユーザーやファブレットユーザーに、カメラの需要がどれほどあるのかは不明だが、カメラを多用するという場合は注意が必要だ。ただ、別売りのレンズアタッチメントを利用すれば高精細な画像も撮影できるので、カメラを意識する場合はこちらも視野に入れておくといい。
アタッチメントがらみの話をもう1点。本端末にはフルセグ、ワンセグに初期対応していない。フルセグ、ワンセグ視聴をする場合は、こちらもアタッチメントが必要になる。
AQUOS Phone SERIE mini SHL24
【メーカー】シャープ
【OS】Android 4.2
【メモリ】2GB
【記憶容量】16GB
【ディスプレイ】4.5インチ IGZO/FHD
【バッテリー】2120mAh
【カメラ】メインカメラ:1310万画素、サブカメラ:120万画素
【対応外部ストレージ】microSDXC(最大64GB)
【サイズ】63×124×9.9(mm)
【連続通話時間/連続待受時間】980分 / 610時間(LTE接続時:510時間)
【カラーバリエーション】ピンク、ブルー、イエローグリーン、ホワイト
【備考】ワンセグ、おサイフケータイ、NFC、赤外線通信、Bluetooth4.0、LTE対応、防水
【発売予定日】2014年2月下旬
シャープの独自技術が詰め込まれたIGZOディスプレイは電力消費がかなり少なく、そのためバッテリーのサイズがあまり大きくなくても、それなりの連続待受時間を実現している。また、IGZOディスプレイは487ppiという超高密度液晶でもあり、グラビア印刷をはるかに超える美しさが手元で体感できるのがポイントだ。また、ボディ全面に対するディスプレイの専有面積比率が80%超となっており、フレームの存在をほとんど感じさせないデザインもスタイリッシュで魅力的だ。
女性を意識したモデルとなっており、カメラ機能が充実しているのもポイント。暗所でも明るい綺麗な写真を撮影できる“BrightEye”レンズ、複数の写真を合成することで、今までにない明るい写真を撮影できるNightCatch、ズームアップよる画像の粗さを低減する美ズームなどを備えている。カラーバリエーションも鮮やかで選択肢も豊富。
サブカメラ(端末前面に設置されたカメラ)の解像度が120万画素と低めなのが気になるところだが、スマートフォンを用いて手元もファッショナブルに演出したいのならば、この端末がオススメだ。
URBANO L02
【メーカー】京セラ
【OS】Android 4.2
【メモリ】2GB
【記憶容量】16GB
【ディスプレイ】4.7インチ、TFT/HD
【バッテリー】2700mAh
【カメラ】メインカメラ:1300万画素、サブカメラ:97万画素
【対応外部ストレージ】microSDXC(最大64GB)
【サイズ】65×134×11(mm)
【連続通話時間/連続待受時間】1210分 / 620時間(LTE接続時:510時間)
【カラーバリエーション】シルバー、グリーン、ピンク
【備考】ワンセグ、おサイフケータイ、NFC、赤外線通信、Bluetooth4.0、LTE対応、防水・防塵
【発売予定日】2014年2月上旬
シンプルにまとめられたボディデザインと、落ち着いた色合いからは知性的でモダンな印象を受ける。とくに目新しい機能は搭載されていないが、とても親切なシステム設計とUI設計がなされているため、誰もが簡単に扱える端末。とくに「難しそうだ」という印象からスマートフォンを敬遠している人にオススメしたい。
本端末には、ご年配の方でも扱いやすいようにシンプルなメニュー表示をするシステムも搭載されており、スマートフォンへの習熟度とともにUIやデザインを変更することも可能。バッテリーの持ちも比較的よく、親にスマートフォンをプレゼントしたいという人は、まずはこの端末を第一候補に持ってくるべきだともいえる。また、これは京セラ製品すべてに言えることだが、通話品質が高いこともポイントといえる。
AQUOS PAD SHT22
【メーカー】シャープ
【OS】Android 4.2
【メモリ】2GB
【記憶容量】16GB
【ディスプレイ】7.0インチ IGZO/WUXGA
【バッテリー】4080mAh
【カメラ】メインカメラ:1310万画素、210万画素
【対応外部ストレージ】microSDXC(最大64GB)
【サイズ】104×173×9.9(mm)
【連続待受時間】1170時間(LTE接続時:980時間)
【カラーバリエーション】ホワイト
【備考】ワンセグ、フルセグ、NFC(情報取得、リンクのみ対応)、Bluetooth4.0、防水
【発売予定日】2014年2月下旬
IGZOを搭載したAndroidタブレットであり、AQUOS Phone SERIE miniと同様フレームが驚くほど細い。注目する点は搭載されている新システム“Passtok”の存在。これは、スマートフォンと連動(対応端末:SHL22、SHL23、SHL24)して、タブレットと写真や動画、地図データなどを共有できるというもの。ただ共有するだけでなく、タブレットで選択した電話番号を連携しているスマートフォンに送り、スマートフォンから通話発信することも可能となっている。
これだけデータの共有、転送と言ってもイメージしづらいと思うので、具体的な例を挙げよう。飲み会のお店を決める際、タブレットの大きな画面でWebブラウジングをして探す。そして、いざ電話をして予約をするというタイミングになったら、タブレットで表示されている電話番号をスマートフォンに転送しスマートフォンで通話をするといった感じだ。タブレット、スマートフォン間での情報共有、データ転送というシステムは、これまでにもさまざまなメーカーが開発してきたものだが、それぞれが異なっている。この機能を使いたいという場合は、各社の機能を比較して決めてみるといいだろう。
“auスマートパス”が学割キャンペーンの対象に
今回行われた発表会では、新製品のほかサービス内容の変更も発表された。サービス内容が変わるのは、auの学割キャンペーン。これまで、auの学割サービスは「基本料金0円」、「家族の基本料金0円」、「au同士の国内通話料0円」という3本柱で構成されていたが、今春からはそこに“auスマートパス0円”という新たな柱が加わることになる。auスマートパスは、通常月額372円(税抜)で、コンテンツの使い放題やさまざまな店舗での優待特典が受けられるというサービス。これが学生向けにさらにサービス拡充がなされ、無料で利用できるようになるのだ。特典のなかには、いま流行の『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』の有料アイテムが一部無料になるサービスも含まれているほか、通常では有料のアプリも無料で使い放題というものもあり、ゲーマーにもありがたい内容となっている。ただし、この“auスマートパス0円”という学割サービスは、現時点で2014年12月までの内容となっており、その後も継続されるのかは不明。
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