アプリゲーム開発でサーバまわりで困ったら? IDCとグルーヴノーツが提携

2013-12-04 14:17 投稿

サーバまわりはおまかせ

12月3日、グルーヴノーツとIDCフロンティアが提携を発表。IDCが展開するクラウドサービスのモバイルプラットフォーム分野で新サービスを展開する。2社が提供する『ネイティブアプリケーションプラットフォーム for Gaming』は、ネットワークやクラウド、データベースなどのインフラをパッケージ化することで、ゲーム開発者が開発に専念することができるようになる サービス。プレイヤー管理やログの収集などをひとつのサービスとして提供するので、開発側は運用管理についてこのサービスに一任することができる。開発者は用意されたAPIを使えばサービスを受けられるとのことで、ゲーム開発の参入障壁を下げる役割も果たしそうだ。

 

 

▲ネイティブアプリケーションプラットフォーム for Gamingのイメージ図 

以下、プレスリリースを参照

株式会社IDCフロンティア(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:中山 一郎、以下IDCフロンティア)は、クラウドサービスのラインアップに、新たにスマートフォンなどのモバイルアプリケーション向けプラットフォームサービスを追加し提供することを発表いたします。

第一弾として、グルーヴノーツ社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:最首 英裕)と提携し、同社が持つゲーム業界向けクラウドサービス「GSS Fairy」を活用した、iOSやAndroidなどのネイティブアプリケーション向け開発・実行・運用機能を持つ「ネイティブアプリケーションプラットフォーム for Gaming」を提供いたします。ゲーム開発者はゲームに必要なサーバー機能を素早く利用できるだけでなく、複数のデバイスに対応したゲームの開発が可能で、高度なインフラ技術を必要とすることなく開発に専念することで、迅速な開発・運用とマーケットへの参入が容易となります。今後はゲーム業界を皮切りに、順次他分野のアプリケーションプラットフォームにも対応する予定です。

総務省の調査(*1)によると、スマートフォンの普及率は2011年末の29.3%から2012年末は49.5%に上昇しており、従来の携帯電話から急速に利用が拡大しています。スマートフォンと共に利用が加速しているネイティブアプリケーションは、その表現の自由度や開発環境の充実、また配布の容易さから、数多くの企業が参入し更なる利用が進むと考えられます。その一方、サービス内容の高度化が進み、開発期間の長期化や開発・運用を支えるインフラおよび人件費などのコスト高騰が提供事業者の課題です。

ネイティブアプリケーションプラットフォーム for Gamingは、ゲーム開発者に主眼をおき、グルーヴノーツ社のGSSと、クラウドコンピューティングサービスであるIDCフロンティア クラウドサービス セルフタイプ、コンテンツデリバリーネットワーク(CDN)、ネイティブアプリケーションに必要となるユーザーインターフェースやAPI、運用管理基盤をプラットフォーム化したサービスです。

iOSやAndroidだけではなく各種ゲーム機などにも対応可能(*2)で、今後の拡大が見込まれるスマートフォンと専用ゲーム機およびモバイルゲーム機とのゲーム相互利用を見据えた、クロスデバイス開発の効率を高めることができます。これによりネイティブアプリケーション提供の障壁となる独自のインフラ構築と運用知識が不要で、開発の容易さや運用工数の大幅な削減を実現します。

なお、ネイティブアプリケーションプラットフォーム for Gamingの詳細は次の通りです。

・クロスデバイス認証機能-複数種類の端末で共通の認証が可能で独自実装不要
・マルチタイトル管理機能-複数ゲーム間でのユーザー情報の共有
・レポート機能-ユーザーやゲームタイトル単位での利用状況把握
・ユーザーインターフェース/APIとCDNおよびアプリケーション実行環境用仮想マシン

<株式会社グルーヴノーツ様からのエンドースメント>
株式会社グルーヴノーツはネイティブアプリケーションプラットフォーム for Gamingの提供を歓迎いたします。当社は、これまで大手コンソールベンダーに向けてゲーム専門のクラウドサービス「GSS」を提供してまいりました。しかし昨今スマートフォンゲームの主流がネイティブアプリケーションへ移行するにつれ、幅広いゲーム開発者からクラウドサービスを要求されるようになってきました。今回IDCフロンティア様と共同でサービス展開を行なうことにより、インフラからゲームに求められる機能レベルまでを一貫して提供することが可能となるだけでなく、サーバー機能の提供から運用までをトータルに支援することにより、幅広い企業が活用できるサービスが完成します。ゲーム制作者はよりゲームに集中できるだけでなく、スマートフォンとゲーム専用機にまたがる幅広く柔軟なクラウドサービスを活用することで、より豊かで楽しいゲームが数多く生み出されることに貢献してまいります。

株式会社グルーヴノーツ
代表取締役社長
最首 英裕

*1 出典:総務省「平成24年通信利用動向調査」(2013年6月14日)
*2 コンソール、モバイルゲーム機等は対応予定

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