【注目アプリレビュー】レトロだけど新しい『EPOCH.2』でガンシューティングの未来を先取り!

2013-11-28 11:36 投稿

アーケード魂を受け継ぐ新作にオヤジゲーマーも感涙

その本格さゆえに取っ付きづらい印象を持たれがちなファーストパーソンシューティング(主観視点の射撃ゲーム)と違い、ライトユーザーでも気軽に楽しめることからアーケードゲームの1ジャンルとして確立されてきたガンシューティング。スクリーンへ映し出されたターゲットに向かって、銃型コントローラーを構える姿は、ファミ通Appの読者なら一度くらい目にした覚えのある光景だろう。

かく言う筆者も、ファミコン用『光線銃シリーズ』との衝撃的な出会いを皮切りに、『オペレーションウルフ』や『タイムクライシス』などの名作ゲームを、足繁くゲームセンターへ通ってプレイしていたひとり。なかにはスマホに移植された某有名タイトルもあるけど……正直、イマイチしっくりこなかったのは筆者だけじゃないハズ。しかし、そんなオヤジゲーマーでも納得の“遊べる”アプリこそが、本日ご紹介する最新作『EPOCH.2』だ。

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▲文明が崩壊した世界で、ロボットどうしの銃撃バトルがくり広げられるガンシューティング×アクションの続編。美麗な3Dムービーのイベントシーンと謎めいたストーリーもイイ感じ。

避け重視のド派手なアクションを決めれば気分爽快

「コントローラーがないのに……ガンシューティング?」といった疑問を持った読者も多いと思うけれど、そこはスマホ向けに開発された本作。ぶっちゃけると“狙って撃つ”おもしろさではなく、“避けて撃つ”といったアクション性こそが『EPOCH.』シリーズの売り。

基本操作については、スライド+タップ入力を組み合わせるだけの簡単操作で、左・右・上方向のスライドでプレイヤーを移動操作。下方向のスライドで物陰に隠れ、タップで指定したターゲットを自動で攻撃してくれる。

▲敵ロボットの銃撃を左右ステップと、ジャンプ(フィールド端は大ジャンプ)で華麗に避けながらの銃撃戦。基本攻撃の銃撃は、狙いたいターゲットをタップで指定すればオーケーだ。

プレイ序盤こそ戸惑うかもしれないけれど、飛び交う敵弾を避けまくる様は……まるでハリウッド映画さながらのド派手さ。耐久力ゲージによるダメージ制を採用しているので、多少ミスしてもダメージを受けるだけで済む。

▲フィールド端や手前に遮蔽物があれば、下方向のスライドで隠れることが可能。隠れている最中に下入力するとゲージが表示され、目押しタイミングで強化弾をリロードできたりする。

さらに前作でおなじみとなった投てきや範囲武器、特殊装備などに加え、『EPOCH.2』では新たにフィニッシュブローとなる近接攻撃を実装。いずれも使用タイミングこそ限られてしまうとはいえ、それだけに使用した際の効果は折り紙つき。“スロー効果の特殊装備→投てき→銃撃”などといった連続攻撃も可能なため、うまく決められれば気分も爽快だ。

▲投てきや範囲武器、特殊装備はチャージ方式となっており、アイコンが点灯することで使用可能に。単純にぶっ放すだけでも効果大だけど……組み合わせを考えて使った方がベターだ。
▲一定ダメージを与えることにより、一撃必殺の近接攻撃をくり出せる。一部のボスキャラクターが使ってくる近接攻撃を回避できなかった場合は……焦らずタップ連打で切り抜けよう。

こだわりの詰まった各種装備は使いこなすのも一苦労

各ステージをクリアーするとレベルアップに必要な経験値に加え、ゲーム内通貨の“クレジット”を獲得。ここで得られたクレジットを使えば、“廃棄物処理場(ショップ)”で新たな装備を入手してカスタマイズできる。

この際に注意しておきたいのが、開発スタッフのこだわりがつまった各種装備の性能。単純に耐久力が上がり、属性耐性がつく防御系装備は問題ないのだけど……攻撃系装備のバリエーションは、ぶっちゃけ“コレってホントに使えるの?”と疑問を抱くような装備もチラホラ。攻撃属性だけ見て高額な装備を買ってしまうと、思っていたよりも扱いづらくて後悔することも多いので、それぞれの性能をよく確かめて購入するかどうか決めよう。

▲防御系装備を変更すると……“お前はダレだ?”といった感じに外装までガラリと変化する主人公。カスタマイズする際は、数値より攻撃&防御属性(右下メニュー)を重視しよう。
▲変わりダネが多い攻撃系装備のなかでも、購入後に悶絶したのがいわゆる“スナイパー”装備。攻撃ダメージこそ高いけど、本作だとスコープ視点に切り替わるのがかなり扱いづらい。

ゲーセン好きに堪らないスルメのようなやり込み系ゲーム

ステージクリアー型のミッションは、前作よりもボリュームアップして全16ステージで難易度も高め。各ステージをクリアーするごとに“タイムトライアル”と“無情モード”が開放されるため、とりあえずシナリオを進めるもよし、やり込むもよしと、プレイヤーの好みに合わせたスタイルで楽しめたのは個人的に好印象。アクションゲーム好きなユーザーなら、キャッシュ稼ぎにもなる上位モードへ積極的にチャレンジしてみてほしい。

一部ボスの使い回しなどは、気にならないと言えばウソになるけど……出現する敵バリエーションやフィールドで難易度も大きく変わるため、くり返し遊ぶタイプのゲームとして見れば十分に許容範囲。前作で最大の不満点とされるメッセージ周りは、本作だと日本語にローカライズされているのでストーリーも楽しめて大満足。有料アプリとしては決して安くない値段だけど、ガンシューティングやアクションゲーム好きならぜひお試しあれ!

▲各ステージをクリアーすれば、タイムトライアルなどの上位モードのロックが解除される仕組み。いずれもシナリオモードとは違ったおもしろさがあるので、完全制覇をめざしてやり込め。
▲若干、使い回しな感じもあったボス戦だけど……バリエーションが多くて攻略パターンを考えるのは面白い。どうにも先へ進めなくなってしまったら、とりあえず装備を充実させよう。

EPOCH.2(エポック2)

ジャンル
アクション
メーカー
Uppercut Games Pty Ltd
配信日
配信中
価格
600円[税込]
対応機種
iOS 6.0 以降。iPhone、iPad および iPod touch 対応。 iPhone 5 用に最適化済み。

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