【新作情報】縦持ちタイプの『チャンピオンズ ゴルフ』はサラリーマンゴルファーにかなりオススメになる

スマホゴルフゲームの本命になる可能性あり

シックなデザインと遊びやすいUIのゴルフゲーム『チャンピオンズ ゴルフ』がエピックスから配信された。価格は無料（アプリ内課金あり）。

エピックスはスクウェア・エニックスのニンテンドーDS向けタイトル『ナナシ ノ ゲエム』やソニー・コンピュータエンタテインメントの『パラッパラッパー』シリーズなどの開発に携わってきた開発会社だ。今回配信された『チャンピオンズ ゴルフ』は、GREEとモバゲー向けに配信した『ナイスちょっと！ゴルフ』（累計登録者数150万人超）をスマホ向けにリファインしたもの。遊んでみると、これがなかなかいいデキ！　ファーストインプレッションということで、いいところも悪いところも気になるポイントをピックアップしてみたので、まずはこちらをご覧いただきたい。

3Dと2Dのハーフ＆ハーフ

昨今のスマホゴルフゲームは3Dグラフィックが主体。本作もその例に漏れず、爽快かつ美麗な3Dグラフィックを採用……と見せかけて、描画負担の少ない2D画面をうまく組み合わせることでテンポよく遊べるように仕上げている。それでいて安っぽくなっておらず、むしろ全体的に落ち着いた雰囲気と、シンプルなデザインは好印象だ。

本格ゴルフゲームとしては珍しく縦持ちでの片手プレイが可能なのもうれしい。通勤電車で遊ぶことの多いサラリーマンゴルファーにとって、縦持ちはかなりのアドバンテージになるのではないだろうか。

これまた珍しいポイントとして、なんとBGMはナシ！　しかし、鳥のさえずりなどの自然音のみでプレイするのも心地いいもの。

基本的にはリアル路線の本作だが、プレイを楽しくする要素として、アイテムや豊富なギアの存在もある。アイテムはラウンド中に使用して、そのときだけ飛距離やスピン量をアップさせられる。

ここがもう少し

じつに丁寧に作られたゴルフ部分にくらべると、少し気になったのがいわゆる課金まわり。プレイはチケット制になっていて、ふたつのゲームモード（ひとり用の“練習”と大会形式の“コンペ”）のどちらでも消費してしまう。コース攻略のためにまわりたい“練習”でもチケットを消費してしまうのでは、気軽にはプレイできないなと感じてしまう。この点に関しては、運営型のゲームということで今後改善されるといいなと思う。

総評「ゴルフ部分はかなりイイ！」

コースはふたつ、ギアの数もまだまだ充実しているとは言い難いため、可能性を秘めた発展途上タイトルというのが現状。“球とも”と呼ばれるフレンドを絡めたシステムについては、現段階ではまだ踏み込めていない。ただ、何度も言うけどゴルフゲーム部分はかなりイイ！　コンシューマーゲームを落とし込んだタイプのものが多いなか、そこから一歩進んでスマホに最適化した遊び方ができていることは高く評価できる。ゴルフゲーム界の期待のニューカマーとして今後も注目していきたい。