【TGS2013】『パズドラ』山本P×『ドグマ』伊津野Dスペシャル対談 『アイルー』コラボ画面初披露も

2013-09-21 19:50 投稿

スペシャルコラボ実現まで

東京ゲームショウ2013の一般日初日(2013年9月21日)、カプコンブースにて“『ドラゴンズドグマ クエスト×パズル&ドラゴンズ』パズドラコラボ記念スペシャルステージ”が行われた。ここで、現在開催中の“『パズル&ドラゴンズ』×『ドラゴンズドグマ クエスト』コラボ”にまつわる、山本プロデューサー(ガンホー・オンライン・エンターテイメント)と伊津野ディレクター(カプコン)との対談が実現! その模様をお伝えしていこう。

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※『パズドラ』×『ドラゴンズドグマ クエスト』コラボは9/16から

ふたりの関係は?

対談に先んじて登場したのは、『ドラゴンズドグマ』とは言えばこの人、伊津野英昭エグゼクティブディレクター。2013年7月より配信がスタートした、iPhone向け『ドラゴンズドグマ クエスト』の堅調ぶりやコンシューマー版にはない魅力などをひと通り語り終えると、話題はさっそく『パズル&ドラゴンズ』(以下、『パズドラ』)とのコラボレーションについて展開していく。

すると、『パズドラ』と言えばこの人、山本大介プロデューサーがスペシャルゲストとしてステージに登場。両者がっちりと固い握手を交わすと、いよいよ対談がスタートした。

▲伊津野英昭氏(左)と山本大介氏(右)。“キング”山本Pのコスチューム姿がすっかり板についてきた印象だ。

まずテーマとして挙がったのは、“ふたりの関係”について。ビッグタイトルを生み出した両者の出会い、今回のコラボレーションの経緯とはどんなものだったのだろうか? これに対し山本氏は、「昔から知り合いだったわけではなく、つい最近飲み仲間になった」としながらも、共通点を持つある意外な男について触れる。その男とは、そう我らが大塚角満(週刊ファミ通副編集長)である。しかし、言われてみればそれも納得。おなじみ“熱血パズドラ部”、“ドラゴンズドグマで暮らす”の両ブログを執筆している大塚であれば、ふたりを引きあわせたとしてもなんら疑問はない。

伊津野氏「大塚さん、来てないんかなあ?」

この言葉に反応したのは、なんと偶然(?)このステージを観覧していた大塚角満だ。伊津野氏の「いっしょに話しましょう」という誘いに、「いいんですか、俺(ステージに)上がっちゃって」(大塚)と謙遜しながらも、あらかじめ手にしていたマイクを持ち、さらに『ドラゴンズドグマ』のTシャツまで着用済みの体で登壇する大塚。トークは、3者交えてあらためて進んでいく。

▲しかも、話をよく聞いてみると、ふたりの出会いは大塚の紹介ではなく、昨年のCEDEC(ゲーム開発者向けカンファレンス)のパーティーがきっかけだっというオチつき(笑)。

コラボついに実現

そんな出会いの当時からすでに「『パズドラ』にハマっていた」と言う伊津野氏からのアプローチがあり、軽い気持ちでコラボレーションが決まったという両タイトル。このとき「『パズドラ』のダウンロード数は、まだ100~200万ほどのころだった」と大塚が加えると、伊津野氏も「ここまでのモンスタータイトルになると思ってなかった」と、当時と現在のギャップに驚くとともに、かなりのビッグコラボとなってしまった現状にややたじろぐような様子も(笑)。

一方、山本氏は、「なかなかリリースされなかったので、待ちわびていた(笑)」と、コラボ決定から実現まで1年以上を要した心境をうち明かすも、図らずとも、この東京ゲームショウという大きなステージに合わせることができたのは、お互い結果的によかったと感じているようだった。

苦労した点は?

では、この相互コラボが実現するまで、苦労した点はあったのだろうか。これについて、まず伊津野氏は、「2Dイラストのテイストを残して、いいあんばいを維持するのが少したいへんだった」とすると、山本氏は、「『パズドラ』らしく、属性の色、イメージを表現するのが難しかった」と言う。それでも、「青色のドレイクを(火属性なので)赤にしてもいいですか?」(山本氏)という無茶なリクエストにも快諾したいう伊津野氏の寛大さもあり、楽しくできたと振り返っていた。

▲“キングベヘモット”を例に、原案イラストから検討用ラフ、完成イラストが紹介されていた。
▲『パズドラ』のコラボダンジョンで「タマゴがぜんぜん落ちない」と嘆く大塚に、「簡単な難易度でやってるからじゃないですか(笑)」(山本氏)と茶化すシーンも。

 

『アイルー』コラボ画像が初お披露目

『パズドラ』と『ドグマ』のコラボについての話が終わると、おつぎは『モンハン商店 アイルーでバザール』とのコラボについての話題に。これは、「100%人気が出る」と山本氏も太鼓判を押す『モンハン商店 アイルーでバザール』と『パズドラ』による相互コラボで、こちらについてもふたりが出会った当初から並行して話を進めていたよう。この東京ゲームショウで初めて画像がお披露目された形だ。

▲「昨日メールで送られてきたばかり」という、『アイルー』のキャプチャー画面1点を公開した伊津野氏。右端にワルりんの姿が確認できる。
▲山本氏は、みずからの端末を取り出して『パズドラ』で開発中の画面を披露。BGMも専用のものが用意されているようだ。

「「おもしろかったらええやん」という考えがすごく似ている」と、伊津野氏が言うように、そうしたお互いのクリエイティブがあって、いい形で実現している今回の相互コラボレーション。最後にふたりをよく知る大塚から、「ふたりは本当にゲームを愛している。これからも新しいものをつくってもらいたい」と期待の言葉が添えられステージは終了した。

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