【注目作『ディズニー マジシャン・クロニクル』特集】第10回 位置登録を山手線で検証

2013-08-02 17:00 投稿

ミッキーマウスやドナルドダックなど、定番の人気キャラクターの力が封じられたカード“カルティア”を使って魔法の学園の世界を冒険していくカードRPG『ディズニー マジシャン・クロニクル』。

位置登録ゲームのコロプラが制作に携わっている本作では、同社の代名詞にもなっている“位置ゲー”の要素が盛り込まれており、1日最大3回まで(同じ探索エリアでは1回のみ)、位置登録をすることで貴重なメダルやマジカなど、特典が得られる可能性がある(特典を得られるのは1日1回のみ)のだ。

今回は、位置登録による特典ゲットの確率を、東京のJR山手線を使って実験してみた。

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環状線の駅1周で位置登録をやってみた結果

まず始めに、位置登録についておさらいしておこう。位置登録は、“Menu”を開き、“その他”内の“位置登録”タブをタッチすることで行える。あらかじめほかの設定が必要な機種もあるので、うまくできなかったときは本体の設定も確認しよう。

また、位置登録は日本国内、GPSを受信できる範囲ならどこでも可能。探索エリアはだいたい1キロ四方ごとにひとつずつ区切られていて、エリアを移動することで再び位置登録ができるようになる。ただし、しつこいようだがあくまで1日最大3回、特典を得られるのは1回までである。

▲画面右下の“Menu”をタップし、“その他”タブを選択。

▲その後、右側の列にある“位置登録”から、実行することが可能だ。

1日最大3回行える位置登録では、特典としてゴールド、シルバー、ブロンズの3種のコインもしくはマジカを発見できることがある。コインは、“タウン”の“コイン交換所”で超強力な装備品と交換することが可能だ。

ただし、コインはひとつのエリアにつき、1日に発見できる枚数が決まっている。ブロンズには制限はないが、シルバーは10枚、ゴールドは1枚しか発見することができず、一度誰かがそのエリアで発見してしまうと、二度と出現しなくなるのだ。

裏を返せば、まだ発見されていないエリアでは大きなチャンスが眠っているということでもあるので、人里離れた地域に足を運んだときはとくに積極的に試してみよう。

▲条件がきびしいだけあって、交換できる装備品も超強力。

さて、いよいよ本題だ。今回は東京23区内を走る山手線で位置登録について検証。渋谷駅を皮切りに時計回りに1周しながら、4人でそれぞれ計4台のスマホを使って12の駅(※1)で位置登録を行い、どのくらいの確率でコインやマジカを発見できるのかを調べてみた。

ただし、位置登録でコインやマジカを発見すると、たとえ残り回数があってもその日にできる位置登録は終了となってしまうので、最短で4駅で実験は完了することになる。自宅警備という仕事をこよなく愛する取材班は、スマホが一刻も早くコインやマジカを見つけてくれることを祈りつつ、緑の電車に乗り込んだ。

※1 山手線は全部で29駅。渋谷、新宿、高田馬場、池袋、巣鴨、西日暮里、上野、秋葉原、東京、新橋、品川、目黒の順に位置登録を試していく。

▲一度何かを見つけると、その日はもう位置登録を行えなくなるのだ。

まずは出発地、渋谷駅である。幸先のいいスタートを切るべく、トップバッターは先日“俊敏内ナンバーツー”のカルティアを引き当てた(※3)“験(ゲン)のいい”スマホから。ドキドキしながら位置登録を開始し……たがはずれ。肩を落とす我々に、シトシトと降り注ぐ雨。取材日はあいにくの空模様で、すでにその後来るであろう波乱を予感させていた……。

※3 第9回 SRが欲しい!参照。

▲渋谷ヒカリエ開業や、東横線の駅舎移転など、近年再開発が進む渋谷。しかし、彼の地の幸運の女神は我々に微笑まなかった。

そして、続く調査候補地である新宿へ。ちなみに、調査は電車を降りて駅のホームで行なっている。電車は高速で運行しているため、走行中は電波を受信しづらいことも多い。電車で移動の合間などに位置登録を行う際は、ホームで行うことをオススメする。もちろん、車内の優先席付近では電源を落とすことも忘れずに。

さらに高田馬場、池袋、巣鴨と検証は続いていく。が、なんとここまで5連敗である。1マジカも見つからない。べつに悪いことをしたワケではないが、先の験のいいスマホの所有者に対する風当たりは強い。前回SRを引き当てたスマホを2台目に持ってきたのだが、すでに2回失敗。心なしか、こちらの所有者の表情も天気同様どんよりしてきた気がする。「まさかの1周コース(=全敗)か……」と、取材班全員の表情にも焦りの色が浮かび出してきた。

▲せっかくなので当日の新宿、池袋の模様をお送りする。平日の昼間、しかも悪天候ではあったが、そんなことを感じさせない人出の多さ。さすがは日本が誇る大繁華街である。

▲1台目のスマホは無念の3連敗だった。

ようやく“当たり”が出たのは、2台目のスマホのチャレンジ3回目、通算では6回目の西日暮里駅である。発見されたのは500マジカ! 合成費用が不足しがちな本作において、500マジカは非常に大きい。発見したスマホの所有者のドヤ顔が非常に鬱陶しかった。

▲ついに探索成功。これで成功率は1割6分7厘となった。

勢いに乗り、続いて上野へ。しかし、残念ながら連勝はならず、この時点で成功率は1割4分3厘に。

▲浅草など都内の名所への中継点でもあり、その土地自体が観光名所でもある上野。外国人観光客の姿もちらほら。

1回うまくいったとはいえ、相変わらず12駅完全制覇ペースで進む検証。だが、ここからまさかの追い込みが決まる。まず、上野から2駅の秋葉原でブロンズコイン(3台目終了)、そして続く東京駅ではなんとシルバーコイン(4台目終了)と、まさかの2連勝! 3駅を残して目標達成となったのである。

とくに東京駅では、1エリアにつき10枚しか発見できないというシルバーコインが見つかった。推測だが、乗降の多い駅では乗換などで位置登録をしているヒマがなく、シルバーコインも手付かずのままだったということなのだろう。今回はとくに人出が多い路線での実験だったので、ゴールドはもちろんシルバーコインさえも見つからないだろうと思っていたのだが、これは思わぬ盲点だった。たまたまかもしれないが、人口密集地でもこうした穴場があるのかもしれない。

▲駅が大きいうえに人出が多く、写真を撮るのも苦労した秋葉原、東京の両駅。しかしここでドラマが待っていた。

▲まさかの連続ヒット! シルバーコインを発見できたのは、前回のSR実験でSRを引けなかったいわゆる“持っていない”スマホだったが、今回雪辱を果たした形となった。

けっきょく、トータルで9回宝探しをして3回発見、成功率は3割3分3厘という結果に。試行回数を増やしたら増減するかもしれないが、期待値としては3回に1回、つまり1日1回は発見できるという計算だ。しかも、都会のど真ん中でシルバーコインも発見できたというオマケつき。

今回の実験を見る限り、位置登録機能の有効性はかなり高いということがわかった。まだこの機能を活用していない人は、使わない手はないぞ!

なお、特定のディズニーストアでは、この位置登録の期間限定キャンペーンを行っている。これは、その店舗でゴールドコインが手に入る(1日1回のみ)というもの。詳しくはコチラの記事を参考に。

 

インプレッション(その10):継続は力なり

夢や理想を追い続けることは、人生でもっとも大切なことだろう。目標は高いからこそ人は成長できるのである。

本作でも、つねに高いセット(役)を求めることで、どんな難関クエストをも突破してきたプレイヤーはたくさんいるはずだ。安いセットではダメージがほとんど与えられない敵もいるしね!

しかしながら、世の中にはいろいろな言葉があるもので、こんな名言もある。

「継続は力なり」

ときには理想に目をつぶり、ただ続けるだけでもいい。その経験が血となり肉となる……という意味である(たぶん)。しかし、本作では別の意味でも重要な要素となるのだ。

それは、“コンボボーナス”の存在である。

探索でもバトルでも、カルティアを使ってつねにセットを作り続けることで、“コンボ”が発生する。探索ならスコアに、バトルならダメージに、それぞれプラス補正がかかるのだ。それも、コンボ数に応じて補正は大きくなる。高いセットになるほど補正値が大きくなるので、とくに探索ではハイスコア狙いに欠かせない。

ただし、一度でもノーセットを出してしまうと、当然のことながらまた一からやり直しとなる。

▲セットの差を覆すほどではないが、コンボによる経験値の差は非常に大きい。バトルにあえて突入させて手持ちのカルティアを調整したいときも、探索ではワンセットを作っておくようにしよう。

つまり、つねに高いセットを求め続けることも大事だが、高目が期待できないときはすぐさまワンセット狙いに切り替え、後の巻き返しを図ることも大切だということだ。それが、より高いスコアにつながることもある。週末限定クエストで上位入賞を目指すなら、このコンボの存在を忘れないように!

ディズニー マジシャン・クロニクル

メーカー
コロプラ
配信日
配信中
価格
アイテム課金制
対応機種
iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 4.3 以降。iPhone 5 用に最適化済み、Androidバージョン 2. 2以降

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