【注目アプリレビュー】キモ美声なヤツらで奏でてみた『シンギングモンスター』

異色シミュレーションの『シンギングモンスター』は、歌×モンスター×育成＝ノリノリ！　なゲーム。曲のそれぞれのパートを担当するモンスターたちを育てて、島をにぎやかにしよう！

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 ●キモいけど、美声！　キモいけどナイス・グルーヴ！　キモいけど……カワイイ!!

『シンキングモンスター』はその名の通り、歌う怪物たちが主役です。プレイヤーは指揮者というか、プロデューサーのような立場で、未開の島にモンスターたちの歌声響く楽園を作り上げようってワケです。このモンスターたち、まあ、ご覧のとおり見た目がゴツかったりなんだりで、初見でキュン、と来る方は少ないかもしれません。
でも、このコたち、とってもいい声しているんですよ。不思議と愛着もわいてくるようになるんです。それではさっそく、モンスターの育て方、いってみましょー！

●まずはリズム隊！　島も整備しなくちゃね

チュートリアルで最初に住まわせるのは、“ノッギン”という種族。岩のような体で大地のリズムを刻みますよ。モンスターは、ゲーム内ショップのマーケットから購入するか、ブリードで手に入れます。ブリードについては後程。モンスターは最初、タマゴの状態なので、島にあるふ卵器に入れます。タマゴは時間経過で孵りますよ。せっかちさんには、時間短縮アイテムのダイヤをどうぞ。そして、モンスターが誕生したら島の好きな場所に配置。配置した瞬間から歌い始めます。ちなみに、モンスターは、プレイヤーが好きにリネームできるんですよ。本作はしっかりローカライズされているので、日本語入力もOKです。

さてさて、島にノッギンだけじゃサビシかろうということで、バス（？）担当の“マーモット”が仲間入り。低い声で迫力があります。さらに、モンスターのおやつを作る施設、ベーカリーを設置してみました。モンスターたちは「ハラヘッター」とダダをこねたりしませんが、おやつをあげると経験値が貯まり、レベルアップします。レベルが高いほど体が大きくなったり、1分あたりに稼ぐコインが増えるんですね。
あ、言い忘れていましたが、モンスターたちは歌うことでコインを稼いでくれます。そのコインでベーカリーでおやつを作ったり、島に点在する障害物を撤去できるようになります。

●モンスターをブリード！　お城もグレードアップ♪

モンスターがレベル4以上になると、ブリードできるようになります。ブリーディング器を設置して、2体のモンスターを選ぶだけ。モンスターの組み合わせによって、生まれるモンスターが異なってきます。また、同じ組み合わせでも、結果が異なることも。ブリード終了後は、例によってふ卵器へ。そうして増やし続けていくと……。

曲の厚みが増してきます！　毎回のことながら、島に置くとき「どんな音がするのかな」と楽しみになっちゃうんですよね。ちなみに、私のお気に入りのコは、コレ！

▲フォッグ。「ワワワワワワー」と、ちょっと高めの気の抜けた声で合いの手をするように歌います。

▲モゥ。フォッグと甲乙つけがたいのがモゥ。「リリッティ リリッティ……」と高く澄んだコーラスがイイですね。

モンスターが増えていくと、当然ながら島は手狭になるのでどんどん開拓していく必要なあります。また、モンスターたちは日がな1日歌っていますが、いつかは寝る模様。彼らの寝床であるお城を、コインを払って改築してき、みんながベッドで寝られるようにしてあげないといけません。

ちなみに、このお城自体も曲に参加していて、エレキベースを奏でています。また、お城ではメモリゲームという、記憶力が試されるミニゲームがプレイできます。

▲モンスターが歌う順番を覚えて、その通りにタップ。現在の世界記録は47手。私はというと、9手が限界でした……。

●モンスターが“お気に”でルンルン!?

お城のグレードアップなど、ゲームを進めるにつれ、いろいろとコインが必要になってきます。そのためにミッションをこなしていくのはもちろんですが、ちょっとしたコツでモンスターがコインを多く稼いでくれるんです。そのコツは、ズバリ配置。好きな物の近くに置くとゴキゲンになって、いつもよりたくさんコインを得られるというワケ。好きな物はそれぞれ異なっているのですが、モンスターをタップして、インフォを見るとその趣向がわかります。好きなモンスターのほか、好きなデコレーションアイテムなどを確認できますよ。好きな物が被っているモンスターどうしを隣接させて、どちらも恩恵があるようにしてあげるのが指揮者としての腕の見せどころ。

また、自分がお気に入りのモンスターを増やしてパートをより厚くし、自分好みにアレンジしたりするのも楽しそうです。なお、マーケットで新たな島と曲を購入できるので、ユカイなセッションはまだまだ続きそうですね。