キッズ向けタブレット『MEEP!』を体験試遊 オトナでも意外とアリ

2013-04-19 15:58 投稿

●約50種類のアプリをインストールしたAndroidタブレット

2012年9月にアメリカで発売され、クリスマスシーズンには売り切れ店が続出したというキッズ向けタブレット『MEEP!』。子どもが安心してインターネット環境を利用できることを第一に、さまざまなペアレンタルコントロールが内蔵された。アプリの利用時間などを設定したり、実際に子どもが『MEEP!』でどんなサイトにアクセスしたか、アプリを遊んだかなどを、保護者が自分のPCやスマートフォンから確認することができる。そんな話題満載の『MEEP!』が日本に上陸。さっそく触ってきたので、使用感をリポートする。

 


▲7インチのスクリーンを搭載した『MEEP!』。カラーはオレンジ、ブルー、ピンクの3色。

 

日本での『MEEP!』の発売は、2013年4月26日(金)から。価格は14999円[税込]。全国のトイザらス、ベビーザらス店舗および、“トイザらス・ベビーザらス オンラインストア”で販売される。アメリカでの販売から時期が遅れたのは、日本語対応させるローカライズによるものが大きいが、プリインストールするアプリやコンテンツのセレクトを、日本市場に向けて練り直していたという。発売に先立ち都内で開催された商品説明会には、トイザらスのマーチャンダイズ本部・執行役員のポール・ウィンズロー氏が登壇。にこやかに『MEEP!』を掲げて説明しながら、突如『MEEP!』を床に落とすハプニングを演出。カラフルなシリコンカバーに覆われた『MEEP!』は、何の損傷もなくアプリを動作しつづけていた。

 


▲『MEEP!』を手にしたポール氏。この直後『MEEP!』を床に落としてみせた。

 

●タブレット入門機としてもアリな『MEEP』

ここで簡単に『MEEP!』の商品仕様を解説すると、搭載されたのはAndroid4.0。Wi-Fi機能を内蔵し、7インチのタッチスクリーンを搭載。じつは、このタッチスクリーンは、タブレットでは初となるzForce技術を採用したもので、ペンや絵筆、手袋をつけたままでもタッチ操作が可能になっている。実際にスクリーンに触れてみると、液晶画面のようにソフトな印象。この柔軟さが衝撃に強く、一般的な固いスマホのスクリーンと違い、落としても破損しにくいという。『MEEP!』を実際に持った印象は、肉厚でしっかりしたイメージ。衝撃保護にも役立つシリコンカバーが手になじむ。とはいえ、一般的なタブレットに比べ、スクリーンのサイズにしては、本体が大きめかもしれない。

ゲームでも使用する、自動的にタブレットの傾きを感知するG-センサーを内蔵。本体のメモリー容量は4GBと若干物足りないが、最大32GBまでのマイクロSDカードに対応しているので安心。むしろ、PCとのデータのやり取りなどは、Wi-Fiを経由するより速くて確実だ。HDMIもサポートしているので、大画面のモニターに接続して親子でゲームを楽しんだり、動画を鑑賞したりといった使いかたもできる。本体にプリインストールされた『Angry Birds』のムービーを見せてもらったが、50インチを超える大画面でも十分に鑑賞できるレベルだった。

 



おもしろいのは『MEEP!』専用のヘッドフォンと、ジョイスティックが別売されること。子どもの耳に優しい設計で、ヘッドホン自体の機能として、あやまって大音量再生をしてしまっても、最大音量が80dBに抑えられるようになっている。これは『MEEP!』だけでなく、音楽プレイヤーにつないでも同様の効果があるとのこと。別売ということで、手軽に入手できそうだ。ジョイスティックを購入すると、3種類のゲームを無料でダウンロードできるクーポンがプレゼントされる。

 


▲ヘッドフォン、ジョイスティックともに1999円[税込]。『MEEP!』で遊べる『Angry Birds』はプリインストールされたもの。

 

●メニューまわりは『MEEP!』独自の設計

アプリのアイコンが画面いっぱいに並ぶ、スマホやタブレットとは違い、『MEEP!』の画面はとてもシンプル。画面の左右に独立して表示されるふたつのメニューで操作を行う。画面の左側が“コミュニケーションメニュー”と呼ばれ、ペアレンタルコントロールを設定したり、Wi-Fiを利用したチャットに参加できるメンバーを登録するのに使用する。

頻繁に利用することとなるのが画面右に表示される“プレイメニュー”で、ゲームやインターネット、写真、動画などのアイコンが、ジョグダイヤルをまわすように表示される。GooglePlayにもアクセスができるようになっているが、アプリやコンテンツのダウンロードには保護者の承認が必要で、子どもだけではできないように配慮されている。保護者の承認があれば、有料アプリのダウンロードもできる。画面いっぱいにアイコンが並ぶ一般的なAndroid端末より、すっきりとメニューが整理された『MEEP!』は好印象。おすすめアプリなどが表示される“MEEP!ストア”のデザインもカラフルだ。

 


▲“プレイメニュー”を開いたところ。子どもに役立つ情報が掲載された“Yahoo!きっず”に、すぐにアクセスできるようになっている。

 


▲アプリやコンテンツの購入ができる“MEEP!ストア”。ゲームやアプリ、E-ブックスなど、カテゴリー分けされている。

 


▲有料コンテンツの購入も可能。ただし、保護者の承認なしにはできないようになっている。

 


▲『MEEP!』が誇るペアレンタルコントロール。こちらはPCを使って設定しているところ。

 

●おとなも使いたくなるタブレット!

キッズ向けに設計された『MEEP!』だけれど、カラフルなデザイン性は従来のタブレットにはなかったもの。仕事に使うならシンプルなスマホやタブレットが向いているかもしれないが、ホビーユースには『MEEP!』のような、デザイン性の優れたものも選択肢のひとつに入れたい。14999円[税込]という価格を考えると、子どもだけに触らせるにはもったいないタブレットかも。子どもと色違いで使ってみるのもいいかもしれない。

 

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