超本格TCG『オーダー＆カオス デュエル』圧倒的な戦略性に脱帽

	売り切れ御免！ 今回も限定アイテム盛りだくさん！ 『ファミ通App iPhone&Android NO.006』絶賛予約＆販売中！
	★Amazonでの購入はこちら！

●オンライン対戦が待ち遠しい！
　ゲームロフトからiPhone、Android向けに配信中のMMORPG『オーダー＆カオス オンライン』。その流れを汲んだシリーズ最新作『オーダー＆カオス デュエル』が、近日配信される。基本プレイは無料。本作は、これまでのようなRPGではなく、シリーズの世界観を踏襲したトレーディングカードバトルゲーム。ストーリーモードのほか、リアルタイムでのオンライン対戦も備えており、全世界のユーザーと腕を競い合うことが可能だ。今回は、本作の配信前にプレイする機会をいただいたので、その内容をお届けしよう。

▲ストーリーモードはいわばオンライン対戦へ向けた予行演習みたいなもの。まずはストーリーモードで基本を覚え、対戦で腕を磨いていく。

●シンプルながらも奥深いゲームシステム

では、最初に本作のルールを紹介していこう。まずプレイヤーが行うことはヒーローの選択だ。人間、エルフ、オーク、アンデッドの4種族が存在し、各種族に4つの職業が用意されている。本作では、敵のヒーローを倒すことが目的となっており、いくら場にカードが残っていようとも、敵のヒーローを倒せばクリアー。逆に、プレイヤー側のヒーローが撃破されるとゲームオーバーになってしまう。

＜ヒーローの特徴＞
・プレイヤーのレベルがアップすると体力増加
・種族、職業ごとに固有のスキルを持つ
・ヒーローを撃破されると負け

カードを配置できる場所は、画面中央の全部で5ヵ所。手前がプレイヤー、奥が敵となっている。場に配置したカードの正面に敵がいない場合は、画面左の敵ヒーローを攻撃し、正面に敵がいた場合、そのカードに攻撃を行う。前述の通り、最終的に敵ヒーローを撃破すれば勝利となる。

つぎはカードの見方について。まず知るべきは3つの数字だ。

＜カードの見方＞
青い数字：カードを場に配置するために必要なコスト
黄色い数字：カードの攻撃力
赤い数字：カードの体力

ミニオンカード
いわゆるモンスターのカード。コストを消費して場に配置する。配置して1ターン、攻撃するのに1ターンが必要。3つの数字すべてを持つ。

スペルカード
場に配置する必要はなく、コスト消費だけで発動可能。敵にダメージを与えたり、場のカードを強化したりと、効果はさまざま。

エンチャントカード
場に出ているミニオンカードを強化する。こちらも場に出す必要はなく、コスト消費で発動する。

装備カード
ヒーローを強化するためのカード。コストを消費して装備カードをリーダーに重ねることで効果が発動する。

●最高に熱いバトル！

バトルで最重要になるのが、コストの分配だ。コストは、手札から毎ターン1枚を生贄にささげることで最大値が上昇する。どんなカードでも生贄にできるが、上昇値は必ず1。つまり、ターンが経過すればするほど、コストの最大値がアップして、より強力なカードが使用できるわけだ。ただし、これは敵も同じ条件。バトルの主力はミニオンカードだが、前述の通り攻撃を行うまでに最低2ターンが必要になる。この2ターンが曲者で、いくら強力なミニオンカードでも、倒すたびに敵にカードを配置されたら一向に敵ヒーローを攻撃できず、勝負がつかないどころか劣勢に立たされる。“前方に敵がいない”状態を作るためには、ミニオン以外の3種類のカードをいかに使いこなすかが、最大の鍵になってくるのだ。例えば、体力の多いミニオンカードで壁を作り、ヒーローへの攻撃を防ぎつつ、攻撃力の高いミニオンカードをエンチャントカードで強化。ヒーローのスキルを使ってみるもの手だろう。ターンが経過して敵の残り体力が少なくなったところを、スペルカードを使ってトドメを刺し、残ったミニオンカードで敵ヒーローを撃破。……と書いてみたものの、こんなにうまくはいかないのが現実。敵にスペルカードを連発されたり、強力なカードを引いてもコストが足らず、泣く泣く生贄に捧げたりと、思いどおりいかないこともがざらにある。しかし、思考を巡らせて戦況を想定し手札を組み合わせて、勝ちが見えたときの1手は快感そのもの。今回プレイできたのはチュートリアル終了までだったが、それでも本作が持つ戦略性の高さ、ゲームの奥深さは、十分に体験することができた。ゲームのルール上、1試合が長くなる傾向にあるが、それも本格派だからこそ。腰を据えてじっくりとプレイしたい。全世界のプレイヤーとリアルタイムで戦える日が楽しみだ。