『FF IV 攻略』第3回・聖騎士セシルの新たな戦い

2013-02-14 12:25 投稿

■”真の力”を得てゴルベーザ四天王を倒せ!

今回は序盤戦クライマックス、バロン城までを攻略します。いよいよゴルベーザ四天王との対決が始まりますが、彼らとのバトルは対処方法さえ間違えなければ、苦労せず勝てる場合がほとんどです。バトルの前に戦法を確かめたり、やり直し覚悟で敵の行動パターンを確認してから、再度挑戦するといいでしょう。

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■メインストーリー攻略 ミシディア〜バロン城

◎フローチャート
●ミシディア
・祈りの館で長老と会う
・パロムとポロム、パーティーIN

●試練の山
・3合目でテラと再会、テラがパーティーIN
・山頂でスカルミリョーネ、スカルナント×4戦
・橋の上で再度スカルミリョーネ戦

◎宝箱等から入手できるおもなアイテム
・試練の山入り口……ポーション、ポーション
(※マップ完成……どくけし×5)
・試練の山3合目……宝箱なし
(※マップ完成……ハイポーション×3)
・試練の山7合目……エーテル、エーテル
(※マップ完成……エーテル×1)
・試練の山山頂……宝箱なし
(※マップ完成……あかいきば×1)

◎遭遇するおもな敵
・ミシディア周辺……コカトリス、ズー、ミニマジシャン、ガトリンガ
・試練の山……スピリット、ソウル、グール、レブナント、ブラッディボーン、リリス

◎攻略情報
船の難破により仲間とはぐれ、ひとり陸地に流れ着いたセシル。そのままでは危険なので、ひとまず東に進み街に入りましょう。しかしその街は彼が”赤き翼”に所属していたとき、クリスタルを強奪するため襲ったミシディアでした。そのため街の住民はセシルのことを恐れ憎んでおり、なかには話しかけると毒やカエルなどの状態異常を与えてくる者もいるほど。彼らにはあまり話しかけないようにして、もし状態異常を受けたら回復アイテムを使うか、宿屋に泊まって治しましょう。

ミシディアの奥にある祈りの館に入ると、街の長老と出会えます。長老の助言で、セシルはゴルベーザを倒すために必要な”真の力”を得るため、試練の山の山頂を目指すことに。さらに彼の補佐役として双子の魔道士、パロムとポロムが仲間に加わります。

すぐさま試練の山を目指したいところですが、仲間に加わった直後のパロムとポロムはレベルが低く、そのままでは苦戦確実です。まずは街の近くでパロムとポロムのレベルを上げましょう。彼らのレベルが15を越えたら道具屋で回復アイテムを補充して、いよいよ試練の山に向けて出発です。

ちなみにミシディアの防具屋に並んでいる”ひかりのたて”、”ひかりのかぶと”、”ナイトのよろい”、”ガントレット”は現時点では誰も装備できませんが、そのうち必要になります。お金に余裕があるならば、いまのうちに買っておくと後々役に立つでしょう。

▲生意気盛りのパロムとしっかり者のポロム。ふたりとも幼いながら能力値の成長率は抜群です。

ミシディアを出て東に進むと、やがて試練の山にたどり着きます。ここに出現する敵のほとんどはアンデッドで、暗黒剣を使うセシルの攻撃ではダメージが半減されてしまいます。パロムの”ファイア”を攻撃の主軸にしつつ、バトルをこなしていきましょう。試練の山の3合目に到着すると、ダムシアン城で別れたテラと再会。これでパロムの負担が軽減されるので、かなり楽に進むことができます。

試練の山山頂、吊り橋の手前でゴルベーザ四天王のスカルミリョーネが現われ、襲いかかってきます。まずはパロムとテラの”ファイラ”でスカルナント4体を一掃しましょう。その後はふたりともスカルミリョーネを”ファイラ”で攻撃、ポロムは”うそなき”でスカルミリョーネの防御力を下げた後は回復に専念。アンデッドでもあるスカルミリョーネに対しては、セシルの攻撃力が抑えられてしまうので、彼には回復アイテムを使わせつつ余裕があるときのみ攻撃させるといいでしょう。

勝利後さらに先へ進むと、再びスカルミリョーネが襲ってきます。このときは必ずバックアタックされるので、すかさず”チェンジ”で隊列を入れ換えましょう。バトル前に”ならびかえ”で隊列を入れ換えておくと、”チェンジ”する手間が省けて楽になります。

再戦時のスカルミリョーネはHPが増加しているだけでなく、カウンター攻撃で毒や呪い状態を与えてきます。戦法は初戦と同じでかまいませんが、とくにパロムは”つよがる”と”ファイラ”をセットで使うことで、カウンターされる回数を減らせるうえMPも節約できます。テラは”ファイラ”で攻撃しつつも仲間のダメージを確認し、必要ならばポロムとともに回復を。セシルは攻撃を控えさせ、アイテムを使った仲間のHPやMP、状態異常の回復を最優先で行えるようにしておくと安全です。

▲毒状態になると時間経過でHPが減少し、戦闘不能になる危険が高まります。一刻も早く回復させましょう。

◎仲間キャラクター解説

〈パロムとポロム〉
才能豊かな魔道士たちが集うミシディアでも、天才とうたわれる双子の魔道士姉弟、それがパロムとポロムです。弟パロムは黒魔法、姉のポロムは白魔法の使い手ですがふたりとも幼く、仲間に加わった直後だと戦力としては不十分。しかしレベルが上がるにつれ能力値がガンガン上がるうえ、新しい魔法をつぎつぎ覚えていきます。大切に育てていけば、すぐ一線級の活躍をしてくれるでしょう。なお、最大の長所である魔法を存分に使わせるためにも、必ず後衛に下げて敵からのダメージを抑えるのを忘れずに。

パロムの固有アビリティは”つよがる”。一時的に”ちせい”が2倍になるため、直後に発動した攻撃魔法の威力が倍増します。魔法1回ぶんのMP消費で2回ぶんのダメージが見込めるため、非常に便利。攻撃魔法の前には、極力このアビリティを使うように習慣づけるといいでしょう。

一方、ポロムの固有アビリティ”うそなき”は、敵全体の防御力を一定確率で半減させる効果があります。ザコモンスターはもちろんのことボスにすら効くのでとても強力。開始直後に”うそなき”を使わせた後で、白魔法による仲間のサポートにあたらせると、バトルを楽に進められます。

さらにパロムとポロムはアビリティ”ふたりがけ”を使うことで、力を合わせて強力な攻撃魔法を発動させられます。行動時に一方が”ふたりがけ”を選ぶと、シンクロ率が100%に上昇。このシンクロ率が100%を切る前にもう一方が”ふたりがけ”を使うことができれば、魔法詠唱の後に”プチフレア”または”プチメテオ”が放たれます。その威力は絶大で、”昔の水路”までのザコ敵ならば一撃で倒せるほどです。

非常に頼れるアビリティですが、この”ふたりがけ”を使うにはいくつかの注意点があります。ひとつはシンクロ率で、これは時間が経つにつれ低下していきます。一方が途中で違う行動をしたり、状態異常になるなどの理由で”ふたりがけ”を使うのが遅れると、シンクロ率が100%を切ってしまい魔法は発動しません。もうひとつは消費MPです。”ふたりがけ”は両者のMPを”プチフレア”なら30ずつ、”プチメテオ”なら50ずつ消費し、MPが足りなければ不発に終わります、必ずMPの現在値を確認してから、アビリティを使うようにしましょう。

◎フローチャート
●試練の山
・暗黒騎士戦
・セシルがパラディンになり、テラがすべての魔法を思い出す

●ミシディア
・祈りの館で長老に報告
・デビルロードを通りバロンの街へ

●バロンの街
・宿屋2階の酒場で、バロン近衛兵×2戦
・ヤン戦
・ヤン、パーティーIN。”バロンのかぎ”入手
・”バロンのかぎ”を使って”昔の水路”に入る

◎攻略情報
二度のバトルでスカルミリョーネを撃破したあと、山頂の祭壇に近づくと不思議な空間に転送。そこでセシルは謎の声の導きに従い、”真の力”を手に入れるため自分と同じ姿をした暗黒騎士と戦います。このバトルに仲間は参加できないため、セシルと暗黒騎士の一騎討ちになりますが、ひたすら防御していればバトルは終わるので心配無用。これでセシルは”真なる力”を得て聖なる騎士、パラディンに生まれ変わります。同時にテラは、すべての黒魔法と白魔法を思い出し、さらに究極の攻撃魔法”メテオ”を習得します。

新たな力を手にし、急いでミシディアに帰還……といきたいところですが、その前に試練の山7合目に戻りましょう。スカルミリョーネを撃破したことで出現した、デカントアイテム”のろい”を入手するためです。またパラディンになったセシルのレベルは1に戻ってしまい、HP以外の能力値も下がっています。”のろい”を手に入れる途中でバトルをこなせば、効率よくセシルのレベルを上げられるでしょう。事前にミシディアで”ひかりのたて”などの防具を買っていたら、セシルに装備させると安心してバトルをこなせます。”のろい”を入手しセシルのレベルを10以上にしたら、ミシディアに戻りましょう。ちなみに試練の山のふもと近くにあるチョコボの森には、ダビングウェイ改めキャンピングウェイがいますので、忘れず会っておきましょう。

▲一度のバトルでレベルが一気に上がり、すぐ以前にも増して強くなります。最初の数回だけは注意しましょう。

ミシディアの長老に会い、セシルが”真の力”を手に入れパラディンになったことを報告すると、長老はバロンの街に直通するデビルロードの封印を解いてくれます。さっそく街の中にあるデビルロードへ向かいましょう。出発前にセシルの防具一式を買い揃えて、装備させておくのを忘れずに。

デビルロードを抜けるとバロンの街に到着しますが、まっすぐバロン城へ向かっても城の門は閉ざされており入ることはできません。そこで情報を集めがてら街を散策していると、宿屋2階の酒場で行方不明になっていたヤンが見つかります。しかしヤンに話しかけると、突然近くにいたバロン近衛兵をけしかけられてバトルに。パロムかテラの”ファイラ”で一掃しましょう。バロン近衛兵撃破後は、続けてヤンが襲いかかってきます。ヤンは”けり”で全員にダメージを与えてきますが、セシルのレベルが10以上あり防具を整えていれば、受けるダメージは100以下で抑えられるので楽勝です。セシルが2回攻撃を当てると、ヤンは正気に戻ります。

どうやらヤンは船の難破で記憶を失い、いままでバロン側に操られていた、とのこと。彼は非礼をわびて再び仲間に加わり、さらに”バロンのかぎ”をくれます。このカギはバロンの街の武器防具屋と、街の西側にある”昔の水路”入り口の扉を開けることができます。バロン城へ潜入するには、この水路を通っていくしかありません。街でアイテムや装備を整えて、昔の水路へ挑みましょう。

▲閉ざされていた武器防具屋にはキャンピングウェイ改めジャミングウェイが。ゲーム中のBGMを聞かせてくれます。

◎仲間キャラクター解説

〈セシル(パラディン)〉
暗黒騎士だった自分を捨て、聖騎士パラディンとなったセシル。その戦闘能力は以前と大きく異なっています。強力な武器と防具を装備でき、前衛に立って敵を迎え撃つ点は同じですが、聖属性の”でんせつのつるぎ”を始めとする、暗黒剣以外の剣が装備できるようになっています。そのため以前は苦手としていたアンデッド系の敵にも、ほかの敵に対するのと同等、もしくはそれ以上のダメージが与えられます。今後は相手がアンデッドでも、存分に活躍できるでしょう。

固有アビリティは”あんこく”の代わりに、”かばう”が使えるようになります。これは使用後に仲間をひとり選ぶことで、その仲間が受ける物理ダメージをすべて肩代わりする、というもの。防御力が低く打たれ弱い、仲間の魔道士に対して使うといいでしょう。さらにHPが減り瀕死状態になった仲間がいると、自動的に発動してかばってくれます。とても便利ですがダメージは受けるので、セシル自身が戦闘不能になる恐れはあります。つねにセシルのHPには気を配りましょう。なおセシルが状態異常を受けたり、瀕死状態になると”かばう”は自動発動しません。

またパラディンとなったセシルは、一部の白魔法を使えるようになります。ただしあまり強力な魔法は覚えられないうえ、能力値の”せいしん”が伸び悩むため回復魔法の効果も低め。バトル後の余裕があるときに使わせるか、”エスナ”のような”せいしん”が効果に影響しない魔法を使わせるといいでしょう。

◎フローチャート
●昔の水路
・水路を抜けてバロン城へ向かう

●バロン城
・城1Fでベイガン戦
・王の間でカイナッツォ戦
・パロムとポロム、パーティーOUT

◎宝箱等から入手できるおもなアイテム
・昔の水路入り口……1000ギル
・昔の水路B4F……ハイポーション、エーテル、ゼウスのいかり
(※マップ完成……ハイポーション×3)
・昔の水路B3F……どうのすなどけい、くものいと、エルメスのくつ
(※マップ完成…エーテル×1)
・昔の水路B2F……エーテル
(※マップ完成…ばんのうやく×3)
・昔の水路B1F……こだいのつるぎ
・バロン城(追加)……エーテル、エーテル、ユニコーンのつの、ユニコーンのつの、フェニックスのお、フェニックスのお、エルメスのくつ、エルメスのくつ、バッカスのさけ、バッカスのさけ、エリクサー、ハイポーション、ハイポーション、エーテル、テント、テント、エーテル

◎遭遇するおもな敵
・昔の水路……スプラッシャー、雷魚、ファングシェル、デスタネット、アリゲーター、ギガースゲイター、ヒュドラ、バロン近衛兵

◎攻略情報
昔の水路に出現する敵は手強く、仲間が5人いても苦戦させられます。セシルのレベルが15未満ならばあまり無理をせず、こまめに街に戻りつつ進んでいきましょう。ポロムの”うそなき”からのパロムとテラの”ブリザド”全体がけで数を減らしつつ、残った敵をセシルとヤンで仕留めていく戦法が有効です。地形の注意点ですが、B3Fはところどころに隠し通路があるので、マップを確かめつつ未踏破エリアを埋めていきましょう。また水路の入り口とB1Fのセーブポイントがある場所にも隠し通路があります。とくにB1Fの隠し通路の先には、攻撃した敵に一定確率で呪い状態を与えられる”こだいのつるぎ”が置かれているので、取り忘れないように。

水路を抜けてたどり着いたバロン城に人影はなく、安心して探索を進められます。ダメージを受けていたら、左の塔にあるセシルの部屋のベッドで回復しましょう。城の1F、王の間に続く廊下に出ると、近衛兵長のベイガンが登場。一時は仲間になりかけますが、パロムとポロムに正体を見破られると襲いかかってきます。

ベイガン戦では、こちらが攻撃できる場所が本体、右腕、左腕の3ヵ所あります。右腕と左腕は倒してもすぐに再生するため、本体に攻撃を集中したいところですが、本体撃破時に腕が残っていると自爆。1本につき2000を越えるダメージを与えてくるため、2本とも残っているとほぼ確実に仲間ふたりが戦闘不能にされてしまいます。弱点は氷属性ですが、攻撃魔法を当てるとカウンターで”リフレク”を使われるため、魔法で攻撃するチャンスは一度しかありません。

そこでまずはパロムとテラが”ブレイク”を使い、両腕を石化させましょう。これで腕が再生したり、自爆する心配がなくなります。その後ポロムの”うそなき”で本体の防御力を下げ、パロムの”つよがる”からの”ブリザラ”、またはテラの”ブリザガ”で攻撃しましょう。これでほぼ瀕死状態に追い込めるので、セシルとヤンが追撃すれば倒せるはずです。誤って先に”ブリザド”系魔法を使ってしまうと、長期戦に追い込まれるので絶対にしないように。また途中でベイガンの猛攻を受けることになりますので、ダメージや状態異常はこまめに回復させましょう。

▲昔の水路B3Fは、マップに記されない隠し通路だらけ。行き止まりでも気にせず壁にぶつかり、隠し通路を見つけましょう。

ベイガン撃破後、王の間へ向かう前にバロン城の右半分も探索しておきましょう。以前は閉ざされていた扉や通路の大部分が開放されているので、多くのアイテムが手に入ります。ベイガン戦で受けたダメージをセシルの部屋で回復したら、王の間に向かいましょう。

王の間にはバロン王がいますが、セシルたちを前に正体を現わし、ゴルベーザ四天王のカイナッツォとして襲いかかってきます。カイナッツォの弱点は氷属性なので、パロムとテラは”ブリザド”系魔法、ポロムは”うそなき”後に仲間の回復、セシルとヤンはひたすら攻撃しましょう。ただしカイナッツォは”スリプル”全体がけや、物理攻撃には”ホールド”、魔法攻撃には”サイレス”をカウンターで使ってきます。状態異常になった仲間は最優先で回復させましょう。

ある程度ダメージを与えるとカイナッツォは水を集め始め、身体の周囲を波で覆います。これを放置しておくと”つなみ”を使われ、全員が500近いダメージを受けてしまいます。波が立っているあいだに”サンダー”系魔法をカイナッツォに当てればこの状態が解除されるので、パロムとテラに”サンダー”を使わせましょう。もし”つなみ”を止められず仲間が戦闘不能になってしまったら、”フェニックスのお”や”レイズ”による復活とHP回復に専念して、つぎの”つなみ”をくい止めること。”つなみ”さえ防げば、それほど強い敵ではありません。

カイナッツォ撃破後、城の外に出ようとするセシルたちを、カイナッツォが遺した卑劣な罠が襲いかかります。全員が死を覚悟する中、パロムとポロムは互いの身体を石に変え、セシルたちを救いますが、以後パーティーからは外れてしまいます。

▲このメッセージが出たらすかさず”サンダー”。パロムとテラが沈黙状態にされたら、できるだけ早く回復させましょう。

 

次回はトロイアの町からゾットの塔までを攻略。飛空挺による世界めぐりも合わせて紹介します。

(ライター・ぽんせ松本)

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ファイナルファンタジー IV

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