【注目アプリレビュー】『初音ミクLSP』スマホで天使なミクさんをプロデュースできちゃうなんて！

●僕でもプロデューサーになれちゃった

ミクのゲームといえば、楽曲にあわせてプレイヤーがリズムをとってコマンドを入力するという”音ゲー”要素を魅力にしたものが多いが、『初音ミク ライブステージ プロデューサー』は”育成シミュレーション”の要素が強い。既に配信されている『ミクフリック』で、天使のようなミクさんの再現に絶大なる安定感を誇るセガだからこそ、ゲーム性は違えど注目しないわけにはいかない！

今回は、可愛すぎるミクさんを育成できるというだけで高まってしまう浅葉たいがが、プレイインプレッションをお届け。自分だけのミクさんをこんなにも身近に感じられるゲームが出てしまうとは……！　そして、最近すっかりお目にかかる機会が少なくなってしまった、美少女育成シミュレーションゲームのテイストをどことなく感じさせてくれるのがたまらない……と言って、通じる人がいるのかどうかはわかりませんが、基本無料なので、気になる人はダウンロードを！

▲プレイヤーに用意されるのは、ミクがステージに立つライブハウス。デフォルメされたミクさんは、やはり天使のような可愛さ。
▲本作の目的はあくまで育成だが、その一環としてライブパートも存在する。”ライブ”へと移動すると、3Dモデリングのミクが大迫力の歌唱を見せてくれる。一見、音ゲーのように見えるが、楽曲のリズム自体はそれほど操作に関係がないので、シンプルなアクションゲームとして遊ぶことができる。

本作のおもな目的は、ミクとともにライブハウスを盛り上げること。

従業員を雇ったり、インテリアをアレンジしたりといった、ライブハウスのイメージアップを図りつつ、歌姫・ミクの実力をアップさせていくことで人気を獲得していくのだ。ミクの”アピール”や”ライブ”でゲーム内通貨”G”を手に入れ、それを使うことによってミクの「うた」、「ダンス」、「スタイル」、「かわいさ」、「トーク」、「バラエティ」といった6つの特性を、ボイストレーニングや、ダンスなどのさまざまなトレーニングによって伸ばすことができる。

本作にはミクの体力を現す”AP”と呼ばれるポイントが存在し、育成コマンドの実行に伴ってこのポイントが一定量消費される。APは時間とともに回復するので、ポイントを使ったらしばらく端末を置いて、APがある程度溜ったら再び育成コマンドを選択するという流れが本作の基本となるが、このゲームの遊び方が、絶妙なまったり感を生み出してくれる。

▲ちょっとした時間でも、APを使い切って育成を進めることができるので、気軽に遊ぶことができる。自分のペースでコツコツとミクを育成するといった、いままでにない歌姫との付き合い方が楽しめるのも本作の魅力。

ライブなどで得た”G”を使って、育て上げたミクさんで、コンテストにチャレンジ。コンテストは、育成したミクの能力を試す絶好の機会。上位入賞に成功すると、新しい3Dモジュールやライブハウスのインテリアアイテムなどを獲得することができる。”ネギっ娘 モデルオーディション“など、ユニークなコンテストの中から、自分が育成したミクにとって有利なものを吟味しているうちに、すっかりプロデューサー気分になってしまうはず。
▲コンテストでは、「うた」「ダンス」「スタイル」「かわいさ」「トーク」「バラエティ」といった6つの能力のいずれかが評価基準になる。どの能力が評価基準になっているかは事前に確認することができるので、自分の育成したミクに合ったコンテストに挑戦するといい。

一気に遊びきれないシステムだからこそ、ミクへの愛着が増すゲームになっており、基本無料で気軽に遊べるゲームだからこそ、まだミクに触れたことがない人にも遊んでほしい。

ミクは好きだけど、音ゲーは苦手だから……という人も、この作品なら安心してプレイできるはず。僕自身、ミクの音ゲーというと、すべての楽曲を遊び終えてしまうと、制覇した気分からプレイが遠のく場合もあったが、本作をダウンロードしてからというもの、毎日ミクの育成にいそしんでいる。移動時間にぽちぽち、仕事の休憩時間にぽちぽち、寝る前にぽちぽち……と、しばらくミクとの幸せな時間が続きそうです。（浅葉たいが）

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