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【大塚角満の熱血パズドラ部!】第77回『居酒屋のヘビ女(単行本裏話その4)』

2012-10-05 18:01 投稿

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●居酒屋のヘビ女(単行本裏話その4)

先日、単行本『熱血パズドラ部』の関係者数人による酒盛りが新宿の居酒屋で開催された。……っつっても、単行本の発売記念やベストセラー達成おめでとう会(Amazonの書籍総合ランキングで2位に!!)というわけではなく、ふだんは三重県で活動してる本書のカバーイラスト担当・イトウヨウイチさんが上京してくるというので、「じゃあ飲もうすぐ飲もう!!」ということになったのだ。

イトウさんは、『熱血パズドラ部』のカバーイラストのメインである“ヘラ”の描き手としてあまりにも有名だが、ゲームの初期から参画していることもあり、ほかにもたくさんのモンスターを描いている。たとえば、ナイトシリーズメタドラシリーズ、ホウライなんかもそう。ハーデス、スサノオノミコト、カオスデビルドラゴン、ヴリトラなんかもイトウさんの作品だな。硬軟どちらでも描き分けてしまう画力は凄まじいものがあり、ほろ酔い加減で油性マジックを操って俺らの目の前でささっとヴリトラを描いてしまったのを見せられた日には、ただただ「ははーっ!!!」と土下座をするしかなかったね。

そんな4人の酒盛りなので、話題の中心は当然ながら『パズドラ』となる。そして、せっかくプロデューサーがいるのだから言いたいことを言ってしまおうという空気になり、俺とイトウさんが口々に、プリプリした口調でこんなことを言った。

「俺、レアガチャ運が悪いんですよねぇ~……。ロクなのが出たことがないっす」(イトウ)

「わかる!!! 俺なんて、ホワイトドラゴンとナーガしか出ねえし!!!」(俺)

これを聞いた山本さん、「大塚さんは出来過ぎってくらい運がないっすよwww」と笑ったあと、急に真顔になって恐ろしいことをのたまった。

「……せっかくの機会だから、ここで1回、レアガチャ回しましょうよww みんなが見ている前で。幸い、魔法石もけっこう持ってるみたいだしwww」

え。

え……。

ええええええええ!!!!? ななな、なんでそんな展開になんの!!? 確かに、こっそり20個ほど魔法石を貯め込んでいるけど、これはいつか来るはずの木属性のレアガチャイベントのために貯金しているものだし!! 俺、駄々っ子のように首をブンブンと横に振った。

「ヤダヤダ!!! この魔法石はパールヴァティーを手に入れるため貯めてるものなんだ!!! ていうか、早く木属性のレアガチャイベントやってよ!!!」

暴れる俺を冷ややかな目で見てから、目黒がニヤリと笑った。

「大丈夫ですよ。きっといまも、おいしいレアガチャイベントやってますから」

そう言ってスマホをいじり、何やら調べ始める目黒。そしてすぐに、「あ……。ぷぷぷ!!w」と吹き出した。

「大塚さん、ちょうどいいことに因縁の“ムラコフェス”が始まってますよ!!w ナーガを引いたあのときの雪辱を晴らすときです!!ww」

俺、口に含んでいたビールを吐き出しそうになる。

「よりによってムラコフェスかよ!!!!! ヤダヤダ!!! どうせまたナーガが出る!! 俺はパールヴァティーが欲しいんだーーーー!!!」

今度は山本さんが、赤子を慰めるような優しい声を出した。

「大塚さん、安心してください^^ レアガチャにはキチンと、ヴァティーちゃんも入っていますから^^ いまごろレアガチャの出口でスタンバっていますよ^^^^」

そう言われると不思議なもので、レアガチャの隙間からヴァティーちゃんがかわいらしい顔を覗かせている気がしてくる。これはもしかしたら、ヴァティーちゃんを手に入れるフラグが立っているのかも……。こう思ってしまうと止まれなくなるのが、大塚角満の長所であり、弱点でもある。俺は、ニヤニヤと笑う3人に向かって高らかに宣言した。

「よし! やる! 俺はやるぞ!! これはまたとないシチュエーションだ。ここで引き当てろと神様が言っているのだっ!!!」

これを受けて山本さん、腹を抱えて笑いながらこんな提案をしてきた。

「では大塚さん、レアガチャルームに入ったらスマホの画面を我々のほうに向けてください。パズドラ制作チームに伝統的に伝わる“無明引き”でいこうじゃないですか。出てきたモンスターを最初に見るのは、ギャラリーの我々です。その反応で、一喜一憂してください」

ほっほ~! そいつはおもしろい! やらいでか!!

俺は山本さんに言われた通りレアガチャルームに入り、画面を逆に向けた。これで俺は、画面をまったく見ることができない。まさに、無明……。画面が見えないことが緊張に拍車をかけ、いつのまにか俺の両手は汗でびっしょりである。

「い、いきます……」

固唾を飲むオーディエンスの目の前で、俺はスマホの画面に指をかけた。そして……

「うりゃ!!!!!」

気合いもろとも、レアガチャのレバーを下に下げる。「いったああああ!!!!」と叫ぶ3人の声が、キチンとレバーが機能したことを俺に教えてくれた。

そして2秒後、出てきたタマゴを確認した3人が再び同時に叫ぶ。

「逝ったああああああああああ!!!!wwwwwww」

小爆発が起こったかのように、ドカンと3人が弾けた。そして「あははははは!!!!!www」と身体を“く”の字に折って爆笑に爆笑を重ねている。ナ、ナンダ……? 何が出てきたんだ……?? 恐ろしくてスマホの画面を確認できず、ただただオロオロする俺。そんな、ライオンに狙われた小鹿のように怯える俺に向かって、山本さんが笑い混じりの声を浴びせた。

「お、大塚さんwww やっぱりあなたはスゴい人だwww まさかここで、“コレ”を引くなんてwwwwwwww」

目黒も、笑いが止まらないらしい。

「はっきり言って、神がかってますよ!www 天才としか思えないwwwww」

な、なにを引いたんだ俺は……。ついに我慢できなくなり、クルリとスマホを回転させてその画面を見た俺。すると、そこには…………。

「ナ…………………………………………………………」

そう言ったきり、俺は本気で2分くらいは石化していたと思う。それでもどうにか我に返り、ビールの泡を飛ばしながらいまだ見たこともない女性を罵った。

「ムムム、ムラコォォォオオオオオオッ!!!! どうしてまたナーガを!!>< ヘビ女を!!!!>< うわああああああん!!!」

そんな、いい歳こいて涙に暮れる俺に向かって、山本さんが自分のスマホをグイッと突き出した。そしていつにないニヒルな声で、こんなことを言ったのである。

「大塚さん、僕も付き合いますよ。無明引きに……。そして必ずや、すばらしいモンスターを引き当ててみせましょう」

そう言うと山本さんは目を瞑り、「×△&%#$!?%……」と何やら呪文を唱えてから「ふんっ!!」と思いっきりレバーを下ろした。パカッと開くレアガチャの腹。そこからまろび出てきたタマゴを見て、ギャラリーは歓声をあげる。

「地味タマゴキターーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!」

顔面蒼白となる山本さん。しかし、今日のクライマックスはここではなかった。タマゴを割って出てきたモンスターを見て、俺たちは笑いを通り越した驚愕の声を上げる。

「ナ………………………………………………………………」

そこから5分くらい、山本さんはお地蔵さんのようになっておりましたw ……つーか、ナーガの呪い強すぎだろ!!!!!!!!

じつはこの話、続きがあります。それはまた来週~!!

■書名:大塚角満の熱血パズドラ部
■発売:2012年9月20日
■価格:998円[税込]
■体裁:モノクロ272ページ

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大塚角満(おおつか・かどまん)……週刊ファミ通、ファミ通コンテンツ企画部副編集長。編集業務のかたわら、執筆活動を精力的にこなしており、多数の連載記事を持つ。著書に、『モンスターハンター』シリーズのプレイ日記をまとめた『逆鱗日和』シリーズが9作、『ダークソウル』のプレイ日記をまとめた『折れてたまるか!』シリーズが2作品ある。現在、ファミ通.com上でブログ“大塚角満のゲームを読む”、“『ドラゴンズドグマ』で暮らす”、アメーバブログで“大塚角満のブログ”などを連載中
※ゲームを“読む!”はこちら
※大塚角満のブログ (Ameba)

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パズル&ドラゴンズ

対応機種iOS/Android
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ジャンルRPG/パズル
メーカーガンホー・オンライン・エンターテイメント
公式サイトhttps://pad.gungho.jp/
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