【CEATEC JAPAN 2012】AndroidゲームをTVで楽しめる”Smart TV Box”

2012-10-04 22:02 投稿

●スマホの各種コンテンツをテレビの大画面で楽しめる!

最先端IT・エレクトロニクス総合機器展“CEATEC JAPAN 2012”が2012年10月2日~6日までの5日間、千葉県にある幕張メッセで開催されている(入場料:10月5日まで一般1000円、学生500円。10月6日は入場無料、ただし18歳以上は入場登録が必要)。

 

広い会場のなかでひときわ明るく輝いていたKDDIブースでは、ケーブルテレビ会社向けのネットワークシステム“Smart TV Box”が出展された。これはCATV(ケーブルテレビ)を視聴するために使うセットトップボックスにAndroid 4.0を搭載したもので、地上デジタル放送、BSデジタル放送、契約しているCATVの受信のほか、Androidのアプリやウェブブラウザをテレビで見たり、Wi-Fiルータとして用いることもできるという優れモノだ。

 

▲ケーブルテレビを視聴するための機器であるセットトップボックスに、Android 4.0を搭載した“Smart TV Box”

 

▲セットトップボックス本体。操作は付属のリモコンのほか、スマートフォンやタブレットでも行える。USB端子でマウスやゲームパッドも接続可能。

 

従来のCATV用のセットトップボックスと違ってHDDは内臓しておらず、番組の録画は外付けのHDDを接続して行う。2番組までの同時録画が可能で、録画した番組はテレビだけでなく、DTCP-IP対応のタブレットでも視聴できる。さらに、“auスマートパス”や“Google Play”で入手したAndroidアプリ、動画サイトの閲覧、定額映像サービス“auビデオパス”で提供される映画やアニメなど、スマートフォン用のさまざまなコンテンツをテレビの大画面で楽しめるのだ。

▲豊富なアプリケーションも魅力。“YouTube”や“ニコニコ動画”といった動画サイトをテレビで見ることも可能。

 

 
▲ゲームアプリを“Smart TV Box”で楽しんでいる様子。スマートフォンのゲーム画面がテレビに表示されている。

 

もちろん、“Smart TV Box”を使ってAndroid用のゲームアプリをテレビで楽しむことも可能。“Smart TV Box”用のゲームアプリも開発されている。開発会社ワーカービーは『スプリンクル 特別版』と『R-TYPE 特別版』の2本を“Smart TV Box”専用アプリとして開発したことを発表した(通常のAndroid用アプリ『スプリンクル』と『R-TYPE』はauスマートパスにて配信中)。

▲80年代の名作シューティングゲームをスマホ用に改良した『R-TYPE 特別版』も“Smart TV Box”なら大画面で楽しめる!

 

 
▲『R-TYPE 特別版』プレイ中のスマートフォンの画面。ゲーム画面はテレビに表示されるため、コントローラとなる。

 

▲かわいいキャラクターとシンプルな操作で誰でも熱中できるパズルゲーム『スプリンクル 特別版』。

 

●おしゃべりたまごがやってくる!

 

KDDIブースでは“Smart TV Box”のほかにもさまざまな出展があったが、なかでも異彩を放っていたのが音声合成ソフトウェア“N2”を用いたおしゃべりアプリの“ぺらたま”。このアプリは、いろいろな言葉を覚えてしゃべる温泉たまご(?)を育成するというもの。哲学的なセリフをぽつりと話すのを聞くと、クスッと笑ってしまうこと間違いなし。かわいくて、時にシュールな“ぺらたま”を、あなたのスマホに呼んでみては?

 

▲しゃべる温泉たまごを育成するアプリ、“ぺらたま”。さまざまな言葉を教え、しゃべらせることができる。

 

▲『ぺらたま』は、与えた食べ物や、つかる温泉の泉質によって成長し、姿や声色が変化していく。

 

“ぺらたま”に使用されている音声合成ソフトウェア“N2”は従来の同種のソフトと比べると非常に軽いことが特徴。声の高さや話すテンポなどを簡単な設定で変えられるため、自分の好みの調子でしゃべらせることも楽にできる。その手軽さから、インターネット動画サイトに動画を投稿する、いわゆる“職人”たちが好んで用いたことで現在DL数が急増しているのだとか。“ぺらたま”と“N2”は、“auスマートパス”にて提供中だ。また、“Google Play”でも無料で入手可能なので、au以外のキャリアのユーザーも利用できる。

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