CROOZ主催の勉強会“第3回テックヒルズ”の模様をお届け

2012-09-10 21:47 投稿

●第3回目は“Flash”をテーマにしたプレゼンテーション&パネルディスカッション!

『神魔×継承!ラグナブレイク』を始めとするソーシャルゲームを手掛けるCROOZが主催する技術者向けの勉強会“テックヒルズ”が、六本木ヒルズ内アカデミーヒルズにて開催。約200名の技術者が来場した同イベントは、次世代技術の可能性を追及する開発者向けの技術勉強会で、過去2回開催されている。そして第3回目として開催された今回のテックヒルズは、”Flashの終焉!?~Flashの今後を見抜く~”と題したテーマで展開された。

この日は、まず第一部としてFlash Playerを提供するアドビ システムズ、ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)、CROOZによるプレゼンテーションが実施された。

▲テックヒルズの会場となったアカデミーヒルズ49階タワーホールAには、200人以上の技術者が参加し、プレゼンテーションやパネルディスカッションに耳を傾けていた。

▲アドビ システムズの太田禎一氏によるプレゼンテーションでは、“フラッシュテクノロジーの果たす役割はシフトしている”、“フラッシュテクノロジーへの投資は今後5~10年にわたって有効”、“フラッシュ資産・ワークフローをHTML5につなげることが成功の鍵”という切り口から、フラッシュテクノロジーの今後について語られた。

▲DeNAの近澤良氏のプレゼンテーションで、スマートフォンブラウザ向けゲームフレームワーク“Arctic.js”を開発した同社から見るフラッシュの未来について語られ、今後は「(フラッシャーが)スマートフォンの需要にどこまで応えられるかが鍵」とのこと。

▲プレゼンテーションのトリを務めたCROOZの土濱健太郎氏。同社タイトルのアニメはフラッシュで作っているとし、その理由は利用者の6割がフィーチャーフォンユーザーということで、フラッシュをなかなか切れないと説明。また同社では、デバイスにあわせ、フラッシュを3種類用意していることや、「フラッシャーにとってユーザーがサクサク楽しめることが重要なので、フラッシュとHTML5はどちらも必須だと考えるべき」という考えを述べた。

続く第二部は、プレゼンテーションに登場した3名に、gloopsの中家啓太氏、gumiの植村完司氏を加えた5名によるパネルディスカッションが行われた。その中で、スマートフォンが普及する過程で、“今後Flashは必要なのか?”、“今後のモバイルソーシャルゲームのFlashについて”などをテーマで熱い議論が交わされ、「(仮にFlashが使えなくても)開発経験は活き、フラッシャーのニーズはなくならない)」、「Flashを使った新しい操作を提案していくべき」といった熱のこもった意見交換がなされた。

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