『ダークセイント』おもしろいディフェンスゲームを探しているなら、超オススメ! 久しぶりに本気でハマった! 

2012-08-24 12:00 投稿

●味方を召喚しながら、敵拠点を潰せ!
 「ディフェンスゲームと言ったら、ヒゲメガネ長谷部。ヒゲメガネ長谷部と言ったらディフェンスゲーム(自称)」ということで、アンダムルの新作ディフェンスゲーム『ダークセイント』をプレイさせてもらった! 本作は、アメリカや韓国で先行配信されており、1ヵ月で30万ダウンロードを突破したという人気タイトル。ユニットを召喚しながら戦線を押し上げて敵の本拠地を陥落させることが目的の1ライン型ディフェンスゲームだ。無料で遊べるほか、本来有料であるコイン(ECO)が、TwitterやFacebookにシェアをするだけで1日1回無料でもらえる。もちろん、ゲームそのものもかなりよくできており、基本無料とは思えない骨太な作品。ここでは、『ダークセイント』の基本システムと魅力を余すことなく紹介していこう。

※『ダークセイント』公式サイトはこちら

▲基本的には、敵の拠点をつぶせばステージクリアー! 敵拠点の耐久力が下がってくると、大量の敵ユニットを放出してくることがあるので、攻め込めたからと言って気を抜かないように。

▲こちらは、拠点を攻めるのではなく、ひたすら自分を守るというルールのステージ。使用できるユニットも、敵を倒したときにランダムで得られるもののみとなっているので、英雄をいかに立ち回らせるかがポイントとなってくる。

▲ステージに設置されたクリスタルを、どちらが早くすべてキャプチャーできるかを競うステージもある。一度相手にキャプチャーされてしまっても、相手のクリスタルを破壊すれば、またこちらのものとなるので、落ち着いて確実にひとつずつ潰していこう。

▲拠点防衛・侵攻ルールでは、マナを消費することで拠点そのものの強化も可能。マナは自動で溜まっていくので、マナに余裕ができたら徐々に強化をしていくといい。

●“不死者の軍団”と「教団」連合軍”ふたつの陣営が激突!

本作には、召喚ユニットとはほかに主人公として、プレイヤーが自由に動かせる英雄というキャラクターが存在する。現状では選べる英雄は2種類となっており、“不死者の軍団”を率いるダークパラディン、“「教団」連合軍”を率いるホーリーアーチャーから選択可能だ。ダークパラディンとホーリーアーチャーは敵対勢力であるため、どちらの英雄を選ぶかによって、シナリオも異なっている。もちろん、使えるユニットも違うため、戦略も大きく変わる。さらに、英雄のふたりはスキルを所持しており、その使いどころも重要なポイントになる。ここでは、ダークパラディンとホーリーアーチャーで使えるユニットの特徴とスキル、基本的な戦術を紹介しよう。

■“不死者の軍団”編

“不死者の軍団”のユニットは、“「教団」連合軍”のユニットと比べるとHPと攻撃力が少し低め。もちろん、ずば抜けてHP、または攻撃力の高いユニットもいるが、それはごく一部の話だ。中には、自爆特攻をするためだけのユニットもある。しかしその一方、一度に2体召喚できたり、攻撃の射程が長かったり、再召喚までの時間が短かったりと、それぞれ強い個性を持っている。これだけ聞くと、テクニカルな要素が多く初心者には難しい印象を受けるかもしれないが、そうではない。その最大の要因というのが、英雄の存在だ。ダークパラディンはHPも攻撃力も高く、さらにはダメージを無効化するシールドというものも持っている。シールドは、足を止めている間、自動回復していく。この恐ろしく耐久力が高く、敵を軽々と殲滅していく英雄を駆使して、ユニットと共に戦線を押し上げていくというのが、”不死者の軍団”の基本的な戦術となるだろう。

▲分厚い鎧に身を包んだダークパラディン。戦闘スタイルは、その風貌からも想像できるとおり、ゴリゴリの近接戦闘スタイルだ。高い耐久力・攻撃力を活かして、敵ユニットを駆逐せよ!

▲ダークパラディンの攻撃は基本的に範囲攻撃。最前線に敵が固まっていれば、一撃でゴッソリ敵のHPを削ることも可能だ。シールド残量と相談しながら、敵に踏み込むタイミングを計ろう。

▲名にダークと冠するだけあって、使用できる必殺技も禍々しく、非常に強力。これを食らったら、どんな敵も砕け散りそうだ。

▲“不死者の軍団”は、ディラハン、リッチ、ガーゴイルなど、ユニットも恐ろしいものばかり。これらをどう使い、いかに教団を撃ち滅ぼすか、戦略を練ろう。

【ダークパラディン】
<スキル>
・悪魔の鉄槌
前方にハンマーを投げて攻撃。低確率でスタン効果あり。
・幻影陣
前面にバリアを張る。効果は、30秒経過するか、バリアのHPが0になるまで継続。
・背水
英雄と、その周囲にいる味方ユニットをまとめて自軍の要塞へとテレポートさせる。
・夢想転生
一定時間、英雄が無敵になる。
・恐怖の連鎖
回転しながらハンマーを振り回し、敵に攻撃。ノックバック効果あり。

<アビリティ>
・憤怒
攻撃力上昇。
・暗黒
英雄に隣接しているユニットに、HP自動回復の効果付与。
・魔神盾
英雄の防御力アップ。
・幻魔
スキル“幻影陣”が敵の攻撃を反射するようになる。
・怒りの鉄槌
英雄の攻撃に新たなアクションを追加。

[オススメスキル]
悪魔の鉄槌、背水、暗黒、幻魔、夢想転生

■“「教団」連合軍”編

“「教団」連合軍”のユニットは、HPも攻撃力も高いユニットが多い。しかし、攻撃するスピードが遅かったり、攻撃の射程が短いなど、基本性能が高いぶん、使い勝手の部分では“不死者の軍団”に軍配が上がる。また、英雄のホーリーアーチャーは、体力がダークパラディンの約半分ほどしかなく、敵に接近されてしまうとすぐにやられてしまう。しかし、ホーリーアーチャーはデフォルトで遠距離攻撃ができるほか、自分と周囲の自軍ユニットを回復するスキルを持っていたり、敵の攻撃範囲外から強力な攻撃をしかけられるスキルを持っている。そのため、味方ユニットに戦線を維持してもらいつつ、英雄が遠距離から敵を殲滅していくというスタイルがオススメだ。英雄を前に出すか、ユニットを前に出すかが、それぞれの軍の簡単な違いと言えるだろう。

▲いかにも神々しいたたずまいをしたホーリーアーチャー。体力も攻撃力もそれほど高くはないが、遠距離攻撃が得意で、移動速度も速いため、ヒット&アウェイが立ち回りの基本となる。

▲ホーリーアーチャーが発射する矢の数は、スキルを獲得することで増やすこともできる。最大で4本同時に発射できるので、攻撃力の低さは手数でカバー。

▲ダークパラディンと違って、こちらはいかにも“聖なる”という言葉が似合うスキルが豊富。神々しい光で敵を貫け!

▲こちらが、教団が有するユニットたち。デュエルマシーン、ゴールドドラゴンなど、高いHPを活かして、アーチャーを守りながら戦線を押し上げるのだ!

【ホーリーアーチャー】
<スキル>
・バックステップ
素早く後退する。

・マナ・アロー
発射時にマナを消費して、攻撃力が上乗せされた矢を発射する(スキルの発動を取りやめるか、マナが枯渇するまで効果継続)。

・ホーリーレイン
一定範囲に矢を降らす。

・エンハンス
マナを消費して、フィールド上すべてのユニットのHPを回復(スキルの発動を取りやめるか、マナが枯渇するまで効果継続)。

・ミリオンダラー
矢を高速で連射する(ノックバック効果あり)。

<アビリティ>
・アルケミー
一度に発射する矢の数を増やす。

・ライトニング
攻撃力上昇。

・スナイパーショット
攻撃ヒット時に、10%の確率で相手をスタンさせる。

・マスターアロー
30%の確率で矢が範囲攻撃になる。

・イーグルアイ
射程距離アップ。

[オススメスキル]
ホーリーレイン、エンハンス、アルケミー、イーグルアイ

●ユニット編成と強化

では続いて、このゲームの基本システムを紹介していこう。戦闘は先に紹介したとおり、ユニット召喚を駆使して戦線の押し合いを制し、敵の本拠地を落とすのが目的だ。本作で使用できるユニットは、各軍それぞれ10種類以上となっているのだが、実際に戦闘で使えるのは最大で9種類。そのため、どんなユニットをデッキに組み込んで、どんな戦闘スタイルを目指すのかという戦略要素も楽しめるようになっている。ユニットは、ステージを攻略していくことで開放され、ゲーム内通貨を消費して購入する。また、デッキにはユニットのほかに、アイテムを組み込むこともできる。アイテムの中には、自軍全体を回復するものや、全体の攻撃力を上げるもの、状態異常の耐性を付けるものなどがあり、これらをどう使用するかも、攻略のポイントとなってくる。どうしても攻略できないステージがあるという場合は、まずユニットの編成から見直してみるといいだろう。

▲デッキ内に同じユニットを複数配置するには、そのカードが複数必要となる。10を越えるユニットをどうデッキに組んでステージに挑むかは、プレイヤー次第だ。

▲ユニットやアイテムは、ショップで購入可能。品切れを起こすことはないので、同じカードを複数枚買い揃えることもできる。

しかし、プレイをしていく中で「ユニットの編成を組み替えても、どうしても攻略できない!」というステージに遭遇することもあるだろう。そんなときは、ユニットをエンチャントして強化してみよう。ユニットをエンチャントすれば、HPや攻撃の底上げができる。上がり幅はそれぞれ、HPが10%アップ、攻撃力は強化回数により2、4、6、8と増えていく。また、基本的に1回使い切りのアイテムカードも、エンチャントして使用回数を増やすことも可能だ。便利なエンチャントだが、エンチャントをするには宝石カードと課金用コイン(ECO)が必要となってくるので、どうしても勝てないというときの、最後の手段として活用してみるといいだろう。
▲宝石カードとコストを用意できれば、ユニットを強化できる。どのユニットを強化するかは慎重に決めよう。

▲アイテムカードの使用回数を増やせば増やすほど、強化にかかるコストは増えていく。

●無課金でも戦略次第でクリアーできる絶妙な戦闘バランス

本作の魅力は、まずなにより、ゲームのバランスがすごくいいこと! 具体的には、ステージを順序よくこなしていけば、ステージクリアーに必要なレベルへと自然に上がっていくという点と、有料ユニットや有料コイン(ECO)を使わなくとも、戦略と工夫次第で、難関ステージも切り抜けられる可能性を秘めている点のふたつが、非常にすばらしい。(もちろん、課金ユーザーのほうが有利にゲームが進められるのは当たり前だが)。

どんなに優れたシステムを搭載していても、むやみやたらに敵が強すぎたり弱すぎたりと、ゲームバランスが崩れていては、楽しめるものも楽しめない。しかし『ダークセイント』は、その点がしっかり作り込まれている。課金ユニットは強力で魅力的だが、ユニット単体の強さがゲームの難度を大きく左右するわけではないので、あくまでもチョット有利になる程度になっている。そのため、課金ユーザーか非課金ユーザーかで、ゲームバランスが崩壊することはないのだ。

続いての魅力は、ユニットにそれぞれしっかりと個性があるという点。召喚コストが低く、再召喚までの時間も短いため、いわゆるスパムができるユニットをはじめ、敵に状態異常をかけるもの、攻撃能力はないが、高いHPを武器に敵の戦線をグイグイ押し下げるもの、範囲攻撃ができるものなど、とにかく本当に多岐に渡るユニットが存在する。ちょっと違うだけのユニットをたくさん用意しているだけの作品とは、一味も二味も違う。これら個性あふれたユニットを組み合わせて、自分だけのデッキを構成するのもまた、楽しさのひとつと言える。
▲ステージをクリアーすれば、無償でアイテムやユニットのカードが得られる“ボーナスカード”のチャンスをゲット! どんなカードが手に入るかは運次第だ。

▲運がよければ、有料コイン(ECO)でしか手に入らないユニットも無料でゲットできる。指先に念を込めて、カードを選ぼう!

さて、切々と本作の魅力を語ってきたわけだが、気になる点がないわけでもない。それは、ボス戦の難度の高さ。基本プレイ無料のディフェンスゲームでボスが強いことはよくあるが、それにしても凶悪すぎる。初見でのクリアーはほぼ不可能。何度も倒され、何度もゲームオーバーになり、そこから活路を見出す。いわゆるトライ&エラーが楽しめる人にとっては、これ以上ない作品なのだが、初心者にとってボス戦は最大のハードルとなるだろう。しかしそれも、課金をしたり、作戦が見事ハマったりすれば解決できる問題なので、あまり深く考えなくてもいいのかもしれない。とにかく、無料で遊べるので、まずは遊んでみて、その魅力を全力で味わってほしい。ディフェンスゲームが好きな人には、きっと楽しんでもらえるはずだ。
▲ボスは、拠点を攻略したあとに出現する。攻撃範囲が広く、攻撃力も恐ろしく高いのでいかに立ち回り、どうユニットを召喚していくかが攻略のカギとなる。知略を尽くして、強敵を討て!

ダークセイント

メーカー
アンダムル
配信日
配信中
価格
無料(アプリ内課金あり)
対応機種
iPhone、iPod touch、iPad、Android

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