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【注目アプリレビュー!】超名作シリーズがまとめて遊べる! 『逆転裁判123』

2012-08-20 15:00 投稿

●シリーズ初期の3作が全部入ってるお得感!

本作は、ゲームボーイアドバンスやニンテンドーDSで人気を博するカプコンの法廷バトルゲーム『逆転裁判』シリーズの移植作。その中でも原点と言える、成歩堂龍一が主人公の初期三部作――『逆転裁判 蘇る逆転』、『逆転裁判2』、『逆転裁判3』がまとめてパッケージングされている。各タイトルはバラ売りもされていて、1本あたり500~600円で購入可能。一括購入すると1700円のところが1500円になり、200円ほどお得になる計算だ。ダウンロード自体は無料で行え、『逆転裁判 蘇る逆転』の第2話までは無料でプレイできるので、まずはこれを遊んでみるといいだろう。現在ゲーム機で発売されている廉価版のソフトは各2100円[税込]。それが3本で1500円なのだから、破格の値段設定と言える!

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※『逆転裁判 123』がいちばんキレイな『逆転裁判』なの知ってた?

『逆転裁判123』のここが
・シリーズ3作が一度に遊べて、価格もリーズナブル
・原作と親和性の高いタッチパッド操作
・高い緊張感とオリジナリティが融合した法廷バトルが熱い!
ここが×
・収録作を全部ガッツリ遊んだ人には、シナリオ面での新味は薄い
こんな人にオススメ
・探偵もの、検察もののドラマが好きな人
・アドベンチャーゲームが好きな人
・『逆転裁判』シリーズをやったことがない人

正直なところ、もはや説明の必要がないほど有名なシリーズなので、どちらかと言えばいままでに一度も『逆裁』を遊んだことがない人に強くオススメしたい一品だ。基本的にはニンテンドーDS版の移植作だが、スマートフォンならではの仕様や機能もある。そんなわけで、めくるめく『逆裁』ワールドへ、いざ入廷!!

▲ゲームボーイアドバンス、ニンテンドーDS、Wiiウェアと、任天堂のハードをプラットホームとしてきた『逆転裁判』シリーズ。昨年には10周年を迎え、今後の展開にも期待したいところ

●『逆転裁判』シリーズの足跡

逆転裁判』シリーズは、プレイヤーが弁護士になって殺人事件を調査し、犯人に仕立て上げられた依頼人の無罪を証明する法廷バトルゲーム。既存のタイトルにはなかった、法廷バトルのオリジナリティと緊張感、そして個性豊かな登場人物たちの魅力もあいまって大ヒットを記録。数々の移植や続編作、スピンオフの『逆転検事』シリーズも登場している。シリーズ累計で420万本を売り上げ、いまやカプコンを代表する一大コンテンツのひとつへ成長を遂げている。

昨年でちょうどシリーズ生誕10周年を迎え、最新作『逆転裁判5』の制作が決定。映画版のDVD&Blue-rayも8月22日に発売予定となっている。さらにはレベルファイブとコラボレーションした『レイトン教授vs逆転裁判』が発表されるなど、昨年から『逆裁』ムーブメントが再来している。そんな今だからこそ、改めて遊んでおくべきタイトルとも言える。ここではまず、収録された3タイトルを解説していこう。

▲映画化やコラボ作品、久しぶりの続編発表などで、最近になって『逆転裁判』シリーズの注目度は一段と高まっている。いまがまさに始め時でもあるのだ。

○『逆転裁判 蘇る逆転』
2001年にゲームボーイアドバンスで登場したシリーズ第1作『逆転裁判』に、ニンテンドーDS、PCへの移植の際に追加収録された新シナリオ“第5話 蘇る逆転”を加えた作品。新人弁護士の成歩堂龍一となり、5つの事件を解決していく。

《ココが見どころ!》
法廷での戦いをゲームとして見事に昇華し、プレイ感覚はひたすら鮮烈! 本質的には探偵もののアドベンチャーゲームに近い内容ながら、法廷バトルの存在がまったく違うものに感じさせてくれる。主要登場人物はほぼ出揃い、以降は本作での人間関係がベースになるので、必ずこの作品を最初に遊ぶように!

○『逆転裁判2』
2002年にゲームボーイアドバンスに登場した第2作。新システムの“サイコ・ロック”を導入し、法廷に出る前の探偵パートもより緊張感が増している。“ゆさぶる”後に“もっとゆさぶる”ができる場合があるなど、全体的に選択肢が増え、より遊び応えのある内容に仕上がっている。全4話。

《ココが見どころ!》
前作以上に事件の様相や人間関係が複雑になり、結果としてシナリオの深みが増している。本シリーズは法廷バトルをクローズアップしているが、探偵ものでもあり、トリックを暴くミステリでもあり、思わず笑ってしまうコメディでもある。そのすべてがパワーアップした、まさに正統進化作!

○『逆転裁判3』
2004年にゲームボーイアドバンスに登場したシリーズ第3作。成歩堂龍一の師匠である、綾里千尋の過去もクローズアップされ、彼女の視点を通じて描かれるエピソードもある。この作品で、現在と過去を結ぶ真実が暴かれる。全5話。

《ココが見どころ!》
前2作を楽しめたのなら、本作も間違いなく楽しめる。そのくらい安定した品質を誇る、初期三部作を総括する最高傑作である。過去作の人間関係がより詳細に描かれる、ファンサービスの趣が強い作品でもあるので、過去作が好きであればあるほどのめりこめるはず。『逆転裁判 蘇る逆転』『逆転裁判2』から間をおかずにやってほしい!

●探偵パートと法廷パートで事件を解決!

いずれのシリーズ作品も、全部で5話程度のエピソードで構成されており、すべてのエピソードに「逆転」という単語が含まれている。大まかなかな流れとしては、以下のようになる。

①殺人事件が発生
②主人公が被疑者から依頼を受ける
③聞き込みや調査を行う“探偵パート”が始まる
④探偵パートで必要な証拠や情報を集めると“法廷パート”に突入
⑤法廷パートで検察側が召喚した証人の証言に対し、“ゆさぶる”と“つきつける”でウソを突き崩す
⑥事件の真実を暴く

これはあくまで基本で、法廷パートから始まるエピソードや、探偵パートと法廷パートが交互に何回も繰り返されるエピソードもある。また、犯人が最初から判明していたり、過去の回想としてシナリオが進んだり、成歩堂の目の前で事件が起きるケースもあり、事件の様相はじつにさまざまだ。検察として登場する人物も個性豊かで、何度事件を解決してもマンネリ感を感じることなく没頭し、熱中してしまう。そんな求心力に溢れた作品となっている。

▲それぞれのエピソードは独立しており、遊ぶ順番は自由。各エピソードも好きなパートからプレイできる。ただし、ほかのエピソードと関連する話もあるので、やはり順番に遊ぶのがベストだ。

●『逆転裁判』シリーズの足跡

そのなかでも、『逆裁』ならではの楽しさが凝縮されているのは、やはり法廷パートである。一見すると正しく感じられる証人の証言には、必ずウソが混じっている。それを見抜いてゆさぶりをかけ、しかるべき証拠をつきつけると、証人は動揺を隠しながらもウソをウソで塗り固めて真相を隠そうとする。そこでさらにウソを追求し、どんどん墓穴を掘っていく証人や犯人を追いつめる……その過程には、本シリーズでしか体験できないカタルシスが詰まっている。

▲主人公の成歩堂も含めて、証人や検事は状況に応じて目まぐるしく表情を変える。追い詰められた証人が豹変していく様も、本作の大きな見どころになっている。

●携帯端末でも異議あり!

基本的には家庭用ゲーム機版の完全移植に近い内容だが、携帯端末になったことで進化した部分もある。まず、縦画面と横画面の両方に対応しており、ゲームボーイアドバンス風の横画面、ニンテンドーDS風の上下2画面の好きなほうでプレイが可能。また、多くのiOSアプリと同様にGame Centerに対応し、やり込みが実績という形で評価される。

さらにソーシャル性を生かした仕掛けとして、『みんなで異議あり!』も収録。これは好きなキャラクター(成歩堂龍一、御剣怜侍、狩魔冥、ゴドー、綾里千尋)と好きなセリフ(「異議あり!」「待った!」「くらえ!」)を組み合わせ、メールのメッセージやTwitterのつぶやきとして送信できるツールだ。ちょっぴり目立ちたい人や『逆裁』好きをアピールしたい人にはうってつけなので、ぜひ活用してみよう。

▲「みんなで異議あり!」は体験版にも収録されている無料のツール。5人の弁護士・検事のアニメーションに、思い思いのメッセージやつぶやきを乗せよう。

本当の意味でリアルなのかどうかはともかく、緩急のあるシナリオや豹変する被疑者・証人の態度、有利不利が二転三転する成歩堂龍一と検察のやり取りなど、エンターテイメントとしてのおもしろさは際立っている。ひとつの端末があれば、いつでもどこでも3作から自由に遊べる『逆転裁判123』。すべてを一気に揃えようとすると少々値は張るが、総合的には非常にお得だ。本アプリは体験版としても機能しているため、ダウンロードだけなら無料! 未体験の人は、まずは一度遊んでみてほしい。(バロンマサール)

逆転裁判 123

メーカー
カプコン
配信日
配信中
価格
本体無料(アプリ内課金でシナリオ購入)
対応機種
iOS 5.0以上搭載機種

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