【注目アプリレビュー】『Strikefleet Omega』絶妙な戦闘バランスによる高い中毒性が魅力のリアルタイムストラテジー

2012-08-13 20:59 投稿

●絶妙なバランスでジワジワはまる

『Strikefleet Omega』はSF世界を舞台に、母艦を守りながら戦闘機を発進させて、すべての敵機を撃破する、iPhone、Android向けのリアルタイムストラテジーゲーム。全編英語ではあるが、プレイヤーが行うのは、戦闘機の移動ルートの決定と戦艦の配備がおもなので、ゲームに慣れるまで時間はかからない。しかし、だからといって侮るなかれ! 敵機の迎撃や母艦の防衛、資源回収艇の援護など、戦況に応じて複数の戦闘機の移動ルールをリアルタイムに指定する必要があり、無料アプリながらも高い戦略性を持っている。また、敵を倒すだけでなく、新たな戦艦の購入、強化といった要素も搭載。戦艦のタイプが複数あるため、強化の優先度や戦艦を購入するタイミングなど、考慮すべきことが多く、遊び応えのある1本だ。見た目は非常に地味で難易度も高いが、戦略を練ればクリアーできる絶妙の戦闘バランスがスルメのように味わい深く、ジワジワとおもしろくなってくる。

『Strikefleet Omega』のここが○
・戦略性が高い
・戦艦を育成要素
・戦闘のバランスがいい
ここが×
・携帯の機種によっては強制終了する
・操作性に改善の余地あり
こんな人にオススメ
・育成要素が好きな人
・ディフェンスゲーム好き
・ストラテジー好き

●スワイプして戦闘機を出撃!

母艦には戦闘機の出撃できる数が表示されており、そのアイコンをタップして行く先をスワイプで指定することで戦闘機を発進できる。戦闘機の攻撃は自動で行われるため、敵のほうにしっかりとスワイプするのがポイント。画面移動と戦闘機のルート指示の操作方法が同じため、混戦になると誤操作が起こりやすい。戦闘機に指示を出すときは、母艦の数字にタッチして、そこからスワイプするといい。

▲緑のラインが、戦闘機の移動ルート。戦艦を守るためには、直線にスワイプするのではなく円を描くようにすると戦闘機が指定した場所を回り続けるので防衛しやすい。

●新たな戦艦を配備

ステージが少し進むと、新たな戦艦を購入して船隊を組めるようになる。母艦以外の戦艦は、敵を倒したり、資源衛星から資源を入手することで、配備することが可能。戦艦は砲撃できるもの、資源を回収できるもの、戦闘機を出撃できるものなど多種多彩に存在し、プレイヤーのレベルが上がることでアンロックされていく。戦艦の購入、強化を行うには、本作の仮想通貨”Alloy”か”MegaCreds”が必要。新しいタイプの戦艦を購入するか、既存の戦艦を強化するかも、戦略のひとつだ。

▲ステージ開始前に戦闘中に特殊な効果を発揮する”Perks”が複数使用可能。1個目は無料でつけることができるが、2個目から”MegaCreds”を支払う必要がある。序盤は、ダメージと移動速度がアップする“Hot-Shot Fighter Pilots”で火力不足を補おう。

▲アンロックされた戦艦は”Alloy”と”MegaCreds”を支払うことで使えるようになる。”MegaCreds”はリトライや高性能な戦艦の購入、”Perks”、ボムなど、使用する場面は多いが滅多に入手できない。使い所に間違えないようにしよう。

▲画面端に表示される三角マークは敵機の位置を示している。あらゆる方向から攻めてくるので、見落とさないように注意。

▲戦闘が遅いと思ったら、ゲーム画面右上にある早送りのボタンをタップすることでゲームスピードを早くすることが可能。

 

●効率よく戦うために

船隊は、母艦を中央として、前に2個、左右に2個、後ろに2個で配置することができる。序盤のうちは母艦の左右に戦闘機が出せる戦艦を配置するだけで勝てるステージが多いが、中盤以降になると戦艦の種類や配置する場所も考える必要がある。まず重要になるのが、資源の調達。このゲームは、いかに早く資源を集めて戦力を整えるかが肝。そのために資源回収用の戦艦は必須となるが、すぐに強化する必要なない。本作では、母艦が撃墜されるとゲームオーバーとなるため、まずは母艦の強化を最優先に行いたい。母艦には戦闘機と回収艇の両方が艦載されており、強化することで艦載機の数を増やすことができる。回収艇が1機増えるだけでも、戦力を整えるまでの時間をかなり短縮できるはずだ。

また、回収艇は資源以外にも、戦艦の耐久力を回復させる衛星を回収することができる。ひとつ回収するだけで配備中の戦艦すべての耐久力が回復するが、衛星は敵の攻撃で破壊されてしまうことがあるうえ、回収に 向かう途中で回収艇自体が撃墜される可能性もある。そうなると肝心の資源収集もままならなくなるので、乱戦時は無理に拾いに行かず、敵の猛攻が収まったタ イミングで回収しよう。

ある程度の資源が溜まったら、つぎに戦闘機を搭載した戦艦を母艦の盾として配置。戦闘機を搭載した戦艦は、低コストで配置できるので、敵に倒されたとして もつぎつぎに出すことが可能だ。移動ルートの指示は発進元の戦艦を起点に行うが、実際に戦闘機が移動する際は、現在位置から目的地までの最短距離を移動する。ただし、目的地についてしまうと 自動的に戦艦に戻ろうとするので、わざと目的地周辺を円を描くようにスワイプしておけば、同じ場所を旋回し、つぎの敵に対処しやすくなる。筆者の場合、戦闘機は臨機応変に動けるように母艦周辺を動き回り、中型~大型戦闘機が出現し たら10機以上を一気に接近させて処理していくことに。砲撃できる戦艦は敵が来にくい母艦の前に配置するのがオススメ。砲撃用の戦艦はコストが高いため、敵に襲われそうになったら戦闘機で守るようにしよう。砲撃をするときには、戦闘機への指示を忘れがちになるため、先に多めに円を描いて移動ルートを指定 しておいた。

ステージクリアーで入手できる”Alloy”は、もう1回同じステージをやっても入手することができないので、戦艦選びは慎重に行う必要がある。筆者は資源を集める戦艦を後回しにして、母艦と戦闘機を艦載した戦艦を優先的に解放してアップグレード。中盤以降になると、資源不足で勝 てない状況が多くなったので、資源を回収できる戦艦を強化することにした。また、”Alloy”の増やすために手段として、サバイバルモードがある。1-14をクリアーすると開放されプレイ可能になるので、メインのキャンペーンモードで行き詰まったときに利用するといいだろう。(ロコモコ大山)

▲砲撃は、撃ちたい場所をタッチするだけ。1回撃ってしまうとつぎ撃つまでに少し時間が掛かるため、敵がまとまっている場所や耐久力の高い中型戦闘機を狙っていこう。

Strikefleet Omega

メーカー
6waves Lolapps
配信日
配信中
価格
無料(アプリ内課金あり)
対応機種
iPhone、iPod touch および iPad 互換iOS 4.3 以降が必要、Android2.2 以上

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