【大塚角満の熱血パズドラ部!】第57回『週末は、晴れ』

2012-08-01 12:47 投稿

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●週末は、晴れ

前回の続き。

と言っても、「キングエメドラが出なかった……ってのは勘違いで、モンスターBOXを覗いたら30匹くらいウジャウジャいました!」なんてことにはなりません(あたりめーだ)。話は7月27日の翌日、28日の土曜日に飛ぶのです。

この日、俺は朝からソワソワしていた。夕方から近所のフランス料理屋にくり出してワインを飲む、という予定があったのも大きいが、それ以上に『パズドラ』で予告されていた“あること”が、俺を浮き足立たせずにはおかなかったのだ。その“あること”とはもちろん……!

超メタドラダンジョン、ついに出現!!!

コレですよコレコレ。

超メタドラダンジョンの配信に備え、俺は土曜の朝6時に起床した。そして素早くiPhoneを手にして『パズドラ』を起動し、スペシャルダンジョンのページを確認する。見ると、超メタドラがやってきた気配はない。

「ふむ……。超メタドラはまだのようだな」

俺は再び布団に寝転がり、1時間の仮眠をとった。そして午前7時。

「はっ!! ちょ、超メタドラ!! 確認しなきゃ!!!」

寝ぼけまなこでiPhoneを操作し、午前6時の作業と同様にスペシャルダンジョンを覗く。しかし、超メタドラが来ている様子はない。

「なんら。まら来てにゃいのか」

起き抜けのフニャラ声でそう言い、俺は再度布団に転がった。そこから1時間ごとに、

「はっ!! 超メタ!! ……なんらまらか」

「!!!! ちょメタ!!! ……ちぃ、まだか」

「うお!!!! ちょメは!!? ……こんにゃろ、まだじゃねえか」

iPhoneの画面を睨みつけながら、このような不毛な行為をくり返していたのでありました(苦笑)。

しかし!!

この、かわいいまでの健気な行動が認められたのか、ついに28日午前11時に奇跡が起こる。「どうせまだなんだろ。けっ」とやさぐれモードでスペシャルダンジョンを見た俺は、口に含んでいたアイスカフェラテを豪快にテーブルにぶち撒けた。

「っっっ!!!!! デタッ!!! ついにデタ!!!! 超メタドラが現れたああああ!!!!」

もう、オバケか妖怪が出たかのような大騒ぎ。そんな、「エライコッチャエライコッチャ!!」と踊る俺のもとに、悪魔の子・唯君からメールが飛んできた。

「超メタドラダンジョン見つけたーーーーーーーーーっ!!!!」

どうやら彼も、ひどく興奮しているようだ。しかし14秒後、テンションが180度ひっくり返ったメールが、再び唯君から届く。

「……必要スタミナ50……だと? あの俺、最大スタミナ41なんですけど…………………」

俺、ひきつけを起こしたように「ケケ!! ウケケケケ!!!」と笑い、唯君に返事を出した。

「スタミナ足らず乙!!!www あとは俺に任せておけってwwww」

さっそく俺は準備を整え、超メタドラダンジョンに潜っていった。パーティー構成は、もっとも信頼を寄せるレギュラーメンバー、プラントアーミーズ・ドラゴン軍団である。リーダー、助っ人にエンシェントドラゴンナイトを据えたので、ドラゴンどもの攻撃力は最強の6.25倍だ。超メタドラダンジョンに、緑の暴風が吹き荒れるぜっ!!!!

しかし潜ってみてすぐにわかったが、この超メタドラダンジョンの大盤振る舞いっぷりは常軌を逸している。だって、ハイメタドラとキングメタドラがザコのポジションでゾロゾロゾロゾロと出てくるんですよ!? 当然、金のタマゴは落ちまくり。思わず、庭にゴミを埋める穴を掘っていたら手つかずの金鉱を掘り当ててしまった……ときのような気分になった(そんな経験ないがな!)。

そしてついに俺の前に、伝説の珍獣・超キングメタルドラゴンが現れた。虫の居所が悪いのか、彼はやたらと目つきが悪い面構えをしており、加えて身体からはビリビリと怒りの電光を発している。

「何が彼をここまで怒らせているんだ……」

そう思わなくもなかったが、金と経験値に目が眩んだ俺はすぐさま、「御免!!」と言って強烈な攻撃を超キングメタドラに浴びせかけた。しかし、攻撃を当てられた超キングメタドラから出たダメージ表示はあまりにも意外なもので……!

1、1、1、1、1、1!!

俺、たまらず悲鳴を上げる。

「うわ!!!!! こ、こいつ超堅いんですけどっ!!! 攻撃がまったく入らねえええええ!!!」

さらに。

ぼっとん。

俺、さらに涙声で叫ぶ。

「うわああああ!!! 招かれざる者がタマゴ産みやがった!!!! おおお、おめえじゃねえよ!!! ぽろぽろタマゴ産むんじゃねえええ!!!!」

それでも悲劇は終わらない。打開策のないままターンを消費し、超キングメタドラに攻撃番が回ったとたん……!

がっつんっっっ!!!!

GAME OVER

「バ、バカな……。なんだこの攻撃力は…………。ひ、ひとたまりもなかったぞ…………」

俺はすぐさま、唯君に事の次第を報告した。GAME OVERの写真とともに、「こんな目に遭っちゃいました……」というメッセージを添えて。すると、すぐに返事が。

「うわああああああああああ!!!!! ざまあああぁぁぁぁぁぁぁ!!!wwwwww m9(^Д^)プギャーwwwwwwww」

うるせええええええええ!!!!!!!! 労われえええぇぇえええ!!!!

しかし、以前の俺だったらここで、

「もうヤだ。やってらんねえ。ビール飲んで寝る」

となっていたところだが、もうそんなことにはならぬ。俺は成長したのだ。そして、こういった事態にも対処できるだけの知恵と戦力を持ち合わせているのだ!!

俺はモンスターBOXを首っ引きになり、超キングメタドラに対抗するためのパーティーを考えた。ヤツの恐ろしいところは、抜群の防御力と攻撃力である。ここにカウンターを当てられない限り、俺に勝ち目はない。

そこで俺はドラゴン軍団を崩し、新たに2名の戦士をスカウティングしてパーティーに組み込んだ。選ばれた2体のモンスターは、

・ゴーストリング
・マシンゴーレムMk-2

である。戦略的には、まずメタドラ族を一撃のもとに屠り去るゴーストリングのスキル“毒の霧”をぶちかます。これで倒せたら万々歳だが、もしもダメだったらマシンゴーレムMk-2のスキル“アーマーブレイク”を発動。超キングメタドラの防御力が下がったところで総攻撃を仕掛ける算段だ。そしてこちらの防衛手段として、助っ人にはカオスデビルドラゴンを採用。こいつのスキル“闇属性モンスターから受けるダメージを半減”をもって、超キングメタドラの攻撃を受け切ってやろうと思ったわけだ。さあ勝負だ!!

そしてとっとと書いてしまうが、この作戦はものの見事にハマってくれた。正直、毒があまり効果がなく、アーマーブレイク後も通常攻撃のダメージは1しか入らなかったので「万事休すか……」と思ったりもしたが、カオスデビルドラゴンのおかげで敵の猛攻に耐えることができ、さらにアーマーブレイク後のガイアボール(グラビトンアースドラゴンのスキル)が決まってくれてなんとか超キングメタドラを倒すことに成功した。かつて、手こずりに手こずった樹天龍・ホウライ戦のときに、同じような経験をしたことがこの土壇場で活きた感じだ。

「やっぱり、苦労はムダにはならないんだな……」

そんなことを思ったりした。しかも……!

ななななんと!! この勝利により超キングメタドラのタマゴをゲット!!!! 目黒やほかの友だち、さらにT神もM神も「超キングメタドラのタマゴが落ちない!!」と騒いでいた最中だったので、俺の優越感は最高潮に達した。こいつはもう、誰かに自慢せずにはいられない!!!!

さっそく俺は、唯君に写真付きのメッセージを送付した。ひと言、キターーーーーー!!!!と書いて。それに対する、唯君の返事がコレ。

「うわあああああ!!! これはメシがマズいぃぃぃぃいいいい!!!!」

ひさびさに、晴れ晴れとした気分の週末でしたw

おしまい。

大塚角満(おおつか・かどまん)……週刊ファミ通、ファミ通コンテンツ企画部副編集長。編集業務のかたわら、執筆活動を精力的にこなしており、多数の連載記事を持つ。著書に、『モンスターハンター』シリーズのプレイ日記をまとめた『逆鱗日和』シリーズが9作、『ダークソウル』のプレイ日記をまとめた『折れてたまるか!』シリーズが2作品ある。現在、ファミ通.com上でブログ“大塚角満のゲームを読む”、“『ドラゴンズドグマ』で暮らす”、アメーバブログで“大塚角満のブログ”などを連載中※ゲームを“読む!”はこちら
※大塚角満のブログ (Ameba)

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ジャンルRPG/パズル
メーカーガンホー・オンライン・エンターテイメント
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