兵器を配置してエイリアンを迎え撃つタワーディフェンス『Tower Raiders 2 GOLD』

●バラエティーに富んだ豊富なステージが魅力

SF世界を舞台にした、正統派タワーディフェンスゲーム。クリスタルを奪いにやってくるエイリアンに対し、さまざまな兵器を配置して撃退しよう。敵はすばしっこいものややたら堅いものなど多数。ステージ構成も、一本道のシンプルなものや、広くて兵器配置の自由度が高いものなど、非常にバラエティーに富んだ内容だ。ステージ上のクリスタルをすべて奪われると敗戦、エイリアンの侵攻に対して20回耐えられれば、ステージクリアーとなる。

▲ステージによっては爆撃機を招集し、指定地点を攻撃することもできる。威力は強力だが、出動には一定時間を要する。

●集中砲火が病みつき

タワーディフェンスの攻略は、“いつ”、“どの場所”に“どの兵器”を配置するかということに尽きると思われるのだが、この『Tower Raiders 2 GOLD』の場合、“どの場所”の自由度が非常に高いことが挙げられる。とにかくステージの構成に凝ったものが多いのだ。敵が通る場所も多いため、守るべきクリスタルへのルートを遠回りさせるのもひと苦労だったりする。ひとつ配置してはポーズをかけてマップをじっくり確認して……というように、パズルゲームのような醍醐味があるのだ。

また、スピードは遅いが、やたらと堅い敵がいるのが特徴。私の場合、これを“Cool Ray”を使ってさらにノロノロにしてから、アップグレードした“Laser”を並べまくって集中砲火を浴びせ、撃破するのが気に入っている。ヘンなこだわりがあるせいか、とくに序盤にクリスタルを取られまくったりしてるのだが……。

ステージが進むと、当然ながらマップは大きく変化し、新しい兵器も出てきたりして、なかなか飽きさせない作り。少々歯ごたえはある作品だが、タワーディフェンスファンは、ぜひ挑戦してみてはいかがだろうか？


▲“Laser”は威力ももちろんだが、見た目がステキ。光線がピーッと敵に当たり続ける様子がたまらん。	▲クリスタルは一度奪われても、その敵が画面の外へ逃げるまえに倒してしまえば戻ってくる。敵を追いかけるように兵器を配置して取り戻せると気持ちいいのだが、中途半端な配置になりがちでむだになる可能性も高く、悩みどころ。

■基本操作

兵器を配置できる場所は、グレーの正方形のパネルのみ。パネルの位置をタッチすると兵器がリストアップされるので、選択してやろう。兵器が置いてある場所をタッチすると、兵器をアップグレードしたり撤去したりできる。敵は、一部のものを除いて兵器を通り抜けて進んでくることはないが、クリスタルや出口への道が閉ざされると、かまわず通過してくるので注意。

▲画面上側に表示されている“Wave”は敵集団の侵攻回数を示しており、20回の侵攻を耐え切れば、ステージクリアーとなる。画面左下の“Resorces”は資源の量で、兵器を配置したりアップグレードすると消費し、敵を倒すと増えていく。画面右下のクリスタルの残り数を示しており、クリスタルをすべて奪われると敗戦になる。

▲この4種類の兵器は最初から使用でき、ステージ攻略のメインとなる。”Mini Gun”は連射が効くマシンガンタイプで、ザコの殲滅に向く。“Cannon”は発射間隔が長いものの攻撃範囲と攻撃力に長ける。“Laser”は、装甲がある敵でもいきなりHPを減らせるため、堅い敵への攻撃にうってつけ。“Cool Ray”は、HPを減らすことはできないものの、敵を凍らせることにより進行速度を大きく下げる効果があり、補助的役割をになう兵器だ。


▲敵のそばに表示される赤いバーがHPで、これを0にすれば撃破。青いバーがある場合、装甲を持つことを示しており、装甲をはがさなければHPを減らすことはできないのだ。	▲画面の兵器を選択すると、射程距離が表示される。兵器をアップグレードすれば、より遠くの敵を攻撃できるぞ。


▲バックボタンを押すと、ゲームを一時中断できる。“Resume”で再開、“Restart”で、ステージを最初からやり直せるぞ。	▲マルチタッチによる画面の拡大・縮小が可能。正確に操作したいときは拡大、ステージ全体の構成を見たいときは縮小するといいだろう。