【iPhoneアプリ攻略】お手軽だけど本格派! 放置型戦国ゲーム『戦国テンカトリガー』攻略指南!

2012-03-26 18:14 投稿

● 忙しい現代人にマッチした自動進行型の戦国ゲームが登場!

出陣する戦場と武将を選び、後は放置しておくだけで合戦が進行する… そんなお手軽な戦国ゲームが登場し人気になっています。ガンホーから公開された『戦国テンカトリガー』です。このゲームは大人気作『パズル&ドラゴンズ』と発売元は一緒で、配信開始時期もほぼ一緒なのですが、『パズドラ』のヒットの影に隠れてしまった印象があります。しかしこのゲームも見所のある新機軸のゲームであり、注目作のひとつと言えます。

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ゲームシステムは無料のお手軽RPGとしてヒット中の『ゆけ!勇者』や『僕の魔界を救って!』に似ていて、出撃の設定をしておけば、後は勝手に戦いが進行していきます。プレイヤーは好きな時に合戦の経過を確認する事ができ、時間に追われることもなく自分のペースで遊ぶ事ができるため、まさに携帯機器にマッチしたゲームだと言えますね。

このゲームのもうひとつの魅力は、非常に詳細な戦国時代の解説があること。見た目はドリランドやビックリマンのようなポップな感じですが、戦国武将や合戦場の来歴がとても詳しく解説されており、コアな戦国ファンの私も唸る程です。戦国時代に詳しい人なら、史実が反映されている武将の特技や相性などに思わずニヤッとできること請け合いです。戦国時代をよく知らない方でも、このゲームをやれば知識を深めることができるでしょう。

 
▲進軍中の模様。合戦が完了していなくても経過を詳細に確認することができる。例えば30分かかる戦場で10分しか経っていなくても、その10分の時点の様子を伺うことができる ▲織田信長の焼き討ちで有名な比叡山延暦寺の戦場の来歴。こんなに詳しい解説文が出るゲームは戦国時代をテーマにしたゲームでもそうそう無い。戦国辞典としても楽しめる内容です

● 戦国テンカトリガー攻略! 兵種の基本と編成、そして“くじ”の選択

ここからは、そんな『戦国テンカトリガー』の初心者向けの攻略法を解説していきたいと思います。このゲームは“カードの強さ=部隊の強さ”なので、課金して強力なカードを手に入れるとラクに進むことができます。しかし「課金して下さい」では攻略になりませんから、ここではできるだけ無課金 or 低課金でゲームを進めるものとして説明します。戦略・戦術さえしっかりしていれば、決してこのゲームは“課金ゲー”ではありません。

まずは兵種の相性を知っておきましょう。このゲームには6つの兵種、足軽・弓兵・騎馬・鉄砲・水兵・忍者が存在します。すべての武将は6つの兵種のどれかに属しており、最初の3つは一般兵種、後半の3つは上級兵種と言えます。ただし水兵や忍者は後半にならないと登場しません。

足軽は弓兵に強く、弓兵は騎馬に強く、騎馬は足軽に強く、通常の2倍のダメージを与えられます。

鉄砲は足軽と騎馬の双方に強いのですが、弓兵にはめっぽう弱く、弓兵からは通常の3倍の被害を受けてしまいます。

具体的には、各兵種は以下のような強さを持ちます。

・足軽
弓兵に攻撃力の4倍のダメージ
水兵に攻撃力の6倍のダメージ
それ以外の兵種には攻撃力の2倍のダメージ
おもに前列を狙う

・弓兵
騎馬に攻撃力の4倍のダメージ
鉄砲に攻撃力の6倍のダメージ
それ以外の兵種には攻撃力の2倍のダメージ
おもに後列を狙う

・騎馬
足軽に攻撃力の4倍のダメージ
忍者に攻撃力の6倍のダメージ
それ以外の兵種には攻撃力の2倍のダメージ
前列を集中して狙う(※修正:騎馬の狙う箇所は均等)

・鉄砲
足軽と騎馬と忍者に攻撃力の4倍のダメージ
それ以外の兵種には攻撃力の2倍のダメージ
前列を集中して狙う

・水兵
弓兵と騎馬と鉄砲に攻撃力の4倍のダメージ
それ以外の兵種には攻撃力の2倍のダメージ
おもに前列を狙う

・忍者
足軽と弓兵と水兵に攻撃力の4倍のダメージ
それ以外の兵種には攻撃力の2倍のダメージ
後列を集中して狙う

各戦場の兵種は偏っている場合が多いので、足軽の敵が多い戦場なら騎馬で、弓兵の敵が多い戦場なら足軽で攻めた方が有利になりますね。鉄砲の武将は足軽と騎馬の双方に有利なので、相手に弓兵がいない限り便利に活用できます。また、通常は前列が攻撃を受けやすいので前に兵力がある武将を置いた方が良いのですが、相手が弓兵中心だと前より後ろの方が狙われるので、そこに兵力の高い武将を配置する必要があります。

▲メニューの「その他」から見られる兵種の相性一覧図。その他には「攻略のヒント」という項目があり、有用なことが書いているので一度見ておくのがお勧め ▲尾張、山城、河内の序盤3ステージは敵兵が足軽と弓兵中心なので足軽武将で問題ない。しかし4国目の越前朝倉家は騎馬中心なので足軽だと苦戦する。弓兵の細川忠興を用意したい

ゲーム序盤は戦いに勝ったご褒美として、本来は有料の“戦国札”を何度か貰えます。これは“超武将くじ”を引くためのアイテムで、必ずR(レア)以上の武将を獲得でき、入手後はそちらが主力になります。しかしC(コモン)の武将も使えない訳ではありません。なぜならコモンの武将は入手しやすいため“合成”でレベルアップさせやすく、レベルアップした武将の方が“兵糧”の量が多いからです。

兵糧が足りているうちは問題ないのですが、ゲームが進むと必要な兵糧が多くなってきます。そうなると戦力の高いレア武将を外し、兵糧確保のためにレベルを上げたコモン武将を入れなければならなくなります。この時は少しでも戦力の低下を抑えられるよう、前述の“兵種”を考慮した武将を参加させましょう。また、国によって“奇襲を受けやすい”“悪天候になりやすい”などの特徴があるため、それを防げる武将を入れる事も高評価に繋がります。

武将くじを引いたり合成をするには銀貨が必要です。これは合戦で手に入りますが、ゲーム序盤は入手量が少なめです。序盤に効率よく稼ぎたいなら、レベルを上げて兵糧を多くしたコモン武将を、難易度が低く短時間で終わる戦場に参戦させ、進軍速度を「電撃強行軍」にして戦いましょう。電撃強行軍にすると1分で10も兵糧が減ってしまいますが、“桶狭間の戦い”を3分で終えられるので、兵糧が30以上あれば僅かな時間でクリアでき銀貨をゲットできます。また一度クリアした国は銀貨の入手量が2倍になるので、クリア済みの国を繰り返した方が銀貨の入手率は良くなります。

兵糧が十分にあり、勝つことができるなら、ステージ2の山城で戦うのも良いでしょう。ステージ2の山城の“比叡山”は明智光秀がいれば評価が高くなるので、兵糧の多いコモン武将と光秀を加えて強行軍でS評価が取れれば、より多くの銀貨を短時間で手に入れられます。

▲なぜか三人娘になっている“三好三人衆”。 誰が使うのコレ?と思う無かれ。 レベルアップ時の兵糧の増加量が高いため、無課金者にとってはありがたい存在だ ▲山城を攻略すると手に入る“足利義昭”には要注意! 強力な兵力回復の特技を持つが兵糧を浪費しまくる罠武将。 十分な兵糧がないと兵糧切れで敗走するハメに

“戦術”の活用も重要ですが、戦術は特定の条件を満たす事で得られる“実績”を獲得しないと手に入りません。序盤から手に入る特に有効な戦術は、兵糧の量に応じて攻撃力が上がる“火につけこんで劫を打つ”。これは兵糧が0の状態で勝利すれば入手できるので、わざと必要兵糧がギリギリ足りないぐらいで出陣させれば、狙って手に入れられます。もうひとつ有用なのは相手より兵力が多いほど攻撃力が上がる(※修正:兵力が多い時に固定の上昇値(割合)が加算される)“門を関ざして賊を捕らう”。これは“電撃強行軍”で勝利すれば手に入るので、まずコモン武将をレベルアップさせて兵糧を増やし、その上で短時間で終わる戦場を強行軍で突破しましょう。

通常のゲームと平行して行える“オンライン対戦”も攻略に活用できます。オンライン対戦はその名の通り、他のプレイヤーの部隊と戦えるモードです。上位者は重課金しているプレイヤーばかりなので、なかなか段位は上がらず、段位が上がってもすぐに降格してしまうと思います。しかしそれはそれで構いません。 なぜなら2段になってご褒美を貰い、そこで連敗して1段に降格しても、再び2段に上がればまたご褒美を貰えるからです。上がって下がってを繰り返していても報酬が手に入り、戦いに勝利すると銀貨10枚、負けても銀貨3枚が貰えるので、損はありません。勝敗を気にせずどんどん対戦していきましょう。

なお注意として、オンライン対戦では兵種の有利不利は無視されます(※修正:オンライン対戦では表示が会心、必殺となっているだけで、兵種参照は通常の戦場と同様に行われています)。オンライン対戦時の攻撃力は兵種に関わらず攻撃力の2倍です。ただし、オンライン対戦では通常の2倍のダメージ(攻撃力の4倍)の「会心の一撃」や、通常の3倍のダメージ(攻撃力の6倍)の「必殺の一撃」が出やすいため、それによって結果は大きく左右されます。

▲戦術は色々な条件で得られます。撤退や敗北で得られるものもあるので色々試してみましょう。特定の条件で自動退却する特技はイベント戦場などでお宝を持ち帰るのに便利です▲オンライン対戦は3分で終わるし、負けても特にデメリットはない。連敗して降格するのはむしろ嬉しい。対戦ではイベントや会心の一撃が多発するため、運の要素も大きい

 

しかし正直言って、無課金のままでは後半ステージまで勝ち切るのは困難です……。無料でも何枚かは“戦国札”を貰えますが、手に入る武将はランダムなので、必要なものが手に入るとは限りません。また、銀貨で引ける普通の“武将くじ”でレア武将が出ることは非常に(本当に非常に)希なので、ある程度の課金は欲しいのも本音です。

では、その課金(及び序盤のご褒美)で手に入る“武将札”で、どの“くじ”を引けばよいのか? 普通の“超武将くじ”を初心者の方が引くのはオススメしません。候補となる武将が多すぎて“的が絞れない”からです。

基本的にはひとつの大名家のくじを集中して引くのがオススメで、そうすれば同じレア武将を手に入れられる確率が高くなり、その武将のレベルを上げられます。レア武将がレベルアップすればかなり強力になります。

ではどの大名家を選ぶのが良いのか? レア武将の候補が少ない大名家の方がレベルアップは狙いやすいです。 また、どの大名家にも便利な武将がひとりは用意されています。例えば、足利・細川家には布陣失敗を100%防ぐ“三好長慶”、悪天候を100%防ぐ“細川幽斎”がいて、朝倉家には“奇襲”を100%防ぐ“朝倉景鏡”がいます。そしてレアの数が少ない大名家なので、これらの武将の入手率やダブる確率も高くなります。

しかしここではあえて、最初から引ける“織田家くじ”に集中するのを勧めたいと思います。各戦場を特定の武将で攻略すると最高評価のSを得られ報酬が多くなりますが、多くの戦場は戦国の覇者である“織田信長”や“羽柴秀吉”(木下藤吉郎ではない)でのクリアを条件としています。
もし運良くこの双方を入手できると、山城の国の比叡山を光秀、山崎を秀吉、二条城を信長で完勝することで山城完全攻略を達成でき、“三好長慶”をご褒美で貰えます。さらにゲームを進め、摂津・備前の国の越水城を三好長慶、榎並城と石山本願寺を織田信長で完勝すると、ご褒美で“SR雑賀孫市”を貰えます。SR孫市さえ手に入れば、ゲームは一気に楽になります。

また、信長や秀吉が出てこなくても、柴田勝家・丹羽長秀・滝川一益・明智光秀のうち3人がいれば“織田四天王”の組み合わせが発生し、兵糧が1.5倍になります。織田家には SSR の超強力な武将もいるので、運が良ければそれが手に入る……かもしれません。

なお、組み合わせには他にも“三本の矢”や“三好三人衆”など様々なものがあります。戦国時代に詳しい人ならピンと来ると思うので、色々探してみるのも良いでしょう。ただし羽柴秀吉と柴田勝家など、仲が悪く悪影響を及ぼす組み合わせもあるのでご注意を。

無課金では絶対にレア武将が手に入らない、という訳ではありません。“濃姫”などの捕虜を得やすい特技を持つ武将を入れて何度も繰り返し戦っていれば、いずれレアな武将を捕まえられるかもしれません。 アップデートで織田信長を狙える“小牧・長久手”の戦場も追加されました。捕虜を登用するための“ココロの鍵”はイベント戦場や中盤以降の戦場で入手できる事があるので、これを3つ集めたら(レア武将の登用には3つ必要)、小牧・長久手などをひたすら繰り返してみるのも良いかもしれませんね。ただし捕虜にできる確率は相当低いので、かなり忍耐強く繰り返す必要がありますが……。

▲SSR の明智光秀・本能寺バージョン。 課金するとこんな武将が手に入る事も。 激レアを狙って有力大名のくじを引くか、R武将のレベルアップを狙ってカードの少ない大名家にするか▲難易度8のラストに待ち受ける天下の堅城・小田原城。 必要兵糧なんと480! この辺が無課金の限界か。 レア武将+課金戦術の「翔ぶが如く」がないと攻略は難しい

このゲームには装備やアイテムが存在せず、カードの強さが部隊の強さであるため、ぶっちゃけ課金して強力なカードさえ手に入れてしまえば、ガンガン進めてしまいます。でも、それではゲームはあっけなく終わってしまうかもしれません。無課金や低課金で地道にやっていく方が、ゲームは長く楽しめると思います。

もちろん課金して一気に進み、多くの武将を収集するのを楽しむのも良いでしょう。ここでは“織田家くじ”に集中するのを勧めましたが、やはり多くの人は地元の武将に愛着があるはずですし、好きな大名家や戦国武将がいる方も多いと思います。そうした武将を集めてレベルアップさせ、活躍させるのも楽しみ方のひとつですね。(カムライターオ)

【戦国テンカトリガー】
メーカー:ガンホー・オンライン・エンターテイメント
配信日:配信中
価格:無料
対応機種:iPhone 3GS、iPhone 4、iPhone 4S、iPod touch(第3世代)、iPod touch (第4世代)、およびiPad に対応。iOS 4.1 以降が必要
著作権:(C) GungHo Online Entertainment, Inc. All Rights Reserved.

【カムライターオ氏】
iPhoneゲームの攻略サイト“iPhone AC”の管理人。2009年に サイトを立ち上げ、これまで触ってきたアプリの数は2000本以上! きっちり調べ上げる緻密な攻略記事は、素人とは思えぬ クオリティーと評判高し。ファミ通App編集者の中にも同サイトのファンがいて、ひょんなきっかけからファミ通Appに寄稿することに。iPhoneの ゲームの歴史を知る男の含蓄ある文章は必見です!
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