そこに棲むのは果たして鬼か……iPhone、Android向けホラーアドベンチャーゲーム『迷ヒ家ノ鬼』

2012-02-16 21:11 投稿

●気の強い天然少女との会話を楽しみながらホラーも満喫!

フィーチャーフォンで大ヒットした『歪みの国のアリス』を皮切りに、『一夜怪談』、『Seventh Blood Vampire』と続くナイトメア・プロジェクトのホラーアドベンチャーシリーズの第4弾『迷ヒ家ノ鬼』のAndroid版。ナイトメア・プロジェクトといえば、恒例のハイクオリティな3DCGの背景に、まるで映画や小説のようなストーリー展開、そして恐怖の中にも切なさを感じてしまう作品が多いのが特徴だが、今回の『迷ヒ家ノ鬼』は、新たな試みが加わった作品となっている。

まず、3DCGのクオリティはそのままに、登場するキャラクターがナイトメア・プロジェクト初の2Dになった点だ。これまでのシリーズをやっていると違和感を感じるかも? と思ったが、プレイし始めて納得。主人公・香住ヨウスケと遠島マリカの会話がラノベ原作のアニメを観ているかのようにコミカルなのだ。怖いゲームを楽しみにしていると拍子抜けしてしまうかもしれないが、この掛け合いがあるからこそ怖いシーンがより引き立つというのもあるのだろう。ホラーゲーム初心者や「ホラーは苦手だけど、怖いものみたさってあるよね……」という人にはうってつけだ。

また、エンディングへ向かって少しずつ明らかになってゆく切ないストーリーもナイトメアファンの期待を裏切らない。条件や選択肢でエンディングが変わるのもお馴染み。ゲームをクリアーできたら、別のエンディングを求めてさらに続けてみて欲しい作品だ。(アンクK)

[関連記事]
※フル3DCGによる闇と血に彩られた吸血鬼ホラーアドベンチャー『Seventh Blood Vampire』
※狂気の中に散りばめられた“感傷”を集めて……『歪みの国のアリス』

 ▲物語の舞台となるのは、主人公たちが林間学校で訪れた先にたたずむうらぶれた廃屋。謎の廃屋に足を踏み入れた主人公たちは廃屋から出られなくなってしまう。グラフィックの美しさがよりリアリティを感じさせる。 ▲クールな主人公・香住ヨウスケに対して、かなり強気な遠島マリカがしばしばみせる天然ボケのような言動がツボにハマる。マリカがつぎに何を言い出すのかが気になってしまい、結果、テンポよく進むことになる。このキャラクターなら2Dで描かれるのも納得だ。
  ▲もちろんホラーシーンも見逃せない。だが、その殺戮には今回も泣かされる秘密が隠されており……。
  
▲ゲームに必要な基本的な操作は、“調べる”と“移動”。“調べる”は、周囲を調べることができ、“移動”では、地図が表示され、“→“がついている方向に移動できる。
 ▲こまめに“調べる”をタップしてアイテムをゲットしよう。

迷ヒ家ノ鬼

メーカー
サンソフト
配信日
配信中
価格
iPhone、Android350円[税込]
対応機種
hone、iPod touch および iPad 互換iOS 3.2 以降が必要、Android2.1以降

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