ベトナムのネット最大手企業が日本進出、ディー・エヌ・エーと戦略的提携

2011-11-22 15:18 投稿

●ベトナム発の名作をMobageで独占供給

ディー・エヌ・エーは、ベトナム最大のインターネット企業VNG Corporation(以下、VNG)とソーシャルゲームの分野で戦略的提携を行うことに基本合意した。すでに協力関係の第1段階としてYahoo! Mobageでソーシャルゲーム『Pig Farm(ピッグファーム)』がリリースされており、さらに今後、VNGが開発するソーシャルゲームはMobageおよびYahoo! Mobageで独占的に供給される。

 

<以下、リリースを転載>

株式会社ディー・エヌ・エー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:守安功、以下DeNA)とベトナム最大のインターネット企業でオンラインゲームやポータルサイトなどを運営するVNG Corporation(本社:ベトナム・ホーチミン市、代表:Le Hong Minh、以下VNG)は、このたび、ソーシャルゲームの分野において、戦略的提携を行うことに基本合意しました。今回の提携により、DeNAはVNGによるソーシャルゲームの開発を支援し、VNGはDeNAの運営するソーシャルゲームプラットフォーム「Mobage」および「Yahoo! Mobage」で独占的に複数タイトルを
提供します。

両社は、本協力関係の第一段階として、PC上のソーシャルゲームプラットフォーム「Yahoo! Mobage」で、VNGがDeNAの支援のもとに開発したソーシャルゲー「PigFarm(ピッグファーム」の日本語版を11月15日にリリースしました。ベトナムのデベロッパーが開発するソーシャルゲームが日本でリリースされるのは、これが初めてです。
これに続き、同じくVNGの開発したソーシャルゲーム「SkyGarden(スカイガーデン)」の日本語版も、近日中に「Yahoo! Mobage」でリリースする予定です。また、これに加え、VNGは、DeNAの支援でスマートフォン向けのソーシャルゲームを3タイトル以上開発し、2012年中に「Mobage」で提供する予定です。

VNGは、2004年にオンラインゲーム運営会社としてわずか5名で創業されて以降、ベトナムの急速な市場拡大に支えられて成長し、現在従業員数が1,500人以上、2011年の予想年間売上が9,000万米ドル(約69億円)にのぼるベトナム最大のインターネット企業です。VNGのオンラインゲームサービスは現在ベトナムで60%以上のシェアを持ち、2009年から提供開始した「Zing(ジング)」ブランドのポータルサイトは月間でベトナム国内最多の1,500万人(同国のインターネット人口の約65%)が訪れています。VNGでは、既に約250人がソーシャルゲームおよびモバイルゲームの開発にあたっています。インターネット企業として東南アジア全域でも最大規模を誇るVNGは、今回初めての海外進出先として日本を選び、DeNAとの戦略的提携に至りました。

DeNAは、かねてよりベトナムのゲームデベロッパーのレベルの高さに注目しており、9月には自社製ゲームの新開発拠点として、ベトナムのゲーム開発会社Punch Entertainment (Vietnam) Company Limited(パンチ・エンターテインメント・ベトナム)を買収しました。今後も引き続き、DeNAのシンガポール子会社であるDeNA Asia Pacific Holdings Pte. Ltd.を通し、ベトナムを含む東南アジア・南アジア諸国のゲーム業界全体と密接な関係を築き、支援して参ります。VNGは今後も、世界に通用するゲームの開発を推進します。

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