スマホのアプリ市場を支えるのはiOS 端末満足度ではXperia arcが高評価を獲得–MM総研
2011-09-07 17:09 投稿
●アプリ市場はiOSが独占
MM総研は、2011年9月6日、2010年度のスマートフォンのアプリ市場およびスマートフォン利用における製品・キャリアの満足度を含めた利用実態を発表した。調査は、クロス・マーケティングのモニターを活用したスマートフォンユーザー2000人に対するアンケート結果と、MM総研の既存データをもとに算出されている。
調査結果によると、2010年度のスマートフォンアプリの総ダウンロード数は3億202万回。内訳としては、無料アプリの総ダウンロード数が2億5886万回、有料アプリの総ダウンロード数が4316万回となる。
有料アプリのダウンロード課金市場は67.8億円。そのうち、8割を超える57.3億円をiOSが占めており、OSは急速に普及しながらも有料のAndroidアプリはダウンロードされにくいということを如実に示す結果となった。OSごとの無料・有料合わせたダウンロード数でも、iOSが2億1953万回(72.7%)と突出した数字となっており、続いて、Androidが6978万回(23.1%)、その他が1271万回(4.2%)となる。
端末およびキャリアの満足度で最高評価を得たのは、NTTドコモ。端末では、ソニー・エリクソンの“Xperia arc(SC-01C)”が、画面の見やすさ・精細さ、デザイン、操作性など9項目の評価基準において、iPhone4を上回る高評価を獲得。キャリアとしても、7項目5段階評価のうち、データ通信料金の価格を除く6項目で高い評価を得た。
また、スマートフォンユーザーのセキュリティーに関する意識調査を行われ、過半数以上がセキュリティーに不安や心配を抱えいることが判明。しかし、実際にセキュリティーアプリを利用している人は、3割程度に留まる結果となった。
スマートフォンの購入意欲が高いことも明らかに。つぎに携帯電話を購入する際に、再度スマートフォンにするか、フィーチャーフォンにするかという質問に対し、2000人中1581人(79.1%)がスマートフォンを購入すること回答。ただ、現状のスマートフォンにも不満はあり、今後に期待するものとして、バッテリー容量の増加や通信速度の高速化を求める声が多いことが分かった。
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