【TGS2015】ゲーム大賞『モンスト』が特別賞、ゲームデザイン賞を『Ingress』が受賞

2015-09-17 19:35 投稿

“日本ゲーム大賞 2015”の経済産業大臣賞、年間作品部門の各賞が決定

東京ゲームショウ2015において、一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)が主催する“日本ゲーム大賞 2015”の受賞式が行われ、年間作品部門の各賞と、経済産業大臣賞が発表された。スマホゲームからは、『モンスターストライク』が特別賞、『Ingress』がゲームデザイナーズ大賞を受賞。各賞の受賞作品は以下の通り。

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【経済産業大臣賞】
桜井政博氏

経済産業大臣賞は、桜井政博氏が受賞した。長年に渡って手がけてきた作品はいずれも世界で人気を得ている。『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズでは、メーカーの垣根を越えて多くの作品の魅力を伝えている。また、ゲームデザイナーズ大賞の審査員長も務めるなど、ゲーム制作だけでなく、業界の発展に多大な寄与をしたことが受賞理由となった。

桜井氏が携わったコンテンツ
『星のカービィ』
『星のカービィ 夢の泉の物語』
『星のカービィ スーパーデラックス』
『任天堂オールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ』
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』
『カービィのエアライド』
『メテオス』
『そだてて!甲虫王者ムシキング』
『大乱闘スマッシュブラザーズ』
『新・光神話 パルテナの鏡』
『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS』
『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』
週刊ファミ通コラム『ゲームについて思うこと』
ゲーム曲によるオーケストラコンサート『PRESS START』

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【年間作品部門】
年間作品部門の大賞作品は、優秀賞にノミネートされた作品の中から、選考委員会厳正な審査のうえで選出される。“日本ゲーム大賞 2015”の大賞は、『妖怪ウォッチ2 元祖/本家/真打』がシリーズで受賞! 優秀賞とベストセールス賞を併せて受賞した『妖怪ウォッチ2』が栄冠に輝いた。レベルファイブ代表取締役社長の日野晃博氏や、ディレクターの本村健氏らが登壇し、コメントを述べるとともに、ユーザー代表のご家族からトロフィーを手渡された。

<大賞>
『妖怪ウォッチ2 元祖/本家/真打』

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<優秀賞>
『マリオカート8』
シリーズ最新作。クッパ7人衆や新コースに加え、反重力によって立体的なコースが実現。DLCの配信やメルセデスベンツとコラボレーションなど、ユーザーを飽きさせず、世代を超えて家族で楽しめるとの意見が寄せられた。

『妖怪ウォッチ2 元祖/本家』
街もバトルも妖怪もパワーアップ! “バスターズ”モードなどの新しい遊びも追加され、多彩なクエストや妖怪バトルに多くの子どもたちが熱中。「楽しい!」、「おもしろい」など、圧倒的な人気を得ての受賞となった。

『Destiny』
オンライン専用の次世代アクションシューティング。映画クオリティのグラフィックや仲間との共闘が、プレイヤーを魅了した。発売後も新しい遊びを提供し続けて、「楽しい」、「ハマった!」という声が集まった。

『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS』
大人気シリーズの最新作が初めて3DSに登場! いつでもどこでも友だちと楽しめることが話題になって受賞となった。

『モンスターハンター4G』
『モンスターハンター4』の世界はそのままに、新たな魅力が追加されたパワーアップ版。懐かしいモンスターの復活やG級クエストなど、圧倒的なボリュームと協力プレイの楽しさがプレイヤーの支持を得た。

『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』
2002年に発売された『ポケットモンスター ルビー・サファイア』をリメイク。メガシンカやゲンシカイキなど、多くのシステムが追加されて大胆にアレンジされている。「懐かしいけど新しい!」という声が多く寄せられた。

『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』
『スマッシュブラザーズ』シリーズ最新作。50を超えるファイターが登場し、8人対戦にも対応。圧倒的なボリュームと徹底的に作り込まれた作品に、「みんなで遊ぶと楽しい!」との声が集まった。

『妖怪ウォッチ 真打』
社会的ブームを巻き起こした『妖怪ウォッチ』シリーズ。『元祖』、『本家』との連動が可能で、新たなお楽しみ要素を追加して大ボリュームとなった作品。多くのユーザーから圧倒的な支持を得ての受賞となった。

『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』
『ドラゴンクエスト』シリーズと、『無双』シリーズのコラボレーション作品。『ドラゴンクエスト』の世界観と、『無双』のバトルが見事に融合。「『ドラクエ』でやりたかったことがここにある」と、多くの声が寄せられた。

『龍が如く0 誓いの場所』
シリーズの原点となる1988年が舞台。当時の街並みをリアルに再現、ユーザーを魅了する個性的なキャラクター、圧倒的なやり込み要素など、多くのユーザーから「シリーズ最高傑作!」との熱狂的な支持を得た。

『Bloodborne』
プレイステーション4の完全新作アクション。変形する武器と銃を使った異形の獣との戦闘、オンライプレイでの戦略性など、類まれな難易度と圧倒的な世界観がユーザーを魅了。「ダークファンタジーの最高傑作」との声が寄せられた。

<グローバル賞 日本作品部門>
『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』
マルチデバイスに対応した人気シリーズの最新作。ニンテンドー3DSでは、すれちがい通信を使った遊び、Wii Uではスゴロクのような対戦ゲームなど、各ハードにあわせた新たな遊びを提案したことが評価。海外市場で圧倒的な支持を得て受賞となった。

<グローバル賞 海外作品部門>
『コール オブ デューティー アドバンスド・ウォーフェア』
圧倒的なグラフィック、新鮮なシステムなどを駆使して次世代戦争を描いた世界最高峰のFPSとして、熱狂的なファンの支持を得た。

<ベストセールス賞>
『妖怪ウォッチ2 元祖/本家』
大人気シリーズの続編。新たな妖怪や新要素が追加され、大幅なバージョンアップを遂げた。子どもたちを中心に大人気となり324万本もの売上げを記録している。

<特別賞>
『Minecraft』
スウェーデン発のサンドボックス型ゲーム。YouTubeで最多投稿数を記録するなど、新たなジャンルの確立して多くのファンを得たことが評価された。

『モンスターストライク』
世界累計利用者数が3000万人を突破。“ひっぱりハンティング”という新ジャンルを開拓し、スマートフォンを使って身近な人と遊ぶという新しいコミュニケーションを創出したことが審査員に評価されての受賞となった。

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▲ユーザーどうしのコミュニケーションでゲームが広まってくれたのがうれしい」と語る木村プロデューサー。

<ゲームデザイナーズ大賞>※審査員は下記
『Ingress』
現実世界の地図を使った陣取り合戦が行われるスマートフォンアプリ。4分ほどの動画に合わせて、審査員長である桜井政博氏による解説が行われた。

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※ゲームデザイナーズ大賞審査員(敬称略)
桜井政博
飯田和俊
イシイジロウ
上田文人
小川陽二郎
神谷英樹
巧舟
外山圭一郎
藤澤仁
三上真司

なお、『Ingress(イングレス)』と『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』の受賞時には、それぞれの登壇者が先日発表された『Pokemon GO』について言及。『Pokemon GO』は両社のコラボによって作られる作品で、ゲームフリークの大森氏は「長く作り続けてきたタイトルだからこそコラボのような新たな試みができる」と意気込みを語った。

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