レビュー
投稿日2024.04.05
たまねぎ剣士が世界を救う？
国内、海外問わず人気の高いRPG『ファイナルファンタジー』（以下『FF』）シリーズ。その『ファイナルファンタジー3』（以下『FF3』）のピクセルリマスターのレビューを、シリーズ初心者である筆者がお届けします。
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つい先日、初代『ファイナルファンタジー』のピクセルリマスター版に触れた筆者。システム面にも慣れていたおかげか、スムーズにプレイを進めることができました！
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『FF3』の主人公は、同じ村で育ったみなしごの4人。同じ境遇、同じ環境で育ったということもあって、最初から結束が強そうですね。
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▲本編を始める前に、パーティーメンバーの名前を決めます。
『ファイナルファンタジー』や『ファイナルファンタジー2』に続き、パーティーメンバー4人の名前はゲーム開始前に決めます。
本作はジョブの指定はなく、名前を決めるのみでした。
鎧の色を参考にしてレッド、ブルー、グリーン、ピンクとそれぞれ命名。いざ冒険へ旅立ちます。
近くの洞窟を探検していた4人は足を踏み外して穴に落下。洞窟の奥深くで、『FF』シリーズではおなじみの“クリスタル”に出会います。
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▲初めてのボス戦！
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▲風のクリスタルから啓示を受ける4人。
クリスタルから世界の命運を託された4人は、もう世界を救う気満々です。
生まれ育った村に戻って、「父さんな、光の戦士で食べていこうと思うんだ」といった風に周囲へ挨拶回りに行きました。
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▲近所のおばちゃんに「何言ってんだいアンタ」と白い目で見られる。
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▲育ての親にもきちんと報告。報連相ができてえらい。
そして、クリスタルの啓示を受けたことにより、ジョブ変更が可能となりました。どうやら初期についていたジョブは“たまねぎ剣士”というものだったそう。なんだかかわいい。
しかし、ここで個人的な問題が発生しました。
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▲ジョブは全部で6種類。
ジョブはたまねぎ剣士も含め、戦士、モンク、白魔道師、黒魔道師、赤魔道師に転職できるのですが、カラーリングが全体的に赤と青しかない……！
思い出してほしいのは、筆者のキャラクター命名方法。そう、鎧の色で名前を決めてしまったのです。
レッドくんとブルーくんはいいとして、グリーンくんとピンクくんはどうしよう……これでは名前とかけ離れた見た目になってしまう……。
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▲最終案。名は体を表す……。
考え抜いた結果、レッドくんは戦士に、ブルーくんは黒魔道師に、ピンクくんは白魔道師になっていただきました。そしてグリーンくんはたまねぎ剣士続行です。どうしても緑っぽいジョブがなかったので……。
しかし。
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▲あれ、グリーンくんの姿が……？
しばらくたまねぎ剣士のままがんばってもらったグリーンくんですが、さすがに戦闘がきつくなってきたのでモンクへ転職してもらいました。
モンク、一撃のダメージが大きくて強いです。
変なこだわりは捨てました。強いは正義！
マップギミックの仕掛けが遊び心満載で楽しい
本作をプレイしていて感じたのは、マップギミックの多さ。
一見すると行き止まりに見えても、仕掛けを起動すると隠し通路が現れるといった、遊び心満載の仕掛けがたくさん用意されていました。
とくに小人にならないと入れない村や、カエルにならないと入れないダンジョンが印象的です。
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▲宝箱発見！ と思いきや……。
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▲めちゃくちゃ強いグリフィンが宝箱を守っていたため、全滅。
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▲山登りを楽しんでいたらドラゴンと遭遇。
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▲魔法で小人にならないと入れない村。
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▲魔法でカエルにも変身できる。
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▲ステータスの編成画面もカエルに。芸が細かい。
おなじみのキャラクターも登場
『FF』シリーズではおなじみのキャラクターであるシドや、チョコボも登場します。
シドは登場作品によって年齢が違ってきますが、本作ではおじいちゃんでした。最近発売された『FINAL FANTASY VII REBIRTH』だと30代前半くらいの年齢らしいですね。
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▲シリーズではおなじみのキャラクター・シドも登場。
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▲シドの飛空艇を使えば湖を越えられる。
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▲チョコボが生息している森を発見！
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▲チョコボに乗ってフィールドを移動できる。
ナンバリングを経て遊びやすく
初代『FF』では「つぎに何をしたらいいかわからない」という場面もあったのですが、『FF3』はそのあたりがハッキリしており、NPCの話をきちんと聞いていれば迷わない設計になっていました。
宿屋で寝泊まりするのも40ギルと安めに設定されていますし、マップの各所に無料で回復・復活のできる泉が配置されているのも親切。
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▲近くに施設がない場所にはこうした泉が湧いている。
「この宝箱の中身、知っていたら節約できたな～」という場面が多かったので、次回挑戦するときはたまねぎ剣士パーティーの縛りプレイなど挑戦してみたいなと思いました。
たまねぎだって世界を救える……はず……！
（Text／ありみち）
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