レビュー
投稿日2021.01.10
弾幕を突破して神様の待つ神殿へ
太古の時代より語り継がれてきた万能薬の存在。
それを手にするには太陽と月、星のチカラを宿した秘薬を集め、地下神殿の主たる神に会わなければならない。
本記事で紹介する『ガンバード2 クラシック』は、1998年に彩京からアーケード版がリリース。それをコンシューマー版に移植したものをアレンジしたものである。
弾幕シューティングを代表する名作の1つ。
それを基本無料で楽しめちゃうのだからやらなきゃもったいないぞ。
ゲームの見どころ
●3段強化とアクション性の高い駆け引き
●個性的な6人のキャラクターとライバル
3段強化とアクション性の高い駆け引き
溜め撃ちの印象が強い前作とはうってかわり、今作では3段階のゲージを駆使したスーパーショットや近接攻撃といったこれまでにないアクションを楽しめる。
フルオートの基本ショットを基軸に、最大9個までストックできるボム(赤)、溜まっているゲージの量に応じて変化するスーパーショット(緑)、1ゲージを消費して発動する近接攻撃がある。
それぞれ画面下に記号が描かれたボタンがあるのはスマホならではのアレンジ。直感的に攻撃を使い分けることができるだろう。
スコアシステムはコインの回収とチェインボーナス。特定の敵を撃破した際に出現する隠しキャラを使った加点方法がある。
回転するコインが正面を向いた(光った)ときに回収するとスコアが大量に得られる点もアーケード版そのまま。
スコアを競いたいプレイヤーにとってはうれしいポイントだ。
個性的な6人のキャラクターとライバル
本作は7つのステージを2周する全14ステージ構成であり、3つの秘薬を集める序盤はうち4つからランダムで選択。それ以降は固定でゲームが進行していく。
プレイしながら、“そうだこんな感じだった”と思い出す瞬間がとても多く、小さな画面にまとまってはいるが十分満足できる体験ができた。
最初から使えるキャラクターは隠しキャラだった侍“アイン”を含む6種類。それぞれ攻撃スタイルが違うのはもちろん、ステージクリアー時に個々のストーリーを垣間見ることもできる。
また、彼らの戦いを妨害する3人の悪役もストーリーを楽しむうえで欠かせない大切な存在。どこか見覚えのある風貌と憎めないやり取りも楽しんでもらいたい。
ただ、2人の協力プレイができない点は残念なポイント。
スマホゆえの仕様だとは思うが、ローカル通信なんかで可能にしてほしかかった。
P.N.深津庵
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