レビュー
投稿日2021.01.04
ポップでハードな戦場の最前線
広域に展開する数々の敵基地を破壊するため海兵隊を率いて戦いを挑む。
それが本記事で紹介するクォータービュー式のシューティングゲーム『海兵隊シューティング3D』だ。
新たな兵を現地で補充、遮蔽物に身を隠して敵兵と基地を排除していく。
激しいウェーブ戦で深追いは禁物。撤退して兵の補充や強化をするなど、状況に応じて戦略を切り換える柔軟な駆け引きに注目だ。
ゲームの見どころ
●遮蔽物に隠れて敵を撃つ怒涛のウェーブ戦
●海兵の補充や強化を行う前線のヒーリングポイント
遮蔽物に隠れて敵を撃つ怒涛のウェーブ戦
海兵隊をスワイプで一手に操り点在する遮蔽物に誘導、押し寄せる敵兵の銃撃から身を守り応戦する。
射程内の相手をオートで撃ってくれるシンプルな操作性と身を隠し戦う緊張感のある駆け引きが本作のいいところだ。
身を隠せる遮蔽物には青い丸印がある。
リーダーに当たるキャラクターはその真上に、その他の海兵隊たちは近づけば最寄りの印に駆けていく。
遮蔽物にはそれぞれ耐久値があるので注意、破壊されるまえに海兵隊を安全な場所に誘導しよう。
また、リチャージごとにくり返し使える手榴弾や回復キットなどの補助アイテムもある。
とくに攻撃系のアイテムは比較的リチャージ時間も短く扱いやすい。
圧倒的な数で押し寄せる敵兵をまとめて排除するのに最適だ。
さらに、ヘリを使った空爆や捕虜の救出といった作戦も登場。ボーナスステージ感覚で気楽に楽しめるのも好印象だ。
どういった経緯でこの作戦が始まったのか。
ストーリーを描く要素がなく知ることはできないが、そのへんはいろいろ想像しながらプレイするのもいいだろう。
海兵の補充や強化を行う前線のヒーリングポイント
各ステージにある複数の敵基地をひとつずつ破壊。奪い取った基地をプレイヤーサイドの中継拠点“ヒーリングポイント”として活用することができる。
本作では前線で兵士が負傷したり倒れてしまった際、このヒーリングポイントに戻って兵士の増員を含む部隊の再編成も可能なのだ。
サークル内に入れば自動的に体力が回復。増員やアイテムのアップグレードするには報酬金が必要になる。
回を重ねるごとに高額になっていくが、不足している場合は動画広告で代用できるので、戦力差を感じるときは必要な兵士の数だけ再生するのもいいだろう。
なお、クリアー報酬で得る星は本拠地をカスタマイズする消費ポイント。更地の状態からテントやヘリポート、監視塔など並べて賑わっていく様子を楽しめる。
ただ、今回プレイしている範囲では、この要素がゲームにどう影響を与えているのかわからなかった。
とはいえ、制圧度を実感できるひとつのコンテンツだとするならそれで十分。充実していくプロセスをぜひゆっくり観察してほしい。
P.N.深津庵
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