名もなき猫の概要

かわいいだけじゃない過酷な猫の大冒険

名もなき子猫が迷い込んでしまったのは、どこか冷たそうで奇妙な仕掛けがいっぱいの異世界。

どうしてそんな場所に来てしまったのか。

子猫はご主人さまのいる世界に帰るための旅に出る。

本記事で紹介する『名もなき猫』は、かわいらしい猫のビジュアルとは対象的にハードな駆け引きが楽しめる2Dアクションゲーム。

全3章、40ステージ以上と大ボリュームな旅の中で成長していく子猫の大冒険がいま始まる。

危険な仕掛けがいっぱいの異世界アクション

本作の仕掛けは即死トラップや謎解き要素など、かわいい子猫の皮をかぶった斜め上をゆくハードなゲーム。たどり着いた経緯は不明だが、本当にここが異世界であることは事実のようだ。

操作の基本は左右の移動とジャンプ、それに加えて特徴的なのが特定のポイントに瞬間移動する装置だ。

これは装置の中に1度身を隠す効果もあり、通常のジャンプで届かない崖を乗り越えるだけでなく、装置に隠れて激しい攻撃を回避するといった用途にも使える。

ただし、装置の有効範囲はとても狭い。

ときには即死トラップの真っ只中に飛び込んで、空中で間合いを詰めるといったアクションも必要。そんなスリリングな駆け引きを楽しめるのも本作のいいところだ。

また、各章の節目ではボスが登場。ここでも1つのミスがゲームオーバーにつながる繊細かつ大胆なアクションが求められる。

たとえば、最初のボス戦では画面左から迫ってくる相手に追われながら数々の即死トラップをかいくぐっていかなければならない。

着地する足場が1段違うだけでも命取り。

トライアンドエラーをくり返して学んでいく展開は、イライラしながらも負けず嫌いな性格にはバシッとハマるおもしろさだ。

猫缶を使って変身できる全12種類のスキン

各ステージに点在している猫缶はスキンを購入するための重要なアイテム。

白や黒、ミケや某電気ネズミを連想させるものなど、一部有料のものを含め12種類のスキンが用意されている。

猫缶はゴールの奥や崖の上などふつうにプレイしていると気づきにくい場所に隠されていることもある。

1度クリアーしたステージは何度でもリトライできるので、取り逃しのある猫缶を探してみるのもいいだろう。

子猫の道標となるさまざまな生物たち。

ちょっと不思議な会話の中に異世界の本質と迷い込んでしまった原因と思われるヒントが隠されている。

ご主人さまはどこにいるのか、異世界からの脱出を目指して40以上ある難関を攻略していこう。

P.N.深津庵
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