モバイルアプリゲームのデータ分析プラットフォームを提供するSensorTowerの公式ブログにて、『どうぶつの森 ポケットキャンプ コンプリート』に関する市場分析レポートが公開された。
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以下、プレスリリースを引用F2Pから有料アプリへ移行したどうぶつの森 ポケットキャンプ コンプリート、リリース直後から世界でランキング上位に
任天堂の人気IP「どうぶつの森」を活用したモバイルゲーム『どうぶつの森 ポケットキャンプ』は2024年11月にサービス終了となりました。これに合わせて登場したのが、『どうぶつの森 ポケットキャンプ コンプリート』です。有料ゲーム(買い切り型)ながら、セーブデータを引き継いでプレイでき、新機能も搭載している同作はリリース直後から日本やアメリカのランキングでトップスタートを切りました。
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F2P版はアバター生活ゲームのMAUで圧倒的存在、コンプリート版は日本でトップスタート
2017年10月にリリースされた『どうぶつの森 ポケットキャンプ』(Nintendo)は、同社の人気IP「どうぶつの森」を活用したアバター生活モバイルゲームです。プレイヤーはキャンプ場の管理人となって、魅力的なキャンプ場を作っていくF2Pタイトルでしたが、2024年11月29日にサービス終了となりました。
『どうぶつの森 ポケットキャンプ』はアバター生活ジャンルのモバイルゲームとして、日本で大きな支持を得ていました。Sensor Towerのデータによると、2024年1月1日から12月31日までの日本におけるアバター生活ゲームの平均MAUで、同作はトップとなっています。
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2位の『リヴリーアイランド ペットと暮らす小さな箱庭サイズの島』(Cocone)に対して、同期間の平均MAUで大きく差をつけており、アバター生活ジャンルのモバイルゲームとして大きな人気を得ていることが確認できます。『どうぶつの森 ポケットキャンプ』のサービス終了に合わせて、2024年12月3日にリリースされたのが『どうぶつの森 ポケットキャンプ コンプリート』(Nintendo)です。このコンプリートは有料ゲーム(買い切り型)として世界でリリースされました。コンプリートでは、F2P版で7年間にわたって配信されたアイテムやイベントが網羅されているだけでなく、セーブデータの引き継ぎができるなど、既存プレイヤーにとっても魅力的な内容となっています。
Sensor Towerのデータによると、2024年12月3日から2025年1月2日までのコンプリート版の市場別ダウンロード数シェアでは、アメリカが40%以上を占めてトップ市場となっています。
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2位はイギリス(15%)で、日本は3位(11%)です。F2P版の市場別ダウンロード数シェアでもトップはアメリカです。
このように、日本のみならず、海外市場においても人気を得ている『どうぶつの森 ポケットキャンプ』ですが、コンプリートのスタートもグローバルで好調です。Sensor Towerのデータによると、コンプリートは2024年12月3日のリリースと同時に、日本の有料アプリランキングでトップとなり、2024年末までトップを維持しています。
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また、アメリカ、イギリス、ドイツなどの市場でも好調に推移しており、いずれの市場でもリリースから1ヵ月間においてトップ10圏内を維持していることがわかります。
女性が80%のポケットキャンプ、ミドル以上の世代の装飾/リノベーション好きがメインユーザー
Sensor Towerのデータによると、2024年第4四半期の日本における『どうぶつの森 ポケットキャンプ』のユーザー男女比は、80%が女性となっています。また、年齢層では35歳以上のユーザーが全体の70%を占めており、ミドル以上の世代からの支持が大きく、55歳以上のユーザーが13%にも上っています。
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『どうぶつの森 ポケットキャンプ』ユーザーが一般人口との比較で使用シェアが高いモバイルアプリを見ると、ゲームジャンルにばらつきがあるものの、アクションなどの機敏な操作が必要なタイトルではなく、自分のペースで進めることができるゲームが多い傾向が見えます。
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また、「装飾/リノベーション」好きのユーザーであることもわかります。この点で見ると、コンプリート版ではテント、ブランコ、流れるプール、メリーゴーラウンドなどの10,000種類以上のアイテムが最初から用意されている上、ハロウィン、クリスマス、イースター、夏祭りなどのイベントがあり、「装飾/リノベーション」好きのニーズにマッチしていると言えます。
グローバルでの成功のみならず、運営型モバイルゲームのサービス終了後の新しいビジネスモデルの成功事例としても、『どうぶつの森 ポケットキャンプ コンプリート』は注目に値します。