今回扱うのは、忍道対戦アクション『NARUTO-ナルト- ナルティメットストーム』。
比較に使用したのはiOS版とニンテンドースイッチ版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。
iOS:2000円(税込)
Android:2000円(税込)
PS4:2750円(税込)
スイッチ:2750円(税込)
『NARUTO-ナルト- ナルティメットストーム』とは
・『ナルト』原作の3D対戦アクションゲーム
・メイン+サポート2体の3対3のバトルで奥義もド派手に炸裂
・原作の序盤を追体験できるモードも搭載
スマホ版と他機種版の違い
・スマホ版はUIなどがタッチ操作に特化
・スマホ版だとアルティメットミッションモードにオートセーブが追加
・他機種版はアルティメットミッションモードの一部任務が最初から解放済み
忍道対戦アクションの元祖!
『NARUTO-ナルト- ナルティメットストーム』は、2009年に発売された『ナルト』を原作とする3Dアクションゲーム。
ナルトの少年時代のストーリーを追体験できるアルティメットミッションモードと、キャラクターを好きに組み合わせて3対3の対戦が楽しめるフリーバトルモードを搭載している。
アルティメットミッションモードで発生するバトルやフリーバトルモードでは、3Dのフィールドを自由に動きながら手裏剣や変わり身の術、キャラごとの奥義などを駆使したバトルが展開。
奥義の演出などにも力が入っており、オリジナル版は15年前の作品ながら、その迫力はいまでもなお楽しめる。
アルティメットミッションモードでは街の探索や各種ミッションにおけるミニゲームなども用意されている。
街を探索することでバトルに役立つアイテムやサポートキャラも手に入るようになっているほか、壁蹴りや二段ジャンプなど忍者らしいアクション自体も楽しめる。
本作では下忍修行編から綱手探索編までのストーリーを追体験できるので、マンガやアニメで『ナルト』を追いかけていた人には懐かしく、本作の入門編としても遊びやすいだろう。
スマホ版はタッチ専用ながら細かい調整多数!
本作は2009年にオリジナルとなるPS3版が発売し、その後PS4やスイッチにてグラフィックをアップデートしたバージョンがリリース。そして2024年にスマホ版が発売された。
スマホ版はコントローラ操作には対応しておらずタッチ専用となっているが、そのぶんタッチ操作に特化した調整が行われている。
バトルの操作はカジュアルとマニュアルの2種が用意されており、カジュアルモードでは奥義もワンタップで発動可能だ。
さらに、PS4版やスイッチ版では奥義発動後に必要だった操作も省略されており、最初のモーションを当てさえすれば相手に大ダメージを与えられる。
また、細かなところではアルティメットミッションモードにおける任務一覧の表示が変わっているといった変更も入っている。
同じく任務に関する違いとして、他機種版ではA、S任務が一部最初から解放されているのに対し、スマホ版はプレイを進めてアンロックしていく必要がある。
バトル中のボタンサイズや透明度、一部ボタンの配置なども変更できるほか、ミニゲームにおけるUIにも調整が加えられている。
さらに、スマホ版のアルティメットミッションモードではオートセーブ機能が追加され、セーブポイントの近くでなくともセーブが可能になり、より隙間時間でも遊びやすくなっている。
ただし、スマホ版は完全にひとりプレイ用のタイトルとなっており、対人戦はプレイできない。
隙間時間でストーリーを楽しむならスマホ版!
スマホ版は専用の調整が多く入っており、とくにアルティメットミッションモードにおけるオートモードや場所を問わないセーブ機能は、隙間時間で遊ぶのにも便利だ。
カジュアル操作で奥義も発動しやすくなっているため、バーチャルパッドによる移動にややクセがあるとは言え、アクションが苦手な人でもある程度プレイしやすくなっていると言えるだろう。
一方でスマホ版はコントローラに対応しておらず、また対人戦を行うこともできない。
アクションゲームとしての操作感や人との対戦を楽しみたい場合は他機種版でプレイするといい。
また、スマホ版では本稿執筆時点で初代のみが配信となっているが、PS4やスイッチでは後続作品も配信されており、本作を含めた初期3部作をまとめた『NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメットストームトリロジー』もリリースされている。
シリーズをまとめてプレイしたい場合も他機種版で遊ぶのがいいだろう。