LIGHTSPEED STUDIOSが開発し、株式会社スクウェア・エニックスが許諾・監修するファイナルファンタジーXIV公式モバイルゲーム『 ファイナルファンタジーXIVモバイル』 が11月20日に正式情報公開。あわせて開設された公式サイトでは、キービジュアルやPVなどが公開されている。
ロゴは原作と同様の天野喜孝氏によるイラストに、サブタイトルである“MOBILE”が加えられたものに。
・LIGHTSPEED STUDIOSについて 本作の開発を担当するLIGHTSPEED STUDIOSは、中国、米国、シンガポール、カナダ、英国、フランス、日本、韓国、ニュージーランド、アラブ首長国連邦に開発チームを持つ世界有数の大手ゲーム開発スタジオで、2008年の創設以来さまざまなプラットフォームとジャンルで50作以上のゲームを開発している。
『ファイナルファンタジーXIV』の原作のプレイ体験をモバイル上で再現 『FF14』はシリーズナンバリングタイトルの14作目にあたる作品で、『FF11』以来のMMORPGとしてPlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X|S、PCでサービスを展開。2024年7月にはバージョン7.0『黄金のレガシー』がリリースされ、2013年のサービス開始以来、過去最大の同時接続者数の記録を更新。今年1月には東京ドームでのファンフェスティバルが開催されるなど大きな盛り上がりを見せ、現代のMMORPGの代名詞的存在といえるタイトルとなっている。
初公開された『FF14 モバイル』のキービジュアルは、原作のリードアーティストである茂木雄介氏が手がけ、本作に登場する9つのバトルジョブが描かれている。
『FF14 モバイル』 は、原作のプレイ体験をモバイル上で再現することを目指して開発が進められ、壮大なストーリーやグラフィック、そしてBGMを高いクオリティで再現。そんな本作の内容の一部が今回の発表で公開されてる。
モバイル版として完全再現されたエオルゼアの世界をチェック! ここからは発表と同時に公開された『FF14 モバイル』のPVを確認していこう。冒頭の吉田直樹氏のコメントと約3分のゲーム映像が映し出される本PVでは、高いグラフィックで再現されたキャラクターやシナリオの名シーン、そしてバトルコンテンツやゴールドソーサーなど、高次元で構築されていくエオルゼアの片鱗をうかがうことができる。 ▼PVはこちら https://youtu.be/ewqyy6Q0vFA VIDEO
PVで流れているのは原作BGMをアレンジした曲で、こちらは原作のサウンドディレクターである祖堅正慶氏が手掛けている。
吉田直樹氏は「『FF14』のつぎなる10年に向けた挑戦として、モバイル版の開発を発表させていただきました。こちらは原作をモバイル用に完全アレンジした最新MMORPGです。LIGHTSPEED STUDIOSの皆さんは、ストーリーやバトルコンテンツなど、その再現のためにたいへん強い情熱をもって品質の追求を行い、献身的に開発をしてくださっています。すでに『FF14』をプレイしている皆さんも、そしてこれからFFXIVの物語に触れてくださる皆さんも、ぜひ今後の展開にご期待ください。」 とコメント。
原作と遜色なく描かれるキャラクターや街並み 冒険者が仲間たちとともに神々に愛されし地“エオルゼア”へと旅立ち、強大な敵となる蛮神に立ち向かう物語が展開する本作。 PVでは、原作バージョン2.0のイメージに近い初期ジョブと種族を確認することができる。海の都“リムサ・ロミンサ”、森の都“グリダニア”、砂の都“ウルダハ”のといった3つ都市には、多数のクエストやショップ、マーケットなどの機能などが用意されている。さらに、ギャザラーやクラフターといった生産系クラスも忠実に再現され、充実した冒険が楽しめそうだ。
ヤ・シュトラやタタルなど、原作に登場した魅力あふれる多数のキャラクターの姿も確認できる。
PVの終盤には重要キャラクターのひとりであるミンフィリアの姿も。CVは原作と同じく沢城みゆきさんが担当。バージョン2.0の名シーンでもある「砂の家に戻ってきてくれるかしら」というセリフを聞くことができるのと同時に、このシーンからも原作のストーリーの再現性の高さが感じられる。
冒険を彩る多数のコンテンツ 『FF14モバイル』ではバトル以外にも“釣り”や“トリプルトライアド”といった多数のコンテンツでさまざまな遊びを体験できる。原作のプレイヤーにはなじみ深い娯楽施設“ゴールドソーサー”も登場し、“一閃! 斬魔・デ・三昧”や“ファッションチェック”といったコンテンツも再現されているようだ。
プレイヤー同士が気軽に交流を楽しめる新たなソーシャル体験 原作と同じく『FF14 モバイル』でも、ほかのプレイヤーとともに豊富なカジュアルコンテンツを楽しむことができる。もちろんひとりで冒険を進めることも、仲間と協力して強大な敵に挑むこともプレイヤーの自由。本作には強制的な目標や日課は存在しないということなので、上級者から初心者まで、友人から偶然出会った初対面同士まで、幅広く気軽にコミュニケーションを楽しむことが期待できそうだ。
迫力のタイタン討伐戦 タイタン討伐戦のバトルシーンでは、各ジョブのアクションエフェクトが原作とは異なるものも確認できる。バトルアクションにも大きなアレンジが加えられ、オリジナルの新しいエフェクトも制作されているようだが、全体的に違和感なくバトルの迫力がさらに増すような演出が楽しめそうだ。
『ファイナルファンタジーXIV』というIPに対する開発の深い敬意 『FF14 モバイル』は原作のセーブデータを共有して家でも外でも遊べるといったタイトルではないが、ストーリー、世界観、ジョブ設定、バトルコンテンツだけでなく、カジュアルコンテンツやNPCのボイスに至るまで原作を忠実に再現。 何よりあらゆる手段で原作をモバイルで再現しようとする開発陣の熱意がかなり感じられる。例えば複雑な600種類以上もある原作の天候パターンの仕組みも、原作の多様な雰囲気を忠実に再現するため開発が進められているという。また、キャラクターデザインにおいても、ハイポリゴンモデルのNormalMapテクスチャと手描きのColorMapを融合させることで原作の肌の質感を再現。それらは開発力高さと『FF14』への愛情の高さを備えたLIGHTSPEED STUDIOSだからこそ可能にしているのかもしれない。
気になる本作のサービス開始時期だが、残念ながら現時点では明確に言及されていない。まずいくつかの地域でのテストを経て中国本土でサービスを開始。そのフィードバックをもとに調整を行った後にグローバル展開を予定しているとのことで、日本のユーザーがプレイできるようになるのはもう少し先になりそうだ。 本作の最新情報・今後の展開については公式サイトにてメールアドレスを登録することでも入手することが可能。また、公式X(旧Twitter)、YouTube、LINEなどでも開設されているので、気になる人は下記の各アドレスをチェックしておこう。 公式サイト: www.ffxivmobile.com 公式X(Twitter):https://x.com/FFXIV_MOBILE_JP 公式ライン:https://lin.ee/GLdaW7L6 公式YouTube:https://www.youtube.com/@FFXIV_MOBILE