今回扱うのは、リズム・バイオレンスゲームを標榜するリズムアクション『THUMPER』。
なお、本作のタイトルはスマホ版が『THUMPER: Pocket Edition』、PS4版とニンテンドースイッチ版が『THUMPER リズム・バイオレンスゲーム』、PC版が『Thumper』となっているが、本記事ではまとめて『THUMPER』として扱う。
比較に使用したのはiOS版とニンテンドースイッチ版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。
iOS:700円(税込)
Android:560円(税込)
PS4:1980円(税込)
スイッチ:1999円(税込)
PC(Steam):1999円(税込)
『THUMPER』とは
・硬派な世界観のリズムアクションゲーム
・操作はアクションボタン+上下左右のシンプル構成
・スピード感や画面奥に進んでいく画面構成もあってややむずかしい
スマホ版と他機種版の違い
・スマホ版は他機種版に比べて安価
・スマホ版は縦画面、他機種版は横画面
・PS4版とPC版はVRに対応
鋼鉄のビートルがリズムに合わせてアクション
『THUMPER』は、音楽に合わせて所定の操作を行っていく、いわゆるリズムアクションゲーム。
PS4版などのタイトルに“リズム・バイオレンスゲーム”と関している通り、暴力的なまでのスピード感が特徴的な作品だ。
本作では金属の甲虫のような自機がレールに沿って画面奥に進み、レール上に出てくるギミックを各種操作でクリアーしていくことになる。
操作はタップや長押し、上下左右のフリックとシンプルながら、いわゆるノーツが流れてくるタイプのリズムゲームに比べて、視覚でタイミングを計るのはややむずかしい印象だ。
最初のステージからそれなりのスピード感があるうえに、ハイスピードで移動するなかで画面奥に映るギミックを把握しないといけないので、慣れるまではなかなかに苦戦する。
ギミックの多くは操作をミスするとダメージを受けてしまい、一度目のダメージでは装甲が剥がれ、その状態で再びダメージを受けるとチェックポイントからのやり直しとなる。
特定のポイントを通過し、そのタイミングでギミックを正しく処理できれば装甲は復活するが、連続で2回ミスれば即アウトというのがゲーム自体のスピード感と合わさり緊張感を生む。
操作はシンプルながらに、なかなかにヒリついたプレイが楽しめる作品だ。
PS/PC版はVRにも対応!
本作はスマホ版が他機種版に比べて安価となっているが、用意されているステージ数に違いはない。
スマホ版は縦画面になっているが、他機種版は横画面であるほか、左右操作がスマホ版はスワイプのみ、他機種版はアクションボタンを押しながらのスティック操作、と操作性にも若干の違いがある。
PS4版およびPC版はVRにも対応しており、VR機器があればより没入感の高いプレイも可能だ。
そのほか、他機種版では世界ランキングを見ることができ、スマホ版ではFPSを60か120かで設定可能だ。
手軽に遊ぶかVRで遊ぶかがポイント!
画面の向きや操作性の細かな違いはあるものの、ステージ数やゲーム性においてはどのデバイスでも変わらない本作。
手軽に遊びたいのであれば安価かつ片手でプレイできるスマホ版、独特の世界をたっぷり堪能したいのであればVRでも遊べるPS4版、PC版がオススメだ。
スイッチ版も遊ぶぶんには不便がないので、スイッチで遊びたい、セールで安くなっているといったタイミングであればこちらを選ぶのもアリ。