Ingress仕様の市電が函館に登場
2024年9月21日&22日、Nianticが開発運営する位置情報アプリ『Ingress』最大規模のリアルイベント・アノマリーとミッションディが北海道・函館市で開催。
ミッションディ当日(9/22)にはIngress仕様の函館市電が走行したりエージェントたちの想いが詰まった頒布会も行われ、函館市内は両日ともに特別なイベントになった。
本記事では函館イベントリポート第3弾。
当日走行した“NL-1331H”仕様の函館市電、頒布会の様子を合わせてお届け。
改めて函館市のみなさん本当にありがとうございました!!
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輸送が難しいなら現地調達
1897年(明治30年)、下湯川村の商人・佐藤祐知らが創立した亀函馬車鉄道が、東京馬車鉄道と小田原馬車鉄道の技術指導を受けて馬車鉄道を開業。
それを起源として1911年(明治44年)に函館水電(現在の北海道電力)が引き継ぎ、1913年(大正2年)に電化したのち北海道初の路面電車として運転を開始……と話せば長い歴史の詰まった函館市電が、2024年9月22日に『Ingress』仕様にラッピングされた。
市電を使ってXMを調査しよう
本作のストーリーにもともと原型となる“NL-1331”といういわゆる調査車両があり、それを今回函館市電を貸し切り“NL-1331H”として当日限定で登場したというわけ。
イベント毎に米国から車両を運んでくるのは大変。
そんな大人の事情から近年はポータルとして会場に出現するのが定番だった。
細かな設定はともかく、要するに函館に溢れ出たXM(エキゾチックマター)を調査するため市電が選ばれたぞってわけだ。
このNL-1331Hは外装だけでなく、内装もしっかり『Ingress』仕様。
車内広告には各陣営をPRするステキなものもあって豪華だった。
函館駅前から十字街を行き来したこのNL-1331HにはNianticの皆さんも乗車。
同乗したエージェントたちとの交流を楽しんでいた。
当日どれくらいの方が乗車したのか、ちょっとそのへんの数も気になるので別途確認してみたいね。
そんなNL-1331Hが走行した当日(9/22)は函館市地域交流まちづくりセンターで頒布会も開催。
多くのエージェントが『Ingress』愛が詰まったアイテムを求めて会場を訪れていた。
アクセサリーやガラス細工、保冷バッグやオリジナルのゲームなど、毎度のことながら頒布会に並ぶアイテムのバリエーションも豊富。
今回はNianticの皆さんも会場にひと席設け、NL-1331Hが走行するスケジュールの合間をぬってサインをするなどエージェントとの交流を楽しむひと幕も。
この距離感はやはり『Ingress』ならではだろう。
そんなわけで大歓迎ムードに包まれた函館イベントに関するリポート記事もこれにて完結。
これとは別に機会があれば函館観光部の皆さんには今回のイベントでどんな変化があったのか、『Ingress』との関わりとその先の成果を聞いてみたい。
それでは皆さん、これからもよきイン活を!!