今回扱うのは、エネルギー資源を求めて宇宙を旅する男女を描くアドベンチャーゲーム『OPUS 星歌の響き』。
比較に使用したのはiOS版とニンテンドースイッチ版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。
iOS:1300円(税込)
スイッチ:2680円(税込)
Xbox:2900円(税込)
PC(Steam):2750円(税込)
『OPUS 星歌の響き』とは
・宇宙を舞台にしたSFアドベンチャー
・パズル要素もあるがいたってシンプル
・ゲーム性よりは読み物としての色が濃い
スマホ版と他機種版の違い
・スマホ版は他機種版の約半額
・操作性やゲーム内容は同様
・Steam版はサントラなどが付いたデラックスエディションも存在
忘れられない冒険を、始めよう
『OPUS 星歌の響き』は、宇宙空間の移動が当たり前に行われているSFの世界で、“龍脈”と呼ばれる資源をめぐる物語が描かれるアドベンチャーゲームだ。
主人公である貴族・リバクが過去を振り返るかたちで物語は幕を開け、簡単なパズルとともに出会いや別れの物語が展開していく。
ゲームは3Dキャラを動かして探索していくバートとテキストで会話が進んでいくパート、そして宇宙空間で移動や探索を行うパートに分かれている。
探索パートの操作は簡潔で、時折入るパズル要素も頭をひねるようなものでもない。操作方法を理解すればまっすぐにクリアーできる程度だ。
会話シーンでは選択肢が発生する場面もあり、選択によっては主人公が倒れてしまう結果となることもあるが、その場合も回想していた主人公がツッコミを入れ、選択肢の直前から再開できる。
そのほか、選択肢を選んだ際に乱数判定が行われ、結果がランダムで変化するイベントも存在。
アイテムのコンプリートを目指す場合にはランダムイベントが障害になることもあるが、基本的には大きな問題にはならず、ストーリーを読み進めていける。
宇宙探索のパートでは、宇宙空間に点在する探索ポイントで各種物資を獲得できる。
探索は基本的にワンタッチで完了するので、ここもとくに困ることはないだろう。
本作はあくまでストーリーが主軸になっており、複雑な操作などはとくに必要がない。
ゲームとではありつつも、プレイしながら読むノベル、といった感覚で楽しめる一本だ。
値段以外に大きな差はなし!
本作はスマホ版と他機種版で内容に違いはなく、操作がシンプルなこともありプレイフィールもほぼほぼ同じだ。
スマホ版は値段が他機種版の約半額となっているので、値段面で見ればスマホ版がシンプルにお得だ。
スマホ版は画面左側をタッチすることで移動やカーソル操作、右側をタップすることで決定ボタン、といった操作になっている。
とくに不自由はないが、宇宙空間で移動先を選択する際は移動先を直接タップしたくなるが、目的地を直接タップして選択する機能はないので、そこはややむずがゆく感じた部分だ。
また、ゲーム本編についてはどのデバイスでも同様の内容だが、Steam版に関してはデラックスエディションも配信されており、こちらはサウンドトラックや公式ビジュアルガイドなどが付属する。
スマホ版がシンプルにお得!
本作は複雑な操作を必要とせず、スマホ版のタッチ操作でもとくに問題なくプレイでき、物語は楽しめる。
ゲーム内容に差はなく、それでいてスマホ版はほぼ半額なので、基本的にはスマホ版でプレイするのがオススメだ。
ただしスマホ版はiOSでのみ配信されているので、Androidユーザーは他機種版がセールになったタイミングで購入するといいだろう。
トレーラーなどでビジュアルやサウンド面が気に入った場合は、Steamでデラックスエディションを購入するのもアリだ。