◆さあ始まったぞ!!
そのとき、俺は移動のためにバスに乗っていたんだけど、まるで瞬きをするほどの自然さでスマホを手に取り、いつものように『モンハンNow』を起動したのである。
そしたら……!!
俺がアプリを起動するのを待ち構えていたかのように……!!
長かったシーズン2が終わり、マガイマガドを中心とした新たなシーズン“十六夜に揺らぐ鬼火”が始まったんだった!!
さらに!!
そう、ついに幕を開けたのだよ、『モンハンNow』1周年記念まわりのアニバーサリーな企画の数々が……!!
それに先立って、シーズン2の振り返りとして、
そして、画面をマップに切り替えて見たところ、すでに俺のまわりには……!!
「キタッ!!! ラージャンもいる!!! ここで会ったが百年目……!!! 積年の恨みを、刹那の狩猟で返してやるぜッッ!!!(フンガー)」
ベテランハンターは例外なく、あの金獅子のアイコンを見ただけでここまで猛ってしまうものなのである。積年の恨み……と言うほど何かされたわけじゃないんだけど(いや、されまくったか)、このラージャンというヤツは……!!! 冷静なハンターの血を一瞬で沸騰させるほどの、唯一無二な魅力を持っているんだよなーーー!!
でも、今回はラージャンは置いておいて、
……いやでも、★9か。
そうかそうか、★9ときたか。
……うーーーんなるほど!! ★9ねぇ!!!www(イヤなら下げろよ)
正直、イヤな予感しかしなかったのだが、顔も見ぬうちに、
「あ、★9さんね^^; ちょっとウチは、お断りしてるんですよ^^;;;」
なんてけんもほろろに対応して、緊急クエストの難度を下げちまうのも情けない話である。
そこで、
「まあ、とりあえず……」
ブツブツと低い声で独り言を言いながら、
まあでも、やってみたら意外と18秒くらいで狩れるかもしれないので、ここは堂々と渡り合おうではないか。
トリッキーな1本足打法も見切って……!!!
陽気に踊るアケノシルムに対し、地面に這いつくばる世界一のガンランサー(笑)……。や、やっぱり★9は1発が重てぇな……。これじゃあ、回復薬がいくらあっても足らないぞ……。
そして男はあっさりと白旗を上げて、禁断の魔技を使うことを決意するのである。
それが……!!!
続くw