今回扱うのは、ローグライトの要素を盛り込んだシューティングゲーム『Steredenn(ステレデン)』。
なお、スマホ版とPS4は『ステレデン』、ほかの機種では『ステレデン バイナリースターズ』として配信されているが、今回はどちらも『ステレデン』と呼ぶ。
比較に使用したのはiOS版とPS4版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。
iOS:600円(税込)
PS4:1210円(税込)
スイッチ:1300円(税込)
PC(Steam):1500円(税込)
※詳しくは後述するが、PS版のみ武器種などの内容が古くなっている
『ステレデン』とは
・ローグライト×シューティング
・ランダムに出現する武器2種と機体固有の兵装で戦う
・コンティニューがなく難度は高め
iOS版と他機種版の違い
・iOS版は他機種版に比べて安価
・タッチ操作だと画面が隠れて難度が上がる(コントローラーにも対応)
・スイッチ版、PC版では2P協力プレイも可能
運とアドリブで行くシューティング
『ステレデン』は、レトロなグラフィックで描かれる、ローグライトの要素を取り入れたシューティングゲームだ。
取得できる武器や出現する敵、果てにはボスの攻撃パターンにまでランダム要素があるため、一般的なシューティングとは異なり運とアドリブ力に依存する部分が大きい。
敵や敵の弾を消すボム要素こそないものの、敵を撃破しながら自動スクロールで進行するステージを進み、最奥で待つボスを撃破するという流れは王道のもの。
貨物船のようなものを破壊すると出現する武器は最大で2種類まで装備でき、これに加えて機体ごとに用意されている固有の兵装を使って戦うことになる。
ボスを撃破すると、各カテゴリーの武器強化やシールドの獲得、スコア増加といった強化がランダムで出現し、そのうちひとつを獲得できる。
出現する敵も手に入る武器もランダムなので、毎回この強化を取ればいい、といったパターンもなく、つねに新しいチャレンジが楽しめる。
プレイモードには連続でステージ攻略に挑む通常のプレイに加え、1日ごとに異なる条件で1回だけプレイできるデイリー、ボスとひたすら戦うアリーナ、ランダム性を排除したスーパープレイモードが存在。
コンティニューができず、スーパープレイモードは通常のプレイをクリアーしないと解放されないなどややユーザーフレンドリーでない部分もあるが、通常のシューティングとはまた違った新鮮さが味わえるだろう。
iOS版で遊ぶなら物理コントローラーはマスト
本作は『ステレデン』または『ステレデン バイナリースターズ』というタイトルで配信されており、iOS版の『ステレデン』とスイッチ、PCで配信されている『ステレデン バイナリースターズ』は同じ内容になっている。
しかしPS版の『ステレデン』は使用可能な機体が1種類、機体ごとの固定兵装もないなど、『バイナリースターズ』へのアップデートが入っていないバージョンなので気をつけよう。
それ以外の違いという点でいくと、iOS版はタッチ操作とコントローラー操作の両方に対応しているが、本作では断然コントローラー操作がオススメだ。
敵の配置がランダムなうえに弾速も速いため、タッチ操作の際に指で画面が隠れることのデメリットがかなり大きく、プレイするのであればコントローラーはあったほうがいい。
また、iOS版は他機種版に比べて半額近い価格となっており、より手軽にプレイできる。
一方でニンテンドースイッチ版とPC版については画面を共有しての2Pプレイも可能だ(ライフ共有式なので難度は高いが)。
コントローラーがあればiOS版でお試し!
ローグライト×シューティングの本作は、毎回新しいプレイが楽しめる一方でパターンを覚えて弾を避け敵を撃破するというシューティングらしい攻略が通用しない。
そのため、そもそもゲームとしてけっこう人を選ぶタイプの作品になっているのは否めない。
どんな作品なのか触れてみたい、という場合は安価なiOS版で試すのがオススメだが、コントローラーがないとゲームシステム以外の部分で苦戦するので、その場合は他機種版を選ぶといい。
ただし記事内でも触れたように、PS版はほかの機種に比べて内容が古いものになっているので、iOS版以外で遊ぶ場合はスイッチ版かPC版を選ぼう。