【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#125】スマホ版はNetflixユーザーなら無料&操作も問題なし!時間巻き戻しパズルアクション『Braid: アニバーサリーエディション』

2024-06-30 13:00 投稿

やり直しをテーマにしたパズルアクション

スマートフォン・タブレットと別機種で配信されている作品を比較していく企画の第125回。

今回扱うのは、時間の巻き戻しを駆使してギミックを解いていくパズルアクション『Braid: アニバーサリーエディション』(以下、『Braid』)。

比較に使用したのはiOS版とPS5版。ゲーム紹介ではスイッチ版の画像を使用していく。

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【価格】
iOS:無料
Android:無料
※Netflixユーザーならプレイ可能

PS4:2200(税込)
スイッチ:2200(税込)
PC(Steam):2300円(税込)

『Braid』とは
・時間の巻き戻しを駆使する横スクロールアクション
・巻き戻しの影響を受けないオブジェクトを利用するなどパズル色が強い
・プレイを進めていくと見えてくるストーリーのメッセージ性も高く評価されている

スマホ版と他機種版の違い
・スマホ版はタッチ操作のみに対応(操作性に大きな問題はない)
・時間巻き戻しのUIがスマホ版では視覚的にわかりやすく変化している
・スマホ版はNetflixユーザーであれば無料でプレイ可能

夏の日に『Braid』を

『Braid』は、ジャンプで敵を踏み越え穴を飛び越えていく往年の横スクロールアクションに、時間操作の概念を追加したパズルアクションゲームだ。

恐ろしいモンスターにさらわれてしまったプリンセスを探すティムが主人公となり、懐かしさもあるステージを攻略していくことになる。

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横スクロールアクションとしての操作は非常にシンプルで、左右の移動や網に張り付いての上下移動、そしてジャンプが基本だ。

敵を踏み台にすることで通常のジャンプでは届かない場所に移動するなど、クラシックな2Dアクションの感覚でプレイできる。

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▲ステージによっては敵をすべて踏むことでカギが開くといった仕掛けもある。

本作のアクションを独特のものにしているのが、時間の巻き戻し機能だ。

使用回数や発動タイミングに制限はなく、好きなタイミングで好きなだけ時間を巻き戻し、アクションの失敗をやり直すことができる。

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▲敵にやられてしまっても巻き戻せばいいため、ゲームオーバーにはならない。

巻き戻しは単に失敗をなかったことにするだけでなく、ギミックを解くための要素としても重要だ。

一部のオブジェクトは巻き戻しの影響を受けず、そのオブジェクトを手に入れたという事実はそのままに、巻き戻しで自分の位置だけを戻す、といったパズル的な使いかたをする場面も多い。

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▲緑色に光るオブジェクトは巻き戻しの影響を受けず、拾ってから巻き戻せば自分は落下前に戻るが、カギは手元に残ったままとなる。

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▲ボス戦ではシャンデリアを落として敵にダメージを与え、時間を巻き戻してシャンデリアを再利用する、といったこともできる。

各ステージにはジグソーパズルのピースが配置されており、これを集めていくことでステージごとに1枚の絵が完成していく。

パズルやステージの合間に配置されたテキストを読み解くことで、表面的に描かれている物語の裏にあるテーマを考えることができる、といった仕組みだ。

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▲パズルは左右の回転と位置合わせだけのシンプルなもの。重要なのは何が描かれているかに想いを巡らせる部分とも言える。

一見ただのかわいらしい世界に見えるが、プレイを進めていくとそれだけではないことが見えてくる作品で、そのストーリー面も高い評価を受けているため、未プレイの人にはぜひ触れてほしい一本だ。

なお、今回紹介している『Braid: アニバーサリーエディション』では開発者によるコメンタリーも収録されている。

オリジナル版をプレイした人も、改めて遊びつつコメンタリーを楽しめるだろう。

UIに若干の変化はあるが操作感はそこまで変わらず!

本作はすばやい操作よりは巻き戻しのタイミングなどが重要になることもあり、敢えて選ぶならコントローラと言ったところではあるが、タッチとコントローラとで操作感にそこまで違いはない。

ただし、スマホ版はコントローラ操作には対応していないようで、スマホに無線コントローラを接続してもとくに反応はなかった。

巻き戻し操作についてはUIが若干異なっており、他機種版は巻き戻し発動中にLB、RBなどのボタンで巻き戻しの速度を変更するが、スマホ版は巻き戻しボタンを押すと表示される上下の線に合わせてスライドすることで倍率の変更が可能だ。

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▲右下のメーターに合わせて指をスライドさせると巻き戻し・早送りの速度を調整できる。指の動かし方で巻き戻し速度を変更できるのは直感的で操作しやすい。

操作性よりも大きな違いとなるのは、販売形態だろう。

スマホ版はNetflixユーザーであれば無料でプレイできるので、ふだんからNetflixを利用しているのであれば、追加で課金が必要がないぶん非常にお買い得だ。

一方で他機種版であれば買い切りなので、配信停止等で遊べなくなる可能性がない、というのはひとつ大きいとも言える。

ポイントはおもに値段!

ゲーム内容やコメンタリー、操作性に関しては大きな差がないので、本作でポイントとなるのは販売形態・価格の面だろう。

前述のようにNetflixユーザーであれば無料でプレイできるので、すでにNetflixを利用しているのであれば、他機種でプレイすることに強いこだわりがない限りスマホ版でのプレイがオススメだ。

コントローラ操作にこだわる場合や、サブスクではなく購入しておきたいという場合は他機種版でプレイするのがいいだろう。

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