【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#124】iOS版は英語のみだがタッチ操作が快適!光を導くパズル『Archaica: The Path of Light』

2024-06-23 13:00 投稿

言語はそこまで大きな問題にならず!

スマートフォン・タブレットと別機種で配信されている作品を比較していく企画の第124回。

今回扱うのは、パズルとともにひとりの女性の人生における一幕を描くアドベンチャーゲーム『Archaica: The Path of Light アーカイカ ヒカリノミチヲミチビクモノ』(以下、『Archaica: The Path of Light』)。

比較に使用したのはiOS版とニンテンドースイッチ版。ゲーム紹介ではスイッチ版の画像を使用していく。

20240621_アーカイカ (1)

【価格】
iOS:400円(税込)
スイッチ:1500(税込)
PC(Steam):1480円(税込)

『Archaica: The Path of Light』とは
・光を反射させて導くパズルゲーム
・パズル本編以外に隠されたオブジェを探す遊びもある
・考える余地を残すヒント機能が親切

iOS版と他機種版の違い
・iOS版とPC版は日本語非対応
・スイッチ版は日本語に対応しているがタッチ操作には未対応
・タッチ操作の場合回転は1方向のみだが、スイッチ版は左右自由に回転可能

RPGのダンジョンでもよくあるアレ

『Archaica: The Path of Light』は、光源からまっすぐに伸びる光線を反射させ、対応したキューブに光を当てていくパズルゲーム。

反射用の鏡や光を延長、分岐させる装置などを移動・回転させ、狙った場所に光を導くシンプルな内容ながらに、正解を探る悩ましさがおもしろい作品だ。

20240621_アーカイカ (2)
20240621_アーカイカ (3)

▲マス目状に区切られた遺跡めいた空間でパズルに挑む。

各ステージにはクリスタルが配置されており、すべてのクリスタルに正しい色の光を導けばゴールが解放される。

また、ステージ内にはヒントを使うための光のかけらや、世界設定を閲覧するための石板も配置されている。

光のかけらや石板については無視してもクリアー可能だが、ステージの攻略度として記録されるため、隠された石板などを探す部分もパズルとは別のゲーム性を生んでいる。

20240621_アーカイカ (4)

▲パズルとは関係ない位置に光のかけらなどが配置されていることもある。

20240621_アーカイカ (5)

▲石板を探し出すと世界観を説明するテキストが表示される。

落ち着いたBGMとともに遺跡のなかでひたすらにパズルを解く本作。

序盤こそ簡単だが、光を直角に反射するオブジェだけでなく45度で反射するものも登場し、その後もさまざまなギミックが登場するため、けっこう悩まされることもある。

光のかけらを集めれば使用可能になるヒントは、オブジェの配置場所こそ示すものの、どのオブジェをどの角度で置くかまでは明らかにしないため、ヒントを使っても考える楽しさが失われないのもいいところだ。

20240621_アーカイカ (6)

▲光のかけら(基本的にはステージ内に3つ)を集めるとヒントが使用可能になり、指定した範囲内でオブジェクトを置くべき場所がわかる(黄色い丸のあるマスが配置すべき場所)。

そのほかにも、ステージ内で特定の光を当てることで隠しステージのアンロックにつながる光の鍵や、実績的な要素も用意されており、シンプルながら遊びがいのあるパズルゲームとなっている。

20240621_アーカイカ (7)

▲実績を満たしていくとトーテムを囲む石が開いていく。

iOS・PC版は日本語未対応だがそこまで問題なし!

本作はiOS、スイッチ、PCで配信されているが、このうち日本語に対応しているのはスイッチ版のみとなる。

とは言え、各種オブジェクトがどのような働きをするかは実際にプレイすればすぐ理解できるので、英語版でもプレイにそこまで問題はない。

20240621_アーカイカ (8)

▲画像はiOS。石板を集めた際のフレーバーテキストはあくまで雰囲気作りに留まる印象なので、しっかり読めなくてもパズルにはそこまで影響しない。

iOS版は他機種版に比べて値段も安くなっており、タッチ操作によるオブジェクトの移動も快適だ。

スイッチ版は日本語に対応している一方でタッチ操作には対応しておらず、オブジェクトを移動させる際のカーソル移動は動きがやや硬く感じられた。

20240621_アーカイカ (9)

▲画像はiOS版。iOS版はタップするたび時計回りに回転し、スイッチはLRで自由に回転可能なので、回転操作に関してはスイッチ版のほうが楽ちんだ。

そのほか、パズルに挑む前のメニュー画面についても若干UIが変化はしているが、こちらもプレイへの影響はほぼない。

パズルの内容については機種ごとの差はないので、ポイントとなるのは前述した言語や値段、操作性の部分となるだろう。

値段面も含めるとiOS版がオススメ!

日本語に対応していないというのは大きなネックにも感じられるが、本作はとくにキャラクターによる会話などもなく、パズルを解くうえでも言葉はほぼ必要ないため、影響はそこまで大きくない。

グラフィックがきれいなぶん端末の発熱もやや強い印象だが、スイッチ版でも本体がそれなりに熱くなっていたので、ここに関してはそこまで差がないと言えるだろう(PC版はスペック次第だが)。

iOS版は他機種版の3分の1近い価格となっているので、どうしても英語がダメ、ということでなければこちらがオススメだ。

⇒【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?】バックナンバーはこちら

Amazon人気商品ランキング 一覧を見る

最新記事

この記事と同じカテゴリの最新記事一覧