
【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#120】タッチ操作の快適さに差アリ!短編映画のようなパズルADV『Behind the Frame 〜とっておきの景色を〜』
2024-05-26 13:00 投稿
ショートムービーのような作品
スマートフォン・タブレットと別機種で配信されている作品を比較していく企画の第120回。
今回扱うのは、シンプルなパズルとともに短編映画のような感覚で物語を楽しむ『Behind the Frame 〜とっておきの景色を〜』。
比較に使用したのはiOS版とPS4版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。
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【価格】
iOS:900円(税込)
Android:730円(税込)
PS4:1320円(税込)
スイッチ:1320円(税込)
PC(Steam):1500円(税込)
『Behind the Frame 〜とっておきの景色を〜』とは
・絵描きの少女が主人公のクリック%ポイント型ADV
・描きかけの絵に正しい色を塗っていくパズルも登場
・プレイボリュームは2時間程度と短く、短編映画のように楽しめる
スマホ版と他機種版の違い
・PS版はカーソルを使った操作だが、快適さはスマホ版が上
・PS版やPC版にはトロフィー(実績)があり隠し要素を探す楽しみアリ
・PS5、PCではVR版も配信されている
短時間ながらに物語、ビジュアル、サウンドよし
『Behind the Frame 〜とっておきの景色を〜』は、絵描きの少女を主人公にした物語が楽しめるアドベンチャーゲーム。
パノラマで描かれた室内にある家具や絵画などを調べ、ときにはパズルを解いてストーリーを読み進めるポイント&クリック型のアドベンチャーだ。
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▲360度見渡せるパノラマ空間や声のないアニメーションによるストーリー描写など、アート面はとくに力が入っている。
絵描きの少女が主人公ということで、描きかけの絵に適した色を塗っていくようなパズルもあり、そこでは単純にタップするだけでなく、筆を走らせるような操作で色を塗ることになる。
ある程度塗りつぶせば残りは補完してくれ、判定もそこまでシビアではないので、操作としてはいたってシンプルだ。
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▲絵具を使って絵に色を入れていく。
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▲同様になぞる操作でスケッチを描く場面も。
ほかのパズルも複数あるボタンを特定の場所だけ押すなど簡単な内容になっており、頭を使って謎を解く快感を求める、というよりは能動的に物語を追っていく楽しみを味わうものになっている。
ゲームのボリューム自体は2時間程度でクリアー可能と短めになっており、パズルが苦手な人でも楽しみやすい作品と言えるだろう。
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▲パズルを解くことで絵具が手に入り、絵を完成させて物語を進めることができる。
やさしいタッチのビジュアルもさることながら、本作は起動時にヘッドホンの使用が推奨されており、リラックスできるBGMやコーヒーを注ぐ音などの環境音も心地よい。
短編ながらにプレイヤーに考察させるような内容になっており、物語面も楽しめるので、ゲームというよりは短編映画や小説を買うような感覚で購入するのがオススメな作品だ。
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▲スピーカーでも問題ないが、ヘッドホンでプレイするとより楽しめる。
タッチ操作の快適性に違いアリ
今回はPS4版とスマホ版とで比較を行ったが、気になったのは操作性の違い。
本作は元々PC、スマホ向けに配信され、その後PS4版とニンテンドースイッチ版が発売された。
クリック&ポイント型ということもあり、操作はマウスやタッチに適したものとなっている。
スイッチ版はスマホと同様にタッチ操作を行えるものの、PS版は基本的にスティックを使ったカーソル操作とボタンによるクリック操作でのプレイとなる。
カーソルスピードを変更できないこともあり、PS版での探索や色塗りなどの操作はややスローに感じた。
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▲バラバラになった紙片を集めて復元する場面なども、快適さはスマホ版に軍配が上がる。
PS版もタッチパッドを使っての操作は可能だが、色を塗る際はタッチパッドを押し込みながら、あるいは×ボタンを押しながら指を動かすため、操作性はスマホ版に一歩譲る印象だ。
一方で、PS版ではPC版の実績がトロフィーとして実装されている。スマホ版には実績要素がないので、隠し要素を探すような楽しみかたができるのは特徴と言えるだろう。
なお、PCやPS5では本作のVR版も配信されており、値段はやや上がるもののパノラマ空間をより没入感豊かに楽しめる。
オススメはスマホ版!
前述の通り、本作は2時間程度の短いボリュームとなっており、手軽に楽しめる作品だ。
直感的なタッチ操作との相性もよく、余計なことに気を取られずパズルや物語に集中できる、という意味ではスマホ版がオススメだ。
本作はそもそも安価ではあるが、スマホ版は他機種版に比べてさらに安くなっているので、リーズナブルに遊べるという点もポイント。
隠し要素探しを楽しみたい場合は実績やトロフィーのあるPC版、PS版をプレイするといいだろう。PC版では無料体験版も配信されている。
VR機器を持っている場合、VR版でのプレイを検討するのもアリだ。
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