【逆転オセロニア】“オセロニアンの戦2023”全国大会リポート（前編）

予選にはヒカキンさんも参戦！ ドーモ、世界のザキヤマです。 本稿では、2023年12月17日にイベントスペースEBiS303にて開催された、“オセロニアンの戦2023”の当日予選と、全国大会の準々決勝までの様子をお届けしていきます。 大会アーカイブはこちら ⇒“オセロニアンの戦2023”公式サイト ⇒大会ルール 本大会は、全国6都市とオンライン、そして当日予選を勝ち上がったプレイヤーによるトーナメント。なお午前中に開催された当日予選は、参加数209名、戦数は“8”にて行われました。 さらに、当日は“一般選手”としてヒカキンさんも参戦！ 姿を現すとともに、会場からは大きな歓声とどよめきが。 ちなみにヒカキンさんは、2019年“戦”の当日予選にも選手として参戦。モチーフキャラの“ヒカキソ”も実装済みですが、ご本人も古参プレイヤーとして名を馳せている存在でもあります。予選では楽しみつつも、集中して取り組んでいる様子が見て取れました。 なおヒカキンさんは、戦績としては8戦2勝と奮わなかった模様。「最初に2勝できたからイケる！ と思ったのですが（笑）。2019年に参加したときより、本当にレベルが上がっていましたね……」とコメントを残しました。 当日予選の決勝に進出したのは上記の4名。別室にて決勝が行われ、ももも選手が全国への切符を手にしました。 全国決勝 【ファイナリスト一覧】 ・きわきわ選手（九州地区代表） ・KG選手（中部地区代表） ・ツッキー選手（北海道地区代表） ・まっつー選手（関東地区代表：優勝） ・とこまゆげ選手（関東地区代表：準優勝） ・うっちー＠皐月選手（東北地区代表） ・卍たなきー卍選手（関西地区代表：優勝） ・フィリア選手（関西地区代表：準優勝） ・でーす選手（オンライン予選代表） ・ももも選手（当日枠代表） 関東2位・関西2位戦 とこまゆげ選手 VS フィリア選手 第1戦 先攻：フィリア選手 後攻：とこまゆげ選手 フィリア選手は暗黒竜、とこまゆげ選手は神殴り。相性としては神殴りが有利な対面となりました。 フィリア選手は2手目にフォイムントで風車進行。とこまゆげ選手は2ターン目に金色フギン＆ムニンが到来し、これを辺に付ける好調な滑り出し。続けてB3にダフネを選択していきます。 4ターン目時点でとこまゆげ選手の手駒は、イシュタル、ハクタク、クラリーチェと潤沢。対するフィリア選手もトネルムの設置に加え、クリスマス・イモードラが控えている好配牌です。 フィリア選手は捕食で粘るものの、最終的にはとこまゆげ選手がハクタクをイシュタルにつなげフィニッシュ。まず1戦を制しました。 第2戦 先攻：とこまゆげ選手 後攻：フィリア選手 とこまゆげ選手は閃撃デッキ、フィリア選手はリアンツィール魔デッキ。 先攻のとこまゆげ選手は2手目に左上Xにマロニィをなり打ち。対するフィリア選手は、サマー・ブランジェッタをその下に付けていきます。 4ターン目、とこまゆげ選手はサマー・ブランジェッタを消さずに許容。HPとしてはとこまゆげ選手が不利な状態でしたが、獄炎のアベルで耐える作戦に切り換えていきます。 しかし、とこまゆげ選手は終盤までS駒に恵まれず苦しい展開。フィリア選手がウィブサニアのコンボラインを作ったこともダメ押しとなり、2戦目は同選手が取り返しました。 第3戦 先攻：フィリア選手 後攻：とこまゆげ選手 フィリア選手はギルガメッシュトップの神デッキ、とこまゆげ選手はリアンツィール魔デッキ。 フィリア選手は手駒巡りが好調。召喚駒を増やしつつ、ライラで風車に進行していきます。対するとこまゆげ選手は、B2で直ぐさまライラを消すことを選択。 4ターン目、とこまゆげ選手に到来したウィブサニアで有利になったようにも見えましたが、フィリア選手はヴィーナスでコンボ導線を構築。 とは言え、とこまゆげ選手はヴィーナスを返すと他のコンボ導線がつながってしまうため、一旦回して勝機をうかがうことに。 ここからはフィリア選手が優位な流れに。とこまゆげ選手はヴァイセでイグナーツのコンボをつなげるもののフィニッシュには僅かに届かず。関東2位・関西2位戦はフィリア選手が勝利しました。 オンライン・当日予選戦 でーす選手 VS ももも選手 第1戦 先攻：ももも選手 後攻：でーす選手 ももも選手は魔ラニデッキ。でーす選手はリアンツィールデッキ。 ももも選手は初手に防御のシェムケリーを設置。対するでーす選手は、横にリアンツィールを付けていきます。ももも選手はリアンツィールのコンボを嫌い、これをいちこで直接消していくことに。 4ターン目時点ではHPは拮抗していましたが、でーす選手が辺にウィブサニアの導線を通したことが契機に。まずはでーす選手が1戦を勝利しました。 第2戦 先攻：ももも選手 後攻：でーす選手 ももも選手は閃撃デッキ、でーす選手はギルガメッシュデッキ。先攻のももも選手は風車進行を選択していきます。 3ターン目、でーす選手は召喚駒の数を維持するため、Xにエルヴィンを設置。対するももも選手は、ニルスでエルヴィンを直接返していくことに。 6ターン目時点では接戦でしたが、ももも選手が返せないマスにアルメンダリスの確定導線を構築。でーす選手はボルトヒールで回復するものの、続けてのターンにももも選手がアルメンダリスのコンボも活かして勝利。1戦を取り戻し、勝敗は3戦目に委ねられました。 第3戦 先攻：でーす選手 後攻：ももも選手 でーす選手は閃撃、ももも選手はギルガメッシュデッキ。第2戦とは互いに逆のデッキメイクとなりました。 でーす選手は風車に進行。ももも選手はXに付け、でーす選手がこれを直接返す……といった盤面進行は第2戦と同じです。 状況が動いたのは5ターン目から。アタッカーが揃っているももも選手に対し、でーす選手には決定力の高い駒がなかなか引けません。 そして7ターン目、ももも選手がドローしたプシュケーが決定打に。周年ヴァイセのライフバーストも合わせて見事フィニッシュし、ももも選手が準々決勝に進出しました。 準々決勝第1試合 きわきわ選手 VS まっつー選手 第1戦 先攻：まっつー選手 後攻：きわきわ選手 まっつー選手は閃撃デッキ、きわきわ選手は暗黒。互いに竜デッキを選択した形となりました。 まっつー選手は風車に進行。きわきわ選手は2手目に逆鱗の龍麗を置ける、暗黒竜の理想的な流れ。対するまっつー選手は、閃気配布と使いたい駒がマッチしにくいターンが連続してしまいます。 7ターン目にまっつー選手がアベルをドローしたことで、状況はやや好転。月の閃気こそ得られなかったものの、ゲイ・ボルグを打ちつつアルメンダリスのコンボも活かしていきます。 しかし11ターン目できわきわ選手の手にシェンメイが到来。バーストバリアを貫く大ダメージを与え、1戦を勝利しました。 第2戦 先攻：きわきわ選手 後攻：まっつー選手 互いにリアンツィール魔デッキによるミラーマッチ。 きわきわ選手は2手目にランドシャークをなり打ち。まっつー選手はその横にファビオを付けていきます。 盤面には互いにサマー・ブランジェッタも控えており、駒選択も似通った接戦。 しかし、きわきわ選手がエンデガを使用済みであることを見越し、まっつー選手がサマー・ブランジェッタのバフコンボを恐れず横に付けたことが契機に。 きわきわ選手は、やむなくヴァイセでコンボを発動するものの飛ばし切れず。まっつー選手はリスクを負いつつもぎ取ったリルファウナのコンボも含めフィニッシュし、見事1戦を取り返しました。 第3戦 先攻：まっつー選手 後攻：きわきわ選手 まっつー選手はギルガメッシュ、きわきわ選手は神殴りデッキ。 まっつー選手は風車進行でライラを設置。きわきわ選手はこれを直接返し、B2にバフの赤芽球＆骨髄球を設置していきます。 3ターン目、きわきわ選手の手にヴィクトリアが到来。一時代を築いたものの近年見かけにくいキャラだったこともあり、会場は大いに沸くことに。 そして5ターン目、きわきわ選手がヴィクトリアを使用。理想火力の高さを十分に発揮し、ライフバーストコンボでも圧をかけていきます。 以降は互いにフィニッシュラインを探り合う息詰まる展開。しかし、まっつー選手の手に訪れた神悠一が決定打となり、同選手が準決勝に進みました。 準々決勝第2試合 ツッキー選手 VS 卍たなきー卍選手 第1戦 先攻：卍たなきー卍選手 後攻：ツッキー選手 卍たなきー卍選手はリアンツィール魔デッキ、ツッキー選手は神殴りデッキ。 卍たなきー卍選手は風車に進行。また初手からウィブサニアが控えている好配牌です。ツッキー選手も2手目に金色フギン＆ムニンをドローする理想的な流れ。 4ターン目、卍たなきー卍選手はXに打ったツッキー選手のエクレルを返しつつ、A2にウィブサニアを設置。 6ターン目、ツッキー選手はアラジンを使用。サマー・ブランジェッタの導線が空いたものの、卍たなきー卍選手は飛ばないと判断し、イグナーツで一旦回すことに。 HPから後がないツッキー選手でしたが、イリオット（エンデガと同性能）とイシュタルのコンボでフィニッシュに成功。まず1戦を勝ち取りました。 第2戦 先攻：卍たなきー卍選手 後攻：ツッキー選手 卍たなきー卍選手は、同選手の伝家の宝刀とも呼べる神殴りデッキをチョイス。ツッキー選手はアレストップの魔デッキです。 卍たなきー卍選手は罠を置かれる前に削り切るべく、初手からハクタクを切っていきます。 ツッキー選手は罠をテンポよく設置。卍たなきー卍選手は罠を慎重に精査しつつ、バフ駒を設置。一撃必殺への下準備を整えていきます。 しかし6ターン目、ツッキー選手が3枚コンボ封じの冒険ダークアサシンを使用。「相手の神駒4枚以上」と条件がきびしいもののこれを達成し、卍たなきー卍選手の導線をすべて潰すことに成功します。 HPとしてはツッキー選手が不利だったもののメルヴェユールを設置し、コンボのベノムヒールで回復。続けてアレスでこれをリペアし一気に優位に。選択肢を的確に削いでいくプレイングで、ツッキー選手が準決勝に進みました。 準々決勝第3試合 うっちー＠皐月選手 VS フィリア選手 第1戦 先攻：うっちー＠皐月選手 後攻：フィリア選手 互いに閃撃デッキによるミラーマッチ。さらに互いにアルメンダリスが控えている手駒巡りです。 先攻のうっちー＠皐月選手はなり打ちを選択。両選手とも閃気との兼ね合いも熟慮しつつ盤面が進んでいきます。 フィリア選手は4ターン目にアルメンダリスの導線をチラつかせる選択。うっちー＠皐月選手はこれは許容せず直接返すものの、フィリア選手の手にはゲイ・ボルグも控えており、これで角取り。 うっちー＠皐月選手はトモルの導線とアルメンダリスで大ダメージを与えるものの、バーストバリアもあり削り切れず。1戦目はフィリア選手が先制しました。 第2戦 先攻：うっちー＠皐月選手 後攻：フィリア選手 うっちー＠皐月選手はマナデッキ。フィリア選手はリアンツィールデッキ。うっちー＠皐月選手は、仙台予選の壇上で鮮烈な印象を残したマナデッキの採用です。 うっちー＠皐月選手は格闘玄壱で風車に進行。フィリア選手はサマー・ブランジェッタのゾノバの導線を作るべく、これを直接返していきます。 6ターン目時点でHPは接戦していましたが、フィリア選手がヴァイセでリルファウナのコンボを発動。うっちー＠皐月選手の残りHP6397に対し6451ダメージという見事な読み切りで、準決勝に進出しました。 準々決勝第4試合 KG選手 VS ももも選手 第1戦 先攻：KG選手 後攻：ももも選手 互いに閃撃デッキによるミラーマッチ。先攻のKG選手は、閃気が重複するものの玄壱を使用。ダメージ優先で十字に打っていきます。 ももも選手は2ターン目にゲイ・ボルグを設置。3ターンのあいだの被ダメージ減で有利を取ることに成功します。 閃気配分やバーストバリアの存在もあり、ももも選手が有利な展開。KG選手も最良の手を打っていくものの、HP差はひっくり返らず。初戦は勢いそのままに、ももも選手が勝利しました。 第2戦 【初戦】 先攻：ももも選手 後攻：KG選手 【2戦目】 先攻：ももも選手 後攻：KG選手 ももも選手はアルキメデストップの耐久デッキ、KG選手はギルガメッシュデッキを選択します。 長期戦になることが確実のため、KG選手はリリースする駒を慎重に吟味して立ち回る……と思いきや、思い切りよくX進行で押し切っていく流れ。 ももも選手はオーラ駒が渋滞、スキルを発動できないターンも発生してしまいますが、ウォルプターズの回復で耐え凌ぐことに。 対するKG選手は攻め手は緩めず、それでいて盤面優位を取る、緩急自在な打ち筋も披露。 HPとしては、ももも選手が徐々に盛り返していくものの盤面はやや不利に見え……といったところで通信切断が発生してしまい仕切り直し。 再戦後も、ももも選手が先攻。KG選手も初戦と同じくXに進行していきます。ただし以降の展開は異なり、ももも選手は盤面を重視。 これを受けたKG選手は、より攻撃的な攻め手を選択。周年メーティスの代償コンボをくり返し利用し、脅威度の高い導線もつねに残す立ち回り。 ももも選手は大きくHPを回復していきますが、KG選手も効果的にダメージを与え続け、イタチごっこの様相を呈する長期戦に。 最終的にはKG選手が見事勝利。中部予選の決勝と同じく、強豪の回復耐久にHP勝ちという偉業を達成しました。 第3戦 先攻：ももも選手 後攻：KG選手 ももも選手はリアンツィール。KG選手はパズズトップのダメージフィールドデッキ。KG選手の非常にめずらしいデッキチョイスに会場からは歓声が上がりました。 ももも選手はX進行を選択。ダメージフィールド対策と思われる進行を選択します。 4ターン目時点ではKG選手がHP不利でしたが、ここでルキアを使用。ももも選手はコンボ付きの駒を使いたい盤面でしたが、引き出されたのはヴァイセ。 ここからはKG選手が有利に。クセの強いダメージフィールドを完璧に使いこなし、最後は周年ファウストでフィニッシュ。卓越した臨機応変な打ち回しで勝利を掴み、準決勝への進出を果たしました。 ▼準決勝・決勝戦の模様は後編へ！

対応機種	iOS／Android
価格	無料（アプリ内課金あり）

ジャンル	RPG／テーブルゲーム
メーカー	DeNA
公式サイト	https://www.othellonia.com/
公式Twitter	https://twitter.com/Othellonia_info
配信日	配信中
コピーライト	オセロ･Othelloは登録商標です。TM&Ⓒ Othello,Co. and Megahouse / © DeNA Co.,Ltd.