『ヴイアライヴ』定点観測-38:12月のテーマはダンス!実装されたばかりの3Dをさらにパワーアップさせるレッスン【アイマス日記第290回】

2023-12-09 10:00 投稿

スペシャルダンスチーム・“RAB”が超絶テクを披露!

バンダイナムコエンターテインメントが展開する『アイドルマスター』シリーズ関連の話題を取り上げる『アイマス日記』。

『ヴイアライヴ』定点観測では、バーチャルな姿で活動するアイドル候補生・灯里愛夏さん(以下、愛夏さん)、上水流宇宙さん(以下、宇宙さん)、サラ・レトラ・オリヴェイラ・ウタガワさん(以下、レトラさん)を、真のアイドルに育て上げるプロジェクト『ヴイアライヴ』について記録していく。

担当:東響希

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『ヴイアライヴ』では、アイドル候補生たちのデビューに向けたスキルアップとして、毎月テーマを設けて1ヵ月をかけて挑戦していく企画が行われている。今年の最後となる12月のテーマは“ダンス”である。

先日、候補生全員の3Dが実装され、歌とダンスを組み合わせたパフォーマンスが可能になった。これからは、細かい動きを取り入れた配信も行われるだろうと予想されていたが、さっそくダンスにフォーカスしたレッスンとなったわけだ。公式レッスンのMCはお馴染みお笑いコンビ芸人・土佐兄弟が担当し、特別講師にはYouTubeやさまざまなイベントで超絶ダンステクニックを披露するパフォーマーチーム“リアルアキバボーイズ”(以下、“RAB”)が登場した。

“RAB”は、ブレイクダンスなどをバリバリ踊れるメンバーでオタク文化も愛するダンスチームである。チェックのシャツにジーンズ、頭にバンダナを巻くなど、懐かしさも感じる秋葉原オタクのファッションスタイルで踊る、アニソンやボカロなどの踊ってみた動画が話題だ。単独イベントや対バンライブ、さまざまな大会への出演などでも好成績を残しており、日本のダンスシーンにおいてもトップクラスのテクニックを持つチームである。

そんな“RAB”のメンバーの中から、今回は講師として涼宮あつきさん、マロンさん、ネスさんの3名が登場。最初の自己紹介では、ネスさんが『アイドルマスター シンデレラガールズ』の“神谷奈緒”担当Pであることを語り、他のふたりからもいつも以上に緊張していることをいじられる。自分たちと同じアイマスブランドの“プロデューサー”ということで、コメント欄も暖かい空気に包まれる。

さっそくダンスの魅せかたを学ぶということで、まずはマロンさんがステージではつねに100%のパフォーマンスが出せるようにすることが大事だと語る。実際のところ、緊張で委縮したり振りを完璧にしようとして周りが見えなくなったり、ステージで100%出すというのは難しいとのこと。そうならないためにも、練習の段階からいつでも100%を出せる状態を作る訓練が必要だという。さらに、100%をつねに出せるとパフォーマンス中のメリハリをコントロールできるようになり、ダンスのキレも増すという。

プロジェクトに参加して初めてダンスに触れたレトラさんは、自分が何%なのかというのもよくわからないので、どうすればその実感が持てるのかを質問。それに対し「あまりオススメしない」としながらも、奇声を上げながら踊ってみると限界を超えられると語る。砲丸投げの選手が大声を出すことを例にして、友だち同士でふざけながら奇声を発して踊っていたときにゾーンに入ったことがあり、くり返すとそのゾーンに入る感覚がわかってくるという。

ネスさんは、自分の性格やキャラクター、もしくは踊る曲が持っているイメージを大事にすることについて言及。ダンスにおいては曲のイメージとダンスのポーズや振りが合っているか、またソロパートなどがあった場合はそれぞれの持つ個性が表現できているかなど、パフォーマンス全体を向上させるには非常に重要な要素だと語る。

宇宙さんは、自分の性格やキャラクターと合っていない曲を踊る場合、それでも個性を出すべきか、それとも完全に曲に合わせたダンスにするべきかを質問。これについては、この曲にはこのダンスがいいという共感で惹きつけることもあれば、曲の中に意外な振りを入れてサプライズで楽しませることもあるので、使い分けを意識してうまく取り入れてほしいと返答した。

涼宮さんは、アドリブを使ったキャッチーな動きで魅力を出す大切さを語る。ダンスは、何を踊るかというよりも誰が踊っているかということのほうが需要だと言及。ダンスパフォーマンスはチームでできることが多いが、基本の全体の振りは出来て当然のことで、そこに自分らしい個性やアドリブを表現することで、ひとりひとりのファンになってくれる人も増えるとのこと。

実際にいろいろな“RAB”のダンス動画を見ているという愛夏さんは、どういった発想でダンスを組み上げているのかを質問。涼宮さんはクールでカッコイイというイメージを持たれがちなブレイクダンスを、コミカルにするというギャップで魅せることを念頭に置いていると返答。また、ある種の身内ノリ的に自然に楽しんでいるものであり、だからこそおもしろいものが生まれているのではと考察した。

ここで、候補生の現状のダンスレベルを確認するため、先日の3Dお披露目配信で歌ったオリジナル曲“リローディング”のパフォーマンスシーンを確認。それぞれが“RAB”の講義を受けたうえで見返すと、さらに向上できるところがありそうだと自己分析を行う。講師陣からも、想像以上に踊れているという称賛やそれぞれの個性もしっかり出ているのではと好評の様子。“プロデューサー”でもあるネスさんは、「素晴らしい!」と拍手喝采である。

さらに講師陣がそれぞれのソロ曲のダンスの注目ポイントもピックアップ。涼宮さんは、愛夏さんの“Blooming Star”の冒頭について、手の動きだけで豊かな表現力が感じられ、一目見ただけでうまいとわかったと絶賛。こういったしなやかなダンスは間違いなくうまいが、メリハリのあるダンスやるとどうなるかも見てみたいと興味津々。どちらもできるようになれば、さらにレベルが上がるだろうとアドバイスを送った。

マロンさんは、宇宙さんの“ダンス・ダンス・ダンス”をピックアップ。余裕感のある表情とリズムキープ力に注目し、しっかり振りが体に入っていることが感じられる余裕感と、リズムが乱れない安定感を好評した。すでに全体の完成度が高いので、100%の土台を120%に上げダンスのキレの幅を広げるなどすれば、さらにいいパフォーマンスができるだろうと語った。

ネスさんは、レトラさんの“1st Call”をピックアップ。ダンス初経験とは思えないレベルの高さだと評価しながら、手の動きや足を上げたときに自然とかっこよく見える立ち姿の美しさについて言及。ただし、ダンスについてはどちらかと言えば自然な動きから始まっているので、「チャレンジになるが」と前置きしたうえで、つねにリズムがある曲にトライし、グルーヴ感を出せるようになるといいとした。

最後は月末の公式配信で候補生が挑戦する課題として、それぞれの講師が選んだ楽曲から実際にダンスパフォーマンスを行うという内容が発表される。講師陣がそれぞれ、実際にお手本として踊りながら発表するということでネスさんは“#HE4DSHOT”、マロンさんは“GO MY WAY!!”、涼宮さんは“乙女よ大志を抱け!!”のワンコーラスのダンスを披露する。冒頭は、本家と同じような振りながら、途中からそれぞれの個性全開で、素人には到底不可能な超絶ダンスを見せ、候補生は絶賛しつつも「無理無理無理!」と驚愕の様子。講師陣から、「今のはあくまで例として、自分たちのオリジナル要素を加えている」と語られ、候補生にもそれぞれのオリジナリティの要素を入れてチャレンジして欲しいとしたうえで、愛夏さんは“GO MY WAY!!”、宇宙さんには“乙女よ大志を抱け!!”、レトラさんには“#HE4DSHOT”を指定した。

講師陣の話からそれぞれの選曲については、候補生それぞれのダンスの幅を広げる要素が感じられ、3Dをフル活用したパフォーマンスはさらにパワーアップするだろう。また、ダンスにはオリジナリティを組み入れることも課題とされており、3人が体を使って魅せるセンスも試されている。年末最後となるであろう公式配信で、どのような成果を見せてくれるのか大いに期待したい。

©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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