『ヴイアライヴ』定点観測-55:ストリーマー御用達タイトルでファンの可能性がさらに広がる【アイマス日記第317回】

2024-06-17 15:00 投稿

まさかのタイトルにチャレンジ

バンダイナムコエンターテインメントが展開する『アイドルマスター』シリーズ関連の話題を取り上げる“アイマス日記”。

『ヴイアライヴ』定点観測では、バーチャルな姿で活動する灯里愛夏さん(以下、愛夏さん)、上水流宇宙さん(以下、宇宙さん)、サラ・レトラ・オリヴェイラ・ウタガワさん(以下、レトラさん)のライバーアイドルプロジェクト、『ヴイアライヴ』について記録していく。

担当:東響希

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『ヴイアライヴ』では、これまでメンバーたちがさまざまなゲーム実況配信を行ってきた。3人の中では、宇宙さんが趣味としてゲームを挙げているが、愛夏さんやレトラさんもさまざまなゲームにチャレンジしている。ソロ配信や合同配信でも、それぞれが負けず劣らずのテクニックを見せており、ゲームプレイに関して3人とも基本的にレベルが高い印象だ。そんな中で、今回は前回取り上げたいと予告していた、レトラさんの直近の配信に関する話題だ。

まずは、6月10日に配信した『鉄拳8』のランクマッチ挑戦企画。いまさら説明するまでもないが、言わずと知れたバンダイナムコエンターテインメントの看板3D格闘ゲームで1994年の1作目のアーケード稼働から長年リリースされている大人気シリーズである。『鉄拳8』の配信自体は初めてではなく、これまでも『ヴイアライヴ』公式チャンネルの3人の合同配信にて、対戦プレイや視聴者参加型企画も行われてきた。最初の合同配信では、メンバー同士の対戦企画が行われ、本人が持っているフィジカルの強さが反映されたかのような強さで愛夏さんがふたりを圧倒。続く、視聴者参加型配信では、カジュアルな初心者からかなりの強さを見せるプレイヤーまでさまざまなレベルの参加者が集まる。強いプレイヤーには多少手加減してもらう場面もあり、結果的には一方的な負けということにはならず、和気あいあいとした楽しい配信となっている。

そして、今回はレトラさんがひとりで挑む『鉄拳8』のランクマッチだ。ランクマッチは自分とプレイスキルが近いプレイヤー同士がマッチして対戦を楽しめるシステムで、レトラさんは初めての参加なので一番下のランクである“入門生”からスタート。本作から登場した新キャラ“麗奈”を使用し、キャラクターカスタマイズで自分と同じ金髪にしたり、コスチュームのイメージも近いカラーリングにするなど気合いは十分だった。ところが、事前に練習も少ししたと語りつつ、本番では思ったようにコンボが決まらない状況で苦戦を強いられる。再度トレーニングモードでコンボを確認し、練習をくり返したがどうしても特定のキー入力が上手くいかないようだ。なんとか最初のランクアップで“初段”の昇格まではこぎつけたものの、つぎの段位である“二段”までは到達できない悔しい配信となった。とはいえ、レトラさんのいつもの明るいテンションとユニークなワードチョイスが光る配信だった。

続いては、直近行われたFPSゲーム『VALORANT』の配信である。こちらは、5対5のチームに分かれてさまざまなルールで戦うタクティカルシューターで、全世界的に多くのストリーマーやVtuberが配信を行っており、eスポーツとしても取り上げられるなど、メジャーなタイトルと言えるだろう。配信スケジュールが発表された際にはついにFPSゲームの解禁ということで、多くの期待のコメントも寄せられた。それもそのはずで、多くの“プロデューサー”も気づいていたが、これまでゲームの実況などで度々レトラさんの口からFPS用語が漏れていたからだ。とくに筆者が注目したのは、アクションゲーム『そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!ユニバース』の実況配信でのこと。そこでは、おそらく今回の『VALORANT』とは別のFPSゲーム『Apex Legends』の中でしか使われない用語を口にしていたため、いつかFPSゲームの配信もやって欲しいと期待していたところでもあった。

レトラさん自身、本作と『Fortnite』、前述の『Apex Legends』をプレイしたことがあるとを語っており、念願のFPSゲーム実況配信となった。しかし、好きなゲームであるがゆえに「ライブより緊張するかも」と、プレッシャーも感じている模様。ゲームのやり込み具合を感じられる点としては、「あまりうまくない」と口にしながらも、ゲーム内容がわからない“プロデューサー”にもプレイをしながら簡単にルールを説明したり、キャラクターの能力や特性についても解説してくれる。ときには、マップの形状から必要な立ち回りや豆知識なども語っており、初心者でないことは明らかだ。

また、複数のキャラクターを使いこなしており、それぞれどういった立ち回りが必要になってくるかも解説しながらプレイを進めていく。元々積極的に前に出て撃ち合うというより、読み合いと立ち回りで敵を倒していくイメージのゲームだが、レトラさんの選んでいるキャラクターは、その中でも前線を張るよりもアビリティを使って戦線をサポートするスタイルだ。「何もしてない」、「味方が強い」など、謙遜した発言をしていたものの、時折連続キルを決めたり、果敢に攻めて打ち勝つ場面もあり、「ナイス!」、「うまい!」といったコメントも見られた。

ただ、プレイヤーのスキルによってランクが決まるランク振り分け戦では、最終的な結果から“ブロンズ3”からのスタートとなる。下から6番目のランクで、レトラさんは想像よりはるかに低かったことに悔しがっている様子。この辺りもある程度のプレイ経験がある本気のプレイヤーらしいリアクションだ。その後、いくつかのキャラクターを使って複数のマッチをプレイし、気が付けば4時間を超える実況配信で楽しませてくれた。

『鉄拳8』のランクマッチや『VALORANT』などのように、さまざまなプレイヤーが参加しているゲーム実況は『ヴイアライヴ』を知らない視聴者にもアピールできるいい機会である。とくに『VALORANT』については、有名ストリーマーやVtuberも実況配信を行っており、ゲームを通じて外部のタレントと交流の機会が生まれ、一気にファンが増える可能性を秘めている。今後も、こういったオンライン対戦タイトルの配信にチャレンジしていけば、プロジェクトの認知度向上に繋がっていくのではないだろうか。

BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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